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愛知県農業イノベーション推進計画の策定について

ページID:0516177 掲載日:2024年3月29日更新 印刷ページ表示
2 飢餓をゼロに7 エネルギーをみんなに そしてクリーンに9 産業と技術革新の基盤をつくろう13 気候変動に具体的な対策を15 陸の豊かさも守ろう

 愛知県では、2021年9月に「あいち農業イノベーションプロジェクト」を開始し、農業総合試験場とスタートアップや大学が連携したイノベーション創出を進めています。

 今回、農業総合試験場を中心に、革新的技術を活用する取組などに柔軟に対応し、持続的に農業イノベーションを創出していくための取組方針を示した「愛知県農業イノベーション推進計画」を策定しました。

計画の概要

1計画の位置づけ

  • 農業分野におけるイノベーション創出に向けた枠組みとして、農業総合試験場がスタートアップを始め多様なステークホルダーと連携してイノベーション創出を実現していくために実施する取組の方向性や担うべき役割を示す。
  • 関連する県の計画と連動して、社会情勢等の変化にも柔軟に対応する。

2 コンセプト

  • 農業総合試験場を拠点に研究開発から社会実装までを一体的に推進する、STATION Aiと連携した本県ならではの農業分野のイノベーション創出体制の構築。

3 目指す姿

  • 研究領域や業界の枠を越えた産学官連携による愛知発の農業イノベーションにより、複雑化する課題に立ち向かい、乗り越え、成長し続ける新しい農業を愛知県から実現。
  • 技術開発から社会実装までを一体的に実施し、農業分野のイノベーションを次々と創出する仕組みを全国に先駆けて構築。成功事例をモデルとして新たなスタートアップを呼び込み、絶え間ない挑戦と、持続的に成長していくエコシステムを構築。
  • 農業総合試験場が「STATION Ai」と連携した農業イノベーション創出拠点となり、スタートアップや大学、農業現場とニーズ・シーズ等を共有し、新たなアイデアや技術を共創するオープンイノベーション体制を構築。
  • イノベーション拠点として、開発、生産、流通、消費に各段階で、様々な関係者に魅力的な価値を提供。

目指す姿

実施方針のポイント

  • 愛知県の強みを活かし、農業総合試験場が農業イノベーション創出拠点となるため、『最先端アグリテックの研究開発基盤強化』『オープンイノベーション体制の強化』『研究開発の社会実装の促進』の3つを実施方針の柱とする。

実施方針

取組内容

  • スタートアップ等の有望な技術・アイデアを時機を逃さず取り込めるよう、農業総合試験場で実施する共同研究開発を継続的に実施。
  • 2024年度からは、農業総合試験場の普及戦略部と県内8か所の農業改良普及課が中心となり、生産者ほ場を直接開発拠点とする「現場フィールド活用型」のイノベーション創出にも取り組む。
  • こうした「研究開発型」と「現場フィールド活用型」を車の両輪とする本県ならではの取組を通じ、開発から社会実装までを一体的に推進し、農業分野にイノベーションを次々と生み出し、本県農業の更なる振興を図る。

概念

「研究開発型」「現場フィールド活用型」の実施イメージ図

研究開発基盤強化

 農業総合試験場が、スタートアップなど様々なプレーヤーと革新的な技術や品種を共創する農業イノベーションの拠点となり、新たな研究領域に挑戦し開発を進めるために必要な研究開発基盤の考え方を整理した。

(1)農業イノベーション創出の中核拠点となる研究開発基盤

  • 農業総合試験場が、各研究フィールドの特色を活かし、様々なプレーヤーと連携して研究開発を推進するために、強みとする研究内容をターゲットとするイノベーション拠点とする。

フィールド

(2)大学・企業等との連携拠点

  • 農業総合試験場が、スタートアップや企業、大学、生産者が繫がり、共同研究や早期の社会実装を促進するための拠点となり、オープンイノベーションを推進する。
  • アイデアやシーズ、ニーズを持ち寄ってイノベーションを共創するコミュニティを形成し、ピッチやミートアップ、コンテスト等、交流の場を創出する。