魚の王様は、和の食材の王様
マダイ
▶ 基本情報
旬
- 春・秋
漁法
- 小型底びき網、釣り、船びき網、沖合底びき網
主な産地
- 南知多町、西尾市、蒲郡市
貫禄のある姿形と艶やかな色
魚の王の名にふさわしい、正真正銘のタイ
タイというとクロダイ、キダイ、チダイなどたくさんの種類があります。また、タイ科の魚以外にも○○ダイという呼び名の魚が無数にあり、これらは「あやかり鯛」と呼ばれます。しかし正真正銘のタイと言えば、やっぱりマダイ。美しい赤と姿形はまさに魚の王。寿命が長く30年を超すものもあり、旬は産卵直前の3~4月頃と晩秋から冬にかけての寒のころ。愛知県では伊勢湾口、遠州灘東部沿岸の海域に産卵場があり、底びき網などで漁獲されています。
刺身のほか、皮目を活かした湯引き、塩焼き、潮汁などは和食の定番で、和の食材の王様とも言えますね。
タイは「めでたい」にあやかり、祝事には不可欠な魚です。愛知県では、南知多町の篠島で10月に伊勢神宮へ干鯛を献上する「おんべ鯛」、同町豊浜で7月に開催される奇祭「鯛祭り」が有名です。