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【動画あり】令和4年度愛知県認知症ピアサポート活動研修会を開催しました!~愛知・岐阜・静岡県合同 認知症希望大使サミット~

ページID:0444653 掲載日:2022年2月16日更新 印刷ページ表示
3 すべての人に健康と福祉を

愛知県では、令和元年度から市町村の認知症施策担当者・認知症地域支援推進員や認知症の方御本人やその御家族、医療・介護関係者等を対象として、「認知症ピアサポート活動研修会」を開催しています。

令和4年度は、地域でのピアサポート活動を推進するために、愛知県、岐阜県、静岡県の認知症希望大使や活動パートナーに御参加いただき、3県合同で研修会を開催しました。ピアサポート活動とは何か、御本人が交流しやすい場とは、サポートするうえで大切なことは、などについて、各県の大使や活動パートナーにお話しいただきました。研修会前日の雪で、足元が悪い中、多くの方にお越しいただきました。概要は以下のとおりです。

5全員

✿動画はこちら✿

第1部(約38分)

https://youtu.be/u3o6XfMoR58     

第2部(1)(約42分)

https://youtu.be/_P7spUoGGdo

第2部(2)(約15分)

https://youtu.be/pI8_U-OFjno

 

研修の概要

○日時

2023年1月25日(水曜日)14時~16時

○場所

西文化小劇場 地下3階ホール

○受講者

66名

○プログラム

  【第1部】

  ・「各県のピアサポート活動の実施状況について」

報告者:愛知県福祉局高齢福祉課、岐阜県健康福祉部高齢介護課、静岡県健康福祉部福祉長寿政策課

3県の希望大使の紹介と、ピアサポート活動の実施状況の報告を行いました。

・「ピアサポート活動とは?」

 報告者:愛知県福祉局高齢福祉課 地域包括ケア・認知症施策推進室

ピアサポートとは、支援するうえで大切なことなど、ピアサポート活動について説明を行いました。

 

  【第2部】

  ・「認知症希望大使によるディスカッション」

大使の活動内容や意気込みのほか、活動パートナーからみたピアサポートの意義等について、大使、活動パートナーの立場から自由にお話いただきました。

パネリスト:近藤 葉子さん(愛知県認知症希望大使)

      内田 豊蔵さん(愛知県認知症希望大使)

      伊藤 篤史さん(「とんと」OHANA管理者、愛知県作業療法士会)

      眞智 さおりさん(愛知県作業療法士会)

      高見 武司さん(岐阜県認知症希望大使)

      林田 光市さん(岐阜県認知症希望大使)

      坂池 良太さん(岐阜県若年性認知症支援コーディネーター)

      服部 優香理さん(老人保健施設サントピアみのかも職員、作業療法士)

      三浦 繁雄さん(静岡県希望大使)

      古澤 尚之さん(静岡県健康福祉部福祉長寿政策課)

      鬼頭 史樹さん(名古屋市北区西部いきいき支援センター職員、社会福祉士)

〇話の概要

第1部

・当事者の言葉にはすごく力がある。支援者だからといって上手く仕切ろうとせず、当事者を信じることや、一緒に楽しむ姿勢が大切。

・ピアサポート活動とは、認知症の方ご本人やご家族が安心して集まれる場において、同じ立場の仲間同士がつながることにより、プラスの変化が生まれる活動のこと。

・ピアサポーターには、様々なかたちがあり、ピアサポート活動ができる場はたくさんある。

第2部

・大使は皆それぞれ夢があるが、自分の場合は「近隣県の大使と一緒にトークをする」ということであった。自分の夢が叶えられてよかった(近藤さん)。

・気合があれば乗り切れる。あまり落ち込まなくても良い(内田さんと、活動パートナーの眞智さん)。

・認知症カフェや地域での認知症に関する研修会等に参加している。認知症当事者も含めた仲間と一緒に山登りをすることが趣味(高見さんと、活動パートナーの坂池さん)。

・民間企業が運営する施設で働いている。自分が「できること」、「できないこと」を社員と話し合い、できないことは教えてもらいながら働いている。もう少し頑張りたい。また、奥さんと一緒に海外旅行に行きたい(林田さんと、活動パートナーの服部さん)。

・認知症の人もたくさんおり、それぞれの考えもあるので、ピアサポート活動は、必ずしも全員が参加すべきものとは思わない。ただ、関心があり、必要としている人には、当事者同士が一緒に会い、話ができる場が広げられるべきと思う。(三浦さん)。

・ピアサポートは、本人同士だからこそできるものであり、支援者には真似できない。専門職は、支援しよう、と思わない姿勢が大切であり、何もしなくて良いのではないか(活動パートナーの伊藤さん、眞智さん)。

・ピアサポートとは、「作用」のこと。どこで出会うかではなく、どのように仲間が出会うかが大切。行政担当者や専門職が、「認知症の人」というフィルターをかけず、ひとりの人としてみる姿勢を持つことで、活動が進んでいくのではないか(コーディネーターの鬼頭さん)。

岐阜

うちださん

しずおか

受講者アンケートの結果

  • 受講された方にアンケート調査を行ったところ、受講者の内訳は、「行政職員」や「地域包括支援センター職員」が多くありましたが、「認知症の方ご本人」、「認知症の方のご家族」や医療・介護関係者の参加もありました。
  • 20代から70代以上まで幅広い年代の方が、愛知県、岐阜県、静岡県、三重県等の各地から参加されました。
  • ほぼ全ての受講者が「よく理解できた」、「理解できた」と回答がありました。
  • 受講者からは、「認知症の方ご本人(希望大使)、支援者から、直接お話が聞けてよかった」「活動パートナーの、『当事者の力を信じることが大切だ』という話が印象に残った」「認知症の方が、自分の思いを発信している、うまく話すことが目的ではなく発信できる場を実現していることが、たくさんの人の勇気や自信につながっていくんだ、と気づいた」などの感想をいただきました。