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今、キャリア教育の必要性が叫ばれています。
「いったいどのような教育なのでしょうか。」
「何を目指しているのでしょうか。」
「我々教師が今まで行ってきた授業とどんな違いがあるのでしょうか。」
このホームページは、みなさんのそんな疑問に答えるために作成されました。
さあ、キャリア教育へ、一歩、歩み出しましょう。
「キャリア教育は、中学や高校からでよいのでは。」
「まだまだ早いのでは。」
いえいえそんなことはありません。小学生は成長が著しいために、社会的自立・職業的自立に向けて、その基盤を形成する重要な時期です。
将来の自分に夢や希望を抱かせたり、家族や友達、地域の人々への関心や信頼感を高め、人々が責任を果たしながら様々な集団や社会を築いていることに気付かせたりする必要があります。
小学校編には、そのヒントが詰まっています。
「キャリア教育は、進路指導だろうか。」
「『職場体験』をやっているから十分だと思う。」
そうですね。進路指導は、定義や概念としてはキャリア教育との間に大きな差異はありませんし、その取組はキャリア教育の中核をなすものと言えます。
また職場体験もキャリア教育の取組の一つです。本編には、「キャリア教育生き方メッセージ集DVD」(2011年3月配付)を活用した授業案も掲載しています。
中学校編には、生き方を考えさせるアイデアが示されています。
日頃の授業、また行事等の体験的な活動で学んだことをノートに書きとめて、ファイル等に累積保存します。
そして、学期末や学年末、卒業期等の節目に、記入したノートを確認しながら自分の成長を振り返るようにします。
このようにして、現在の自分自身を見つめ、自己の将来や就きたい職業、生き方を考えることで、社会的・職業的自立の基盤となる能力や態度の育成の一助とするノートです。
名前を「夢を見つけ 夢をかなえる航海ノート」とし、以下のような二つの特徴があります。
○義務教育9年間を航海、児童生徒たちを船員にたとえ、マスコットキャラクター(下参照)がノートのガイドをします。
○ノートの電子データについては、先生方が学校の実情や児童生徒たちの実態に応じて内容を変更できます。