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令和5年2月
茶農家が新品種の特性について理解を深めた
と き:令和4年12月~令和5年2月
ところ:豊田市内
主体・対象(構成員数):管内茶農家(10名)
茶の品種の中で「やぶきた」などの古い品種は取引先からの評価が低く、新品種への改植の機運が高まっている。豊田市内ではいくつかの新品種が8年ほど前から植えられており、収穫できる大きさに育ってきたことから、てん茶における産地適性を検討するため生育調査と官能審査を実施した。
調査した4品種のうち、「さえみどり」は品質が最も優れる一方で、極めて晩霜害に弱いことなどが分かった。調査結果を「特性表」にまとめて管内茶農家10戸へ配布し、その後実施したアンケートでは内容を理解したとの回答を得た。改植時の品種選定の場面で活用が期待される。
豊田市における茶新品種の特性表
豊田いちご部会のICT研究会が開催される
と き:令和5年2月7日(火曜日)
ところ:JAあいち豊田本店
主体・対象(構成員数):JAあいち豊田いちご部会ICT研究会(8名)
あぐりログの環境モニタリングデータを共有するICT研究会に新規就農の1名が加わり、8名に増えた。研究会ではデータを元に今作11月~2月初旬の環境制御を振り返るとともに、研究会員3名が草勢維持対策として取り組んでいるスカート保温の効果も検討した。無処理区との比較により、培地温データと生育データ(草丈)から、スカート(0.02mm黒マルチ)設置によって、10時~16時で2~3℃、24時間平均で1℃程度、保温効果が確認でき、草丈も2~4cm高くなり、スカートによる草勢維持効果が認められることを農業改良普及課から説明した。
スカート保温の設置の様子
4Hクラブ員が(株)マキタのバッテリー式農業機械を勉強
と き:令和5年2月7日(火曜日)
ところ:豊田加茂総合庁舎
主体・対象(構成員数):豊田みよし4Hクラブ(7名)
豊田みよし4Hクラブが株式会社マキタを講師に招いて勉強会を開催した。マキタから4Hクラブ員に自社製品を紹介したいとの話があり、クラブ員の関心も高かったことから今回の勉強会開催に至った。
マキタはバッテリー式の農業機械のラインナップを充実させてきている。勉強会では、バッテリー式とエンジン式の違いなどについて説明を受けた後、運搬車や草刈機などのデモ機を使った実演が行われた。
クラブ員は興味深々の様子で多数の質問が出た。栽培管理に使えそうな機械も多いと感じたようで、有意義な勉強会になった。
デモ機実演の様子
鳥獣被害対策モデルケース育成事業 今年度の取組を振り返る
と き:令和5年2月8日(水曜日)
ところ:豊田市大野瀬町梨野集落
主体・対象(構成員数):大野瀬町梨野集落住民(6名)
NPO法人愛猟(以下、愛猟)が、今年度愛知県から委託を受けて大野瀬町梨野集落で実施している「鳥獣被害対策モデルケース育成事業」の「振り返りと今後の対策を話し合う会」が開催された。会では、愛猟が中心となって、生息状況調査の報告や今後の対策の提案等が行われた。農業改良普及課からは、集落を囲う侵入防止柵の開口部定点カメラ調査結果の報告と、来年度の事業実施予定について情報提供した。集落住民は今後の対策について意欲的で、愛猟が出した提案の中から自分たちで実践できる対策を積極的に検討したり、来年度の研修で新たに学びたい内容について議論する様子がみられた。
今年度の取組を振り返る