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2021年度温室効果ガス総排出量について
2021年度温室効果ガス総排出量について
愛知県では、これまで、地球温暖化対策の推進に関する法律に基づく「地方公共団体実行計画(区域施策編)」として、「あいち地球温暖化防止戦略2030(2022年12月に改定)」を策定し、地球温暖化防止対策を総合的に進めてきました。
この度、本県の2021年度の温室効果ガス総排出量(注)を取りまとめましたのでお知らせします。
2021年度の温室効果ガス総排出量は、6,984万t-CO2 であり前年度比で0.7%増となりました。この主な要因としては、新型コロナウイルス感染症で落ち込んでいた経済の回復等により、貨物輸送量が増え、運輸部門等の排出量が増加したことによるものと考えられます。
【温室効果ガス総排出量】(CO2換算)
2021年度 6,984万t-CO2
前年度比 0.7%増(51万t-CO2増)
2013年度(基準年度)比 15.2%減(1,254万t-CO2減)
(注)温室効果ガス総排出量は、森林吸収量を控除した値。以下、記載のない限り同じ。
1 本県の2021年度の温室効果ガス総排出量の概要
- 2021年度の温室効果ガス総排出量は、6,984万t-CO2であり、前年度比で0.7%増加(51万t-CO2)、2013年度(基準年度)比で15.2%減少(1,254万t-CO2)となりました。
- 前年度から増加したものの、温室効果ガス総排出量の算定を始めた1990年度以降2番目に小さい値となりました。
2 本県の2021年度の温室効果ガス総排出量の総括(詳細は別紙資料 [PDFファイル/704KB]を参照)
- 2021年度の温室効果ガス総排出量は、前年度と比べ増加(0.7%増)しました。これは新型コロナウイルス感染症で落ち込んでいた経済の回復等によるものと考えられます。
- 運輸部門では、貨物輸送量が増え、貨物自動車のエネルギー消費量が増加したことにより排出量は増加しました。
- 産業部門では、製造品出荷額等は増加したものの、省エネ等の進展によりエネルギー消費原単位(製造品出荷額等当たりのエネルギー消費量)が改善し、エネルギー消費量が減少したことにより排出量は減少しました。
- 業務部門では、オフィスビル等の床面積は増加したものの、省エネ等の進展によりエネルギー消費原単位(床面積当たりのエネルギー消費量)が改善し、エネルギー消費量が減少したことにより排出量は減少しました。
- 家庭部門では、世帯数は増加したものの、省エネ等の進展によりエネルギー消費原単位(世帯当たりのエネルギー消費量)が改善し、エネルギー消費量が減少したことにより排出量は減少しました。
- 県としては、「あいち地球温暖化防止戦略2030(改定版)」に基づき、引き続き、排出削減策を推進していきます。
表 温室効果ガス総排出量の内訳等
注1)電力の使用に伴うCO2排出量の算定には、調整後排出係数(J-クレジットや再生可能エネルギー固定価格買取制度に係る調整など温室効果ガスの発生抑制を実施した実績等を反映させたCO2排出原単位)を使用。
注2)四捨五入の関係で、合計値が一致しないことがある。
注3)温室効果ガス総排出量は、各種統計データの修正、算定方法の見直し等により、再計算される場合がある。
図 温室効果ガス総排出量の推移
<参考>「あいち地球温暖化防止戦略2030(改定版)」
本戦略は、地球温暖化対策の推進に関する法律第21条第3項に基づく「地方公共団体実行計画(区域施策編)」及び愛知県地球温暖化対策推進条例第6条第1項に基づく「地球温暖化対策の推進に関する計画」として2022年12月に策定したもので、2030年度の温室効果ガス総排出量を2013年度比で46%削減することを目標として掲げている。
このページに関する問合せ先
愛知県環境局温暖化対策課
計画推進グループ
担当:成瀬 服部
電話:052-954-6242
内線:3055、3089
メール:ondanka@pref.aichi.lg.jp