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生態系保全・再生のグランドデザイン我が国初のポテンシャルマップ(生息適地図)を作成しました。 『あいちの生物多様性ポテンシャル気づく・まもる・つなげるマップ』 

ページID:0035714 掲載日:2010年10月15日更新 印刷ページ表示
平成22年10月15日(金)発表

生態系保全・再生のグランドデザイン我が国初のポテンシャルマップ(生息適地図)を作成しました。 『あいちの生物多様性ポテンシャル気づく・まもる・つなげるマップ』

■生態系保全と再生のグランドデザイン

 開発によって分断され、孤立した自然環境をつなげることによって生態系の保全・再生を図る<生態系ネットワーク>を、県内全域において進めていくためのグランドデザインとして作成しました。

■生息可能性(ポテンシャル)を図示した、我が国初のマップ

生物が<実際に生息している場所>だけでなく、<生息しやすいと考えられる場所>(生態的特性に基づいて抽出した生息適地)を図示し、広く実用化することを目的とした日本初のマップです。

■県民やNPO、企業、学校、行政が連携して、自然と共生する地域を実現

 県民やNPO、企業、学校、行政それぞれがマップを活用して、<生態系ネットワーク>を念頭に置きながら連携して取組を進めることによって、自然と共生する地域づくりを実現していきます。

1 名称

あいちの生物多様性ポテンシャル 気づく・まもる・つなげるマップ

2 発行・作成・監修

発行:愛知県     

作成:財団法人日本生態系協会

監修:名古屋大学教授  武田 穣

    ビオトープ管理士・前愛知県副知事  稲垣隆司

3 概要

(1)構成

活用の手引き及びマップ(A3版 98ページ)

(2)配布方法

無償配布

行政(国、県庁関係課、市町村)、大学・研究機関などの他、希望者に提供

(3)問い合わせ先

愛知県環境部自然環境課生態系ネットワークグループ

052-954-6229(ダイヤルイン)

(4) 指標種(16種類を図示)

・ほ乳類 3種類 カヤネズミ、ツキノワグマ、テン

・鳥 類 8種類 サギ類、ヨシゴイ、カモ類(マガモ属)、オオタカ、サシバ、クマタカ、シギ・チドリ類、シジュウカラ

・は虫類 1種類 アカウミガメ

・両生類 1種類 アカガエル類

・魚 類 1種類 アユ・ウナギ

・昆虫類 2種類 止水性イトトンボ類、オオムラサキ

(5) 内容

ア 活用の手引き

 ■マップの制作意図

  ・県民の皆さん、企業、学校、行政が協働して、自然と共生する地域

   づくりを進めていっていただくためのグランドデザインとなるよう

   作成

 ■生態系ネットワークの解説

  ・経済との両立を図りながら、効果的に生きものの生息・生育空間を

   守り、再生し、創出していくための手法

  ・開発によって分断され孤立した生息・生育空間につながり(動物の

   移動経路や植物の分布拡大経路)を持たせ、ネットワーク化する。

 ■マップの活用方法

  ・生態系ネットワーク形成の事業計画を検討する基礎資料

  ・指標種が生息する生態系の解説(同じ場所に生息する可能性のある生物)

イ マップ

 ■県域全体の10万分の1又は20万分の1図に、指標種の生息適地、

  コリドー適地などを図示

(6) 作成方法

財団法人日本生態系協会のHSIモデルなどを用いて、指標種の生息可能性(ポテンシャル)を解析

4 生態系ネットワーク形成モデル事業への活用

今年度から3年間の予定で、県内3地域において生態系ネットワーク

形成モデル事業を実施することとしており、その事業計画を作成する

上での基礎資料としていきます。

■市街地モデル

 対象地域:名古屋東部丘陵

 テーマ :未来へつなげる自然再生 18大学の生態系ネットワークづくり

■里地モデル

 対象地域:知多半島

 テーマ :ごんぎつねと住める知多半島を創ろう

■里山モデル

 対象地域:矢作川流域

 テーマ :検討中 

(参考)ポテンシャルマップの例(止水性イトトンボ)

Q&A

問合せ

愛知県 環境部 自然環境課
生態系ネットワークグループ
電話: 052-954-6229
E-mail: shizen@pref.aichi.lg.jp

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