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5歳から11歳の方(以下「小児」という。)も、3月8日からファイザー社の「オミクロン株(BA.4/5系統)対応の小児用2価ワクチン」を受けられるようになりました。接種の詳細については、以下をご覧ください。
接種により得られる効果と副反応のリスクの双方について、正しい知識を持っていただいた上で、ご本人と保護者(親権者または後見人)の方の意思に基づいて、接種を受けるかどうかご判断ください。 |
(1) 接種の対象について
接種を希望する5歳以上11歳以下の方
<特に接種をお勧めする方>
慢性呼吸器疾患、先天性心疾患等、重症化リスクの高い基礎疾患(※)を有する方
接種にあたっては、あらかじめ、かかりつけ医などとよく相談してください。
(※) 日本小児科学会では、新型コロナウイルス感染症の重症化リスクが高い疾患の一覧等を公表しています。
「新型コロナウイルス関連情報」(日本小児科学会HP)
(2) 接種の料金について
無料です。
(3) 接種を受けることができる期間について
令和6年3月31日までです。
名称 | 接種時期 | 対象 |
---|---|---|
令和4年秋開始接種 | 令和5年8月31日まで | すべての小児 |
令和5年春開始接種 | 令和5年5月8日~令和5年8月31日まで |
基礎疾患のある小児は、さらに1回接種可能 |
令和5年秋開始接種 | 令和5年9月~ | すべての小児 |
(4) 接種を受けることができる場所について
お住まいの市町村内の医療機関や集団接種会場、また、障害や基礎疾患のある小児については、県が設置する小児接種センターで、接種を受けることができます。
〇お住まいの市町村内の医療機関や集団接種会場については、市町村の窓口にお問い合わせください。
〇県が設置する小児接種センターについては、下記のページをご覧ください。
(5) 接種に使用されるワクチンについて
【1・2回目接種】
ファイザー社(小児用)の従来ワクチン(1価)
(ファイザー社の12歳以上のものに比べ、有効成分が1/3になっています。)
【追加接種】
ファイザー社のオミクロン株(BA.4/5系統)対応の小児用2価ワクチン
(ファイザー社の12歳以上のものに比べ、有効成分が1/3になっています。)
(6) 接種回数及び接種間隔について
〇1・2回目接種について
1回目の接種から3週間の間隔を空けて、2回接種していただきます。
〇追加接種について
1・2回目接種を完了し、3か月以上の間隔をあけて、追加接種していただきます。
なお、ファイザー社(小児用)の従来ワクチン(1価)で3回目接種をした方も、3回目接種から3か月以上経過した後であれば、4回目としてファイザー社のオミクロン株(BA.4/5系統)対応の小児用2価ワクチンを接種していただけます。
(ほかのワクチンとの接種間隔について)
詳しくは下記「厚生労働省の新型コロナワクチンQ&A」をご確認ください。
新型コロナワクチンとそれ以外のワクチンは、同時に接種することはできますか。(厚生労働省)
(7) 保護者の同意・立ち合いについて
保護者(親権者または後見人)が、予診票に署名して小児への接種に同意するとともに、接種に立ち会うことが必要です。
なお、保護者が特段の理由で立ち会うことができない場合は、お子様の健康状態を普段から熟知する親族等で適切な方が、保護者から委任を受けて立ち会うことが可能です。
(8) 接種当日の持ち物について
・市町村より郵送されてきた封筒(接種券や予診票が送られてきた封筒)の中身一式
・本人確認書類(マイナンバーカード、健康保険証等)
・母子健康手帳(可能な限り)
(9) 接種後の注意事項について
接種を受けた日は、激しい運動は控えてください。入浴は可能ですが、接種部分を強く擦ったりしないようにしてください。
国が、現時点で公表している情報によると、以下のとおりとされています。
<効果>
接種を受けると、体の中で新型コロナウイルスと戦う仕組み(免疫)ができ、新型コロナウイルス感染症の症状が出にくくなります。1・2回目接種の発症予防効果は中等度の有効性、入院予防効果は接種後2か月間で約80%の有効性が報告されています。
また、時間経過とともに低下した1・2回目接種による発症予防効果が、3回目接種により回復すると報告されています。
<副反応>
接種後に注射した部分の痛み、疲れた感じ、頭痛、発熱等の症状が確認されていますが、ほとんどが軽度または中等度であり、現時点で得られている情報からは、安全性に重大な懸念は認められていないと判断されています。
また、3回目接種後7日以内の副反応は、2回目接種の後と比べておおむね同様の症状がみられ、2回目接種時を上回るリスクは報告されていません。
報告割合 | 接種後の症状 |
---|---|
50%以上 | 疼痛 |
10~50% | 疲労、頭痛、筋肉痛、発赤、腫脹、悪寒 |
1~10% | 発熱、関節痛、下痢、嘔吐 |
ごくまれですが、海外では小児でも軽症の心筋炎を発症した例が報告されています。
米国では、接種後の心筋炎の報告率は、5~11歳の男子の方が、12~15歳や16~17歳の男子より低いとされています。
接種後4日程度の間にお子様に胸の痛み、動悸、息切れ、むくみ等の症状がみられた場合は、速やかに医療機関を受診して、接種を受けたことを伝えてください。
なお、心筋炎と診断された場合は、一般的には入院が必要となりますが、多くは安静によって自然回復します。
詳しくは、下記のページをご覧ください。
新型コロナワクチンQ&A(厚生労働省HP)
接種後に副反応が疑われる症状が出て、医療機関の受診を希望される場合は、
1 まずは、かかりつけ医など身近な医療機関を受診してください。
2 診察の結果、専門的な対応が必要だと医師が判断した場合は、専門的医療機関が紹介されます。(注)
(注)2の専門的医療機関を受診するためには、かかりつけ医など身近な医療機関を受診した上で、医師からの紹介を得ることが必要です。
詳しくは、下記のページをご覧ください。
ワクチン接種後の副反応等に対応する医療体制について
接種により健康被害が生じ、医療機関での治療が必要になった場合や、障害が残った場合に、予防接種法に基づく救済(医療費・障害年金等の給付)を受けることができます。詳しくは、「予防接種健康被害救済制度」(厚生労働省HP)をご覧ください。
ワクチン接種後に副反応(副反応疑いを含む。以下「副反応等」という。)を発症した方に対して、医療機関で治療を受けた際の医療費等の経済的負担の軽減を図るため、県独自の「新型コロナワクチン副反応等見舞金」を支給いたします。詳しくは、「新型コロナワクチン副反応等見舞金について」をご覧ください。
市町村、愛知県、国が、それぞれ、コールセンターを設置し、ワクチン接種等に関する様々な疑問や不安にお答えします。
主な問い合わせ内容 | 問い合わせ先 (電話番号) |
対応時間 |
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1 接種会場、日時、接種券などワクチン接種に関する一般的な問い合わせ | ||
2 ワクチン接種の効果や副反応、新型コロナワクチン副反応等見舞金などに関する問い合わせ (聴覚障害者の方はこちらをご確認ください ) [PDFファイル/45KB] |
愛知県 (看護師によるワクチン副反応、健康相談窓口) |
【平日】 午前9時から午後5時30分まで |
【夜間・休日専用窓口】 |
【平日】 午後5時30分から翌午前9時まで 【土曜日、日曜日、祝日】 24時間体制 |
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3 ワクチン施策等に関する問い合わせ | 厚生労働省 新型コロナワクチンコールセンター (0120-761-770) |
【平日、土曜日、日曜日、祝日】 午前9時から午後9時まで |
〇「5~17歳の小児への新型コロナワクチン接種に対する考え方」(2022年8月10日)(日本小児科学会HP)
〇新型コロナワクチンコミナティについて(新型コロナワクチン接種を検討されている5歳以上のお子さまの保護者の方へ)(ファイザー社) [PDFファイル/2.39MB]
<重要>5歳から11歳のお子様と保護者の皆様へ
以下の事項について、ご理解いただきますようお願いいたします。 〇自分の考え、アレルギーや病気などの理由により、新型コロナワクチンの接種を希望しない人や受けることができない人もいます。それらの人の判断を尊重しなければなりません。 〇新型コロナワクチンの接種は強制ではありませんので、接種を希望しない人に接種を強制しては絶対にいけません。 〇新型コロナワクチンの接種を受けている、または、受けないことを理由に、周りの人を悪く言ったり、いじめをしては絶対にいけません。 いじめの問題などの相談は、下記のページをご覧ください。 法務省が作成した新型コロナワクチンに関する人権啓発動画は、下記のページをご覧ください。 |
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