愛知県における市場化テスト

【新着情報】

• 愛知県における市場化テストモデル事業の取組み概要（増補版）を公表しました。（平成23年4月11日）

導入の背景

少子高齢化の進展や生活スタイルの変化に伴い、県民の公共サービスに対するニーズは複雑化かつ多様化しており、「公共」に期待される守備範囲が拡大しています。その一方、人口減少時代を迎え、税収の自然減が予想されるなど、行政運営における環境はますます厳しいものとなっています。

こうした中、徹底的な効率化、経費削減を通じた「簡素で効率的な行政組織」を実現することは、本県にとっても喫緊かつ最重要課題の1つとなっています。

市場化テストの目的

地方自治法第2条第14項では、「地方公共団体は、その事務を処理するに当つては、住民の福祉の増進に努めるとともに、最少の経費で最大の効果を上げるようにしなければならない」とされています。

簡素で効率的な行政組織の構築を目指し、本県ではこれまで、民間委託の推進、PFIの導入、指定管理者制度の導入など様々な手法を用い、行財政改革を推進してきたところです。

市場化テストは、これまで官が独占的に実施してきた公共サービスについて、競争概念を導入するものです。これにより、民間事業者の創意工夫でサービスの質の向上と経費節減がなされるだけでなく、競争的環境に置かれることで、官自身も切磋琢磨し、様々な創意工夫を行うことで、事務事業の生産性向上が図られることが期待できます。

• 市場化テストとは

平成19年度・20年度における市場化テストモデル事業の成果を踏まえ、本県における市場化テストの制度について、その概要や実施手順などの基本的事項を整理したあいち市場化テストガイドラインを策定しました。

  県の事務事業のうち民間が担うことができる業務について意見募集を行った結果、平成20年度末までに12業務の意見・提案が寄せられました。

  この12業務について、あいち市場化テスト監理委員会において審議を重ね、今年度末までの審議結果を委員会意見としてとりまとめました。

愛知県における市場化テストの実施について、その透明性、中立性及び公正性を確保するため、あいち市場化テスト監理委員会（以下「監理委員会」という。）を開催しました。

「監理委員会」について

平成19年度から2年間、市場化テストの制度設計に先立ち、課題等を検証するため、モデル事業を実施しました。

皆様から寄せられたご意見等を基に検討し、モデル事業の対象業務を選定し、官民競争を実施しました。

平成19年度から取り組んできた市場化テストモデル事業について、その取組み概要についてまとめました。

「公共職業訓練 名古屋高等技術専門校 短期課程「OAビジネス科」業務」を選定し、官民競争を実施します。

「公共職業訓練 名古屋高等技術専門校 短期課程「OAビジネス科」業務」について

「愛知県自治研修所職員研修業務」と「旅券申請窓口業務」の2業務を選定し、官民競争を実施しました。

「職員研修業務」について

「旅券申請窓口業務」について

市場化テストモデル事業の事業選定、入札等の実施について、その透明性、中立性及び公正性を確保するため、愛知県市場化テストモデル事業監理委員会を開催しました。

市場化テスト（官民競争入札）の対象とすべきと考えられる県の公共サービス等について、県民の皆様・民間事業者の方々からご意見を募集しました。

【集中募集期間】

第1回募集・・・平成19年3月23日～4月25日

第2回募集・・・平成20年3月17日～4月18日

第3回募集・・・平成20年11月25日～平成21年2月6日