本文
愛知県では、本県産業が抱える主要な技術的課題の解決を目指して、産学行政が連携して取り組む研究開発を支援する「知の拠点あいち重点研究プロジェクトV期」を今年度から実施しています。
本プロジェクトにおいて取り組む研究テーマを公募(2025年2月18日発表済み。)したところ、85件の提案があり、外部有識者を中心とした審査委員会を経て、26件の研究テーマを決定しましたので、お知らせします。
研究参画機関は99機関(35大学、10研究開発機関、54社)であり、今後は海外の橋渡し支援機関※1によるハンズオン支援を受けながら、製品化等の出口を見据えた研究開発を推進していきます。
※1 フラウンホーファー研究機構(FhG)(ドイツ)、台湾工業技術研究院(ITRI)(台湾)を想定(以下、概要)
フラウンホーファー研究機構 |
台湾工業技術研究院 |
民間企業や公共機関向けに実用的な研究を担い、欧州最大の科学技術分野における応用研究機関。 |
台湾産業の創出・育成、経済価値向上をミッションとした東南アジア、北米に強みを持つ応用研究機関。 |
県の地域産業が抱える技術的課題の解決を図るため、大学・研究開発機関等の持つ研究シーズを活用し、新技術の開発・実用化や新産業の創出を促進することを目的に、産学行政が連携して研究開発に取り組むプロジェクトです。
研究テーマは、愛知県発の革新的イノベーションによる地域産業の発展、脱炭素社会の実現に貢献できるものを採択※2しました。
※2 テーマ採択にかかる審査基準
「研究開発内容の妥当性・優位性」、「目標の明確性・先進性」、「本県産業への貢献度、人材の育成観」
応募枠 |
採択 テーマ数 |
参画機関数 |
採択額 |
実用枠 |
4件 |
22機関 (8大学、2研究開発機関、12社) |
4億円 |
挑戦枠 |
12件 |
44機関 (14大学、3研究開発機関、27社) |
約3.6億円 |
国際枠 |
10件 |
46機関 (22大学、8研究開発機関、16社) |
約0.5億円 |
計 |
26件※3 |
99機関(重複除く) (35大学、10研究開発機関、54社) |
約8.1億円 |
※3 分野ごとの内訳:マニュファクチャリング分野11件、ヘルスケア分野2件、アグリ・フィッシュ分野6件、カーボンニュートラル分野7件
企業、大学等のグローバルな研究開発活動の流れを受け、V期では、海外の大学及び研究開発機関の参画を認めることとしており、今回決定した26のテーマにおいては、海外15大学、5研究開発機関※4が参画しています。
※4 うち、国際枠は海外14大学、5研究開発機関が参画
【参考】公募結果
〇公募期間
2025年2月18日(火曜日)から3月21日(金曜日)まで
〇提案テーマ数
85件(実用枠15件、挑戦枠57件、国際枠13件)
別紙1 「知の拠点あいち重点研究プロジェクトV期」概要 [PDFファイル/207KB]
愛知県経済産業局産業部産業科学技術課
科学技術グループ
担当:松崎、吉富、城山
電話:052-954-6351
メール:san-kagi@pref.aichi.lg.jp