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令和5年7月

ページID:0472502 掲載日:2023年10月11日更新 印刷ページ表示

スイカの出荷が終了、結果は上々!

と き:令和5年6月~7月​  

ところ:豊田市  

主体・対象(構成員数):JAあいち豊田猿投西瓜部会(8名)

 JAあいち豊田猿投西瓜部会は、6月上旬~7月下旬に令和5年作の出荷を行った。出荷量は25,183ケース(過去3か年平均比104%)、1玉当たりの平均単価は1,570円(同101%)、売立金額は58,359千円(同104%)と上々の結果であった。シーズン始めに新規導入品種を順調に出荷できたこと、シーズンを通して慣行品種の生育・着果が良好だったこと、また、シーズン後半の焼け果や煮え果が少なかったことが要因である。反省点は、出荷計画期間を過ぎて出荷があったこと、一部で腐りや傷みが発生したことである。農業改良普及課は次作の改善に向けて支援していく。

収穫後のスイカ

収穫後に並べられ、検査を待つスイカ

小ギク産地の今後に向けて、作付け計画の調整を話し合う

と き:令和5年7月5日(水曜日)​  

ところ:JAあいち豊田稲武営農センター​  

主体・対象(構成員数):JAあいち豊田稲武高原花き部会(7名)

 稲武地域の小ギクは、約80品種を組み合わせ、6月から10月まで出荷する老舗産地である。小ギクの出荷には赤、黄、白色のバランスが重要となるため、部会員は各自が多品種を栽培して、常に3色揃えて出荷し、市場から高い評価を得てきた。しかし、高齢化による栽培面積の縮小が進み、従来の出荷体制の維持には負荷が大きくなってきた。そこで、JAと普及課の支援の下、各自の作付け計画を公開し、合理化の策を検討することとなった。生産者毎に品種や作型を限定する「分担制」までは難しいが、新品種の探索や開花調節技術の追求など、共通の課題を認識することができた。今後も定期的に会合を持ち、産地での取り組みを検討していくことが合意された。​

作付け計画

各自の作付け計画や出荷実績を集計・分析

 

赤とんぼ米栽培者グループ カメムシ類防除を前に勉強会を開催

と き:令和5年7月24日(月曜日) 

ところ:JAあいち豊田松平営農センター  

主体・対象(構成員数):赤とんぼ米栽培者、JAあいち豊田各営農センター(30名)

 赤とんぼ米(特別栽培米「ミネアサヒSBL」)の栽培者向け夏の勉強会が開催された。本勉強会は、カメムシ類の発生状況および収穫適期・収穫後のほ場管理等について、例年、出穂前の7月上中旬に実施されている。しかし、今年度は認証委員会によるほ場巡回が例年より遅れたため、少し遅めの開催となった。既に出穂期直前のほ場もあり、JAあいち豊田および普及課は、カメムシ類防除の適期を逃さないよう、出穂期予測等をしながら防除の呼びかけを行った。会場では、カメムシの生態や防除方法等について活発な議論が交わされ、有意義な会となった。

赤とんぼ米栽培グループの勉強会

勉強会の様子

イチジク土壌改良試験を実施

と き:令和5年7月24日(月曜日)​  

ところ:豊田市 

主体・対象(構成員数):JAあいち豊田いちじく部会(45名)

 JAあいち豊田いちじく部会では、樹齢10年生以上の成木や改植後の成木では新梢伸長が悪く、収益性が低下している樹が散見される。そこで、JA、経済連、メーカー、樹勢低下した樹があるほ場を対象に、液肥と空気を補給する灌注機による展示ほを設置した。普及課は、今後も関係者と連携しながら展示ほの樹勢回復効果を確認し、栽培技術指導に生かしていく。

展示ほ設置の様子

灌注機を使用する生産者

 

なす部会 栽培技術動画の公開が始まる

と き:令和5年7月25日(火曜日) 

ところ:豊田市、みよし市  

主体・対象(構成員数):JAあいち豊田なす部会(44名)

 JAあいち豊田なす部会では、毎年、定年退職者等が入会しており、栽培経験5年以下の部会員が全体の約4割を占めている。そのため高収量を上げるベテラン部会員の栽培技術を、部会員間で共有する方法として栽培技術を動画で撮影する取り組みを行っている。撮影した動画にはテロップを入れ、音声入力等の編集を行い、研修会で活用してきた。部会員から「ほ場で動画を確認したい」、「動画を何度も見て勉強したい」という声が多数上がり、今回Youtubeでの部会員限定公開を始めた。今後、公開動画を増やしていき、栽培技術の指導ツールとして活用していく。

なす栽培技術動画

公開中の動画(誘引編)

 

集落ぐるみの効果的・継続的なサル対策の実施に向けて

と き:令和5年7月29日(土曜日)​  

ところ:豊田市大野瀬町  

主体・対象(構成員数):梨野集落(5名)

 豊田市大野瀬町梨野集落にて、鳥獣被害対策モデルケース育成事業による第2回研修会「サル対策」が開催された。NPO法人「愛猟」が講師を務め、農業改良普及課が司会進行を行った。内容は、獣害対策の3本柱である「環境管理・侵入防止・捕獲」に「追い払い」を加えた総合的なサル対策を、住民自身が考案し実践していくために、基礎的な知識や考え方を身につけるというもの。午前中は座学、午後は実演・実習を行い、サルの生態や罠による捕獲のポイント、花火やエアガン、グリス等を使ってサルに近寄りがたいことを学習させる追い払いの方法などを1日かけてじっくり学んだ。​

研修会(実演・実習)

実践的な追い払いを現地でシュミレーション