愛知県の企業の取り組み

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子どもたちに夢を持つことやチームワークの大切さをスポーツを通じて伝えたい

トヨタ自動車株式会社

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弊社は「クルマづくりを通して社会に貢献する」という理念を創業の原点として、様々な社会貢献活動に取り組んでいます。今回は、豊田市で展開している全国初の産学官連携プロジェクト「MIRAIへつなぐ『夢の教室』in 豊田」というユニークな取組について紹介します。

活動内容について

MIRAIへつなぐ『夢の教室』 in 豊田

取組のきっかけ
2007年から日本サッカー協会(JFA)が「一人でも多くの子どもたちに夢を持つことの素晴らしさを伝えたい」という想いからスタートした「JFAこころのプロジェクト」。2014年JFAと豊田市が協定を締結したこのプロジェクトに、中京大学と弊社が支援団体として加わり、全国初の4者協働の取組みが始まりました。2015年度は、5月28日の元城小学校よりスタートし、2016年2月までに豊田市内の22小学校51クラスで授業を行います。
活動内容
子供たちのために、さまざまな競技のアスリートたちが「夢先生」となり学校を訪れ、体育館で一緒に体を動かすゲームを行い緊張をほぐします。その後、教室では「夢先生」の実体験をもって「夢曲線」※を使って語り合うことを通じ、夢を持つことの素晴らしさ、努力することの大切さを児童たちに伝えます。
※「夢曲線」:夢先生が、夢を追いかける過程で、どのような困難があったのか、そして、それをどのように乗り越え、その際に何が得られたのかを示すもの
従業員の参加
運動部アスリート1名とともに、人材育成研修の一環として若手社員(入社3年目)を1クラスに3名程度、ボランティアスタッフとして派遣し、授業をサポートします。
教室では児童たちへ夢を持つこと、挑戦することの大切さを学んでもらうと同時に、アスリートやボランティアスタッフも一緒に汗をかきながら現場の感動を共有しています。
協働のポイント
協働先が多ければ当然のこととして、立場がそれぞれ異なります。日程調整だけでもほかの活動より時間がかかります。そこで目的を明確し、それぞれ具体的にできること、協働して良い成果をあげていく意識を共有することが大事だと思います。
これからの課題
地域課題の解決には、企業だけ自治体だけでは限界があります。企業、行政、市民団体等の多様な主体が協働で課題を解決することが求められていると考えています。
活動名称 MIRAIへつなぐ『夢の教室』 in 豊田
活動開始時期 平成27年
活動場所 豊田市
活動分野 スポーツ
協働先の名称 JFA、豊田市、中京大学
活動情報紹介 http://newsroom.toyota.co.jp/en/detail/8032147

トヨタ交通安全キャンペーン

活動内容の詳細
1960年代に社会問題化されていた多発する交通事故に対し、1969年から全国の車両販売店などと共同で、「トヨタ交通安全キャンペーン」を開始しました。毎年、春・秋の全国交通安全運動に呼応し実施しております。
幼児の事故比率が高く、交通安全教育が不十分だったことに着目し、全国の幼稚園・保育所の新入園児向けに交通安全教材として絵本と紙芝居を贈呈。道路への急な飛び出しの危険や、道路の正しい渡り方を伝えています。絵本では、保護者向けに幼児の事故実態や、チャイルドシートの必要性なども解説。絵本と紙芝居の発行部数は、2014年度はそれぞれ約255万部と約4.8万部。累計はそれぞれ1億3,600万部と152万部を超えています。
キャンペーン期間中、全国販売店でのイベントなどを通じて、薄暮時の交通事故比率が高いという近年の実態から、「反射材の着用」をテーマに注意を呼び掛けています。
活動の成果
絵本と紙芝居の累計発行部数は、それぞれ1億3,600万部と152万部を超えています。
活動に関する今後の方針や予定
今後も、協働先と共に積極的に活動を継続します。
活動名称 トヨタ交通安全キャンペーン
活動開始時期 昭和44年
活動場所 日本全国
活動分野 交通安全
協働先の名称 内閣府、一般財団法人交通安全協会、全国トヨタ販売店、全国の車両販売店、L&F店、部品共販店、レンタリース店
活動情報紹介 http://www.toyota.co.jp/jpn/sustainability/social_contribution/safety_activities/campaign/

これから取組みを考えている企業への一言

企業は経済的主体としてだけではなく、地域からこの企業があってよかったと思われるような存在であることが必要です。社会や地域にどのような課題があって、解決が求められているかを現場で理解し、多様な主体とともに解決に取組むことで、企業の社会的責任(CSR)を果たすことが可能になるのではないかと思います。

その他の活動について

トヨタセーフティスクール
豊田市および周辺地域と静岡県小山町の幼稚園・保育所の年長園児を、それぞれトヨタ会館とトヨタ交通安全センター モビリタに招いて毎年開催している幼児向け交通安全教室です。
科学のびっくり箱!なぜなにレクチャー
青少年の理科離れという社会的課題への取り組みとして、小学校高学年を対象とした科学工作教室を1996年から毎年開催し、子どもたちに「モノづくりの大切さ」や「科学の楽しさ」を伝えています。
工場見学(小学生の社会科見学受入)
社会科の自動車産業の学習に合わせ、小学校5年生が工場・トヨタ会館を見学します。工場では、工程の作業内容がわかるモニターや見学コース最後の質疑応答で更に、理解を深めてもらう工夫をしています。
トヨタの森 自然体験プログラム
トヨタの森では、森内を自由に散策していただけるだけでなく、森遊びイベントや地域の小学生向けの自然体験プログラムを実施しています。
トヨタ・子どもとアーティストの出会い
次代を担う子どもたちがアーティストとの出会いを通じて、豊かな感性や夢を育むことを目的に、各地域のNPOと連携して、2004年より全国で展開しています。
職業体験プログラム
小中学生を対象にトヨタの仕事を体験してもらいます。仕事を終えた子ども達には、仮想通貨でお給料を渡し、トヨタ会館のショップで買い物を楽しめます。

企業情報

社名 トヨタ自動車株式会社
所在地 豊田市
創業年 昭和12年
従業員数 338,875名
主な業種 製造業

[トヨタ自動車株式会社]

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子どもたちに夢を持つことやチームワークの大切さをスポーツを通じて伝えたい

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弊社は「クルマづくりを通して社会に貢献する」という理念を創業の原点として、様々な社会貢献活動に取り組んでいます。今回は、豊田市で展開している全国初の産学官連携プロジェクト「MIRAIへつなぐ『夢の教室』in 豊田」というユニークな取組について紹介します。

活動内容について

MIRAIへつなぐ『夢の教室』 in 豊田

取組のきっかけ
2007年から日本サッカー協会(JFA)が「一人でも多くの子どもたちに夢を持つことの素晴らしさを伝えたい」という想いからスタートした「JFAこころのプロジェクト」。2014年JFAと豊田市が協定を締結したこのプロジェクトに、中京大学と弊社が支援団体として加わり、全国初の4者協働の取組みが始まりました。2015年度は、5月28日の元城小学校よりスタートし、2016年2月までに豊田市内の22小学校51クラスで授業を行います。
活動内容
子供たちのために、さまざまな競技のアスリートたちが「夢先生」となり学校を訪れ、体育館で一緒に体を動かすゲームを行い緊張をほぐします。その後、教室では「夢先生」の実体験をもって「夢曲線」※を使って語り合うことを通じ、夢を持つことの素晴らしさ、努力することの大切さを児童たちに伝えます。
※「夢曲線」:夢先生が、夢を追いかける過程で、どのような困難があったのか、そして、それをどのように乗り越え、その際に何が得られたのかを示すもの
従業員の参加
運動部アスリート1名とともに、人材育成研修の一環として若手社員(入社3年目)を1クラスに3名程度、ボランティアスタッフとして派遣し、授業をサポートします。
教室では児童たちへ夢を持つこと、挑戦することの大切さを学んでもらうと同時に、アスリートやボランティアスタッフも一緒に汗をかきながら現場の感動を共有しています。
協働のポイント
協働先が多ければ当然のこととして、立場がそれぞれ異なります。日程調整だけでもほかの活動より時間がかかります。そこで目的を明確し、それぞれ具体的にできること、協働して良い成果をあげていく意識を共有することが大事だと思います。
これからの課題
地域課題の解決には、企業だけ自治体だけでは限界があります。企業、行政、市民団体等の多様な主体が協働で課題を解決することが求められていると考えています。
活動名称 MIRAIへつなぐ『夢の教室』 in 豊田
活動開始時期 平成27年
活動場所 豊田市
活動分野 スポーツ
協働先の名称 JFA、豊田市、中京大学
活動情報紹介 http://newsroom.toyota.co.jp/en/detail/8032147

トヨタ交通安全キャンペーン

活動内容の詳細
1960年代に社会問題化されていた多発する交通事故に対し、1969年から全国の車両販売店などと共同で、「トヨタ交通安全キャンペーン」を開始しました。毎年、春・秋の全国交通安全運動に呼応し実施しております。
幼児の事故比率が高く、交通安全教育が不十分だったことに着目し、全国の幼稚園・保育所の新入園児向けに交通安全教材として絵本と紙芝居を贈呈。道路への急な飛び出しの危険や、道路の正しい渡り方を伝えています。絵本では、保護者向けに幼児の事故実態や、チャイルドシートの必要性なども解説。絵本と紙芝居の発行部数は、2014年度はそれぞれ約255万部と約4.8万部。累計はそれぞれ1億3,600万部と152万部を超えています。
キャンペーン期間中、全国販売店でのイベントなどを通じて、薄暮時の交通事故比率が高いという近年の実態から、「反射材の着用」をテーマに注意を呼び掛けています。
活動の成果
絵本と紙芝居の累計発行部数は、それぞれ1億3,600万部と152万部を超えています。
活動に関する今後の方針や予定
今後も、協働先と共に積極的に活動を継続します。
活動名称 トヨタ交通安全キャンペーン
活動開始時期 昭和44年
活動場所 日本全国
活動分野 交通安全
協働先の名称 内閣府、一般財団法人交通安全協会、全国トヨタ販売店、全国の車両販売店、L&F店、部品共販店、レンタリース店
活動情報紹介 http://www.toyota.co.jp/jpn/sustainability/social_contribution/safety_activities/campaign/

これから取組みを考えている企業への一言

企業は経済的主体としてだけではなく、地域からこの企業があってよかったと思われるような存在であることが必要です。社会や地域にどのような課題があって、解決が求められているかを現場で理解し、多様な主体とともに解決に取組むことで、企業の社会的責任(CSR)を果たすことが可能になるのではないかと思います。

その他の活動について

トヨタセーフティスクール
豊田市および周辺地域と静岡県小山町の幼稚園・保育所の年長園児を、それぞれトヨタ会館とトヨタ交通安全センター モビリタに招いて毎年開催している幼児向け交通安全教室です。
科学のびっくり箱!なぜなにレクチャー
青少年の理科離れという社会的課題への取り組みとして、小学校高学年を対象とした科学工作教室を1996年から毎年開催し、子どもたちに「モノづくりの大切さ」や「科学の楽しさ」を伝えています。
工場見学(小学生の社会科見学受入)
社会科の自動車産業の学習に合わせ、小学校5年生が工場・トヨタ会館を見学します。工場では、工程の作業内容がわかるモニターや見学コース最後の質疑応答で更に、理解を深めてもらう工夫をしています。
トヨタの森 自然体験プログラム
トヨタの森では、森内を自由に散策していただけるだけでなく、森遊びイベントや地域の小学生向けの自然体験プログラムを実施しています。
トヨタ・子どもとアーティストの出会い
次代を担う子どもたちがアーティストとの出会いを通じて、豊かな感性や夢を育むことを目的に、各地域のNPOと連携して、2004年より全国で展開しています。
職業体験プログラム
小中学生を対象にトヨタの仕事を体験してもらいます。仕事を終えた子ども達には、仮想通貨でお給料を渡し、トヨタ会館のショップで買い物を楽しめます。

企業情報

社名 トヨタ自動車株式会社
所在地 豊田市
創業年 昭和12年
従業員数 338,875名
主な業種 製造業

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