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令和5年8月
集落を荒らすサル、住民皆で追い払え!専用花火の講習会を開催
と き:令和5年8月7日(月曜日)
ところ:豊田市大野瀬町
主体・対象(構成員数):梨野集落(5名)
梨野集落は県の委託事業を活用し、農業改良普及課の支援のもと獣害対策に取り組んでいる。県内で初めて動物駆逐用煙火「T-3」を使用するための講習会を開催した。サルの追い払いには住民の協力が不可欠なため、日頃、農業や狩猟に関わることの少ない女性や高齢者も含め10名が受講した。「T-3」は5連発のロケット花火で、使用には各種の規制がかかるため、事業を受託しているNPO愛猟が「T-3」の講師資格を取得して講師を務めた。今後は集落が独自に「T-3」を購入・使用できるように管理組合を作って手続きを進めていく。
講師から撃ち方を教わる住民達
水稲「なつきらり」の収穫始まる
と き:令和5年8月14日(月曜日)から
ところ:豊田市、みよし市
主体・対象(構成員数):水稲「なつきらり」生産者(5経営体)
台風7号の接近もあり、収穫日の見極めがとても難しい状況であったが、生産者はよくほ場を観察し、適期(8月14日~20日頃)に収穫することができた。猛暑が続くため、コシヒカリ等の品種では品質低下が懸念されているが、高温耐性の強い「なつきらり」は比較的良好な品質が期待できる。「なつきらり」で発生しやすい胴割れ米も少ない見通しである。
農業改良普及課は、衛星写真等を利用した生育診断ソフトAgriLookの生育予測を参考にしながら、ほ場の状況を確認して、収穫適期について助言した。また、葉色が比較的濃い(=タンパク質含量が高くてブランド米基準を満たさない可能性が高い)ほ場については、別で収穫・乾燥を行うよう指導した。なるべく多くの収穫物がブランド米基準を満たし「愛ひとつぶ」として流通することを期待する。
「なつきらり」収穫の様子
大規模水田作法人がドローンによる露地野菜の排水対策
と き:令和5年4月から
ところ:豊田市、みよし市
主体・対象(構成員数):大規模水田作法人(2法人)
豊田市、みよし市では2つの大規模水田作法人が経営安定のため、キャベツ、ハクサイを栽培しているが、湿害により低収量になるほ場が多数ある。そのため、東三河農研によるドローンを利用したほ場排水性等の分析を基に、普及課、普及戦略部、東三河農業研究所は(株)クボタと連携し、法人と意見を交えながら、ほ場排水性の把握と対策の検討、実施を支援した。(株)クボタが主導で施工した明渠や暗渠は排水効果が確認できた。法人からは、「湿害発生には長年苦労している。改善して収量向上につなげたい。今回の取組を参考にして他のほ場でも行っていきたい。」との声が上がった。今後、生育調査等で効果を確認していく。
排水対策(明渠)実施風景