あいち伐木競技会について

　2023年10月18日（水）東栄ドームにて、愛知県で初となる「あいち伐木競技会2023」を開催しました。

　開会式

 

　伐木競技は、世界大会（世界伐木チャンピオンシップ）や全国大会（日本伐木チャンピオンシップ（以下、JLC)）が開催されるなど、林業技術や安全作業意識の向上のため、広く取り組まれているものです。

　「あいち伐木競技会2023」は、森林環境譲与税を活用した「人材の確保・育成」に関する取組のひとつです。JLCのルールに準拠し、「丸太合わせ輪切り競技」と「伐倒競技（簡易方式）」を実施し、県内の林業経営体12者から15名が参加しました。

 

●　競技会に向けた取組

　競技ではチェーンソー操作の「正確性」及び「安全性」を競い、項目によっては1mm単位での計測を行うほか、怪我に繋がる危険動作のペナルティを厳しく採点します。日頃、林業の現場で伐倒に従事している技術者の方であっても、簡単には点数が取れません。ルールをしっかりと理解していただくため、８月から１０月にかけて、事前研修会や自主練習会を開催し、競技会本番に向けて、みなさん練習に励まれました。

 

●　競技会本番

　天候に恵まれた競技会当日は、林業関係者や地元保育園児など約400名が来場し、競技中の選手達に声援が送られました。

＊地元の保育園の子どもたちが大きな声で「がんばれ！」と応援してくれました。

 

　林業の現場は人に見られる機会が少ないため、皆さん強い緊張を感じながらも、練習の成果を生かして、真剣に競技に挑まれました。

 

　　

　　　　　　　　　　　　　　丸太合わせ輪切り競技

 

　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　伐倒競技（簡易方式）

 

　本競技会では、JLCの出場経験を有する主審により、競技が終わるごとに、時間をかけて各競技参加者に具体的なアドバイスがされました。

　縦や横のつながりで楽しそうに競技を振り返る皆さんの笑顔がとても印象的でした。

 

 

●　競技結果

〇最優秀賞　岡崎森林組合　大井宣志さん

〇優秀賞　　豊田森林組合　阪野大志さん

〇優良賞　　豊田森林組合　奥谷仁人さん

　競技会を通して得た様々な気づきを生かし、職場の仲間と共に、引き続き、正確で安全な技術の習得に取り組まれることを期待しています。

 

　

　

＊最後まで多くの方が応援してくれました。

 

　主審は、株式会社ツリークライミングワールドの縣毅史さん、株式会社木林士の水出健二さん、井上大輔さん。

　実況解説は、平松林業の平松譲さん。

　デモンストレーションや実演は、合同会社ひのきやの今井陽樹さん。

　チェーンソーアートによるトロフィーの製作実演を丸優木材の太田貴之さん。（最優秀賞の方に贈られました。）

　ありがとうございました。

 

　林業現場技能者の林業技術及び安全作業意識の向上を図り、「林業労働災害ゼロ」の達成を目指すと共に、林業の魅力の発信や新規林業就業者の確保を目的として、2023年に初めて「あいち伐木競技会」を開催しました。

　日時：2023年10月18日（水曜日）午前9時30分から午後3時30分まで

　場所：東栄ドーム（東栄町大字本郷字上大林１）

　競技種目：丸太合わせ輪切り競技、伐倒競技（簡易方式）

 

　詳細は、「あいち伐木競技会2023」を開催します！（記者発表）をご覧ください。

全国森林組合連合会が主催している「日本伐木チャンピオンシップ」については、以下のページをご覧ください。

 

日本伐木チャンピオンシップ Japan Logging Championships

こちらのページもご覧ください。

「あいちの森林で働きませんか？」