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木材利用の促進に関する施策の実施状況について
愛知県では、「木材利用の促進に関する基本計画」に基づき、木材の利用促進のため様々な取組を実施しております。この度、2023年度の木材利用の促進に関する施策の実施状況についてまとめましたので、愛知県木材利用促進条例第27条に基づき公表します。
木材の利用のための施策に関する基本事項
木造・木質化の推進
民間建築物における木材の利用
・県産木材を利用したPR効果の高い民間施設等へ支援を実施した。
木の香る都市(まち)づくり事業 (6施設)
エニシオ名駅 Bamdog Studio
・木造化が進んでいないオフィスなど非住宅建築物の木造化を進める上で課題となるコストや工期等を明らかにするため、 実証事業を実施した。(設計実証:5件 建築実証:2件)
・県内で木材を有効に利用している118施設について、「あいちの木材利用施設事例集」としてまとめ、各種イベントで配布するとともに県webページ上でも掲載した。
県の公共建築物における木材の利用
詳しくは下記からご覧ください。
「木材利用の促進に関する基本計画」に基づき木材利用の促進に取り組んだ県各局の実績を公表します
木造建築技術者等の確保及び育成
・建築士や施設整備を担う市町村職員を対象に、木造・木質化を担う技術者を育成するため、講習を
実施した。(18講座/年)
・木造・木質化を検討する施主と、木造・木質化に精通した建築士や木材産業者を繋ぐ相談窓口として
「あいち木造・木質化サポートセンター」を設置した。(2023年7月開設)
サポートセンターのイメージ
木材の有効利用
・木材加工や製材によって発生する端材や低質材について、チップ等への再利用を促進した。
木材利用の普及啓発
・木材関係者、建築士、一般県民、市町村職員等に県産木材を使用した製品や建築物のPRイベントを
実施した。(ウッドワンダーランド2023始め4回/年)
ウッドワンダーランド2023
・あいち認証材を積極的に利用したPR効果の高い建築物や家具などの製品等への表彰を実施した。(建築物:4件 製品等:3件)
(写真撮影:ナカザアンドパートナーズ)
優秀賞 愛知県知事賞(建築物の部) 優秀賞 愛知県知事賞(製品等の部)
Toyota Technical Center Shimoyama環境学習センター ウッドパネル有松鳴海絞り
県産木材利用技術の開発
・大径材の有効利用を図るため、川上から川下の大径材の利用の状況や意向を把握する調査を実施した。
建築物木材利用促進協定制度の活用
・建築主たる事業者等と協働・連携して木材の利用に取組むことで、民間建築物における木材の利用の促進を図るため、建築物木材利用促進協定を締結した。(1件/年)
東海EC株式会社と「建築物における木材の利用促進協定」を締結しました
県産木材の利用の促進及び供給に関する基本的事項
県産木材の生産の促進
・林業経営体が行う高性能林業機械の導入支援を実施した。(2件)
・林業経営体の経営安定化のため、木材生産・流通に必要な制度資金の融資を実施した。(5件)
・木材加工流通施設の整備に対する支援を実施した。(1件)
県産木材の利用及び供給に関する目標
・県産木材の利用及び供給量 2025年度(目標)18.0万立方メートル/年
2023年度(実績)17.1万立方メートル/年
その他木材の利用の促進に関する必要な事項
・愛知県木材利用促進連絡会議を設置し、木材利用促進について有効かつ適切な協議をした。(連絡会議:1回 連絡会議幹事会:2回)