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愛知県電力の調達に係る環境配慮方針について
1 趣旨
本県では、地球温暖化対策を率先して進めるため、県の事務・事業から排出される温室効果ガスの削減を目的とした「愛知県庁の環境保全における行動計画」(あいちエコスタンダード)を定め、全庁挙げて取組を進めています。
県の事務・事業に起因する温室効果ガスの発生量の大半は電気の使用に伴う二酸化炭素(CO2)によるものです。現在、電力自由化に伴い、電力を大量に使用する県有施設においては、電力購入に当たって、複数の電気事業者を対象に競争入札を行っており、平成20年度より「愛知県電力の調達に係る環境配慮方針」を定め、競争入札を行う全施設において、「CO2排出係数(参考)」、「未利用エネルギーの活用状況」、「再生可能エネルギーの導入状況」、「需要家への省エネルギー・節電に関する情報提供の取組」を評価する入札方式を導入しています。
2 制度の概要
(1) 入札方式
・制限付き競争入札(入札参加裾切り方式)
・電源構成及び二酸化炭素排出係数の情報を開示しており、かつ、「CO2排出係数」、「未利用エネルギーの活用状況」、「再生可能エネルギーの導入状況」、「需要家への省エネルギー・節電に関する情報提供の取組」の項目において一定の基準を満たした事業者のみが入札に参加できる方式です。
(2) 環境評価項目及び評価点
環境評価基本項目 |
内容 |
配点 |
---|---|---|
CO2排出係数 |
単位発電量当たりのCO2排出量を表す数値を評価 |
70点 |
未利用エネルギーの活用状況 |
発電に利用した工場等の廃熱などのエネルギーの活用状況を評価 |
10点 |
再生可能エネルギーの導入状況 |
風力・太陽光・バイオマスなどの再生可能エネルギーの導入状況を評価 |
20点 |
環境評価加点項目 |
内容 |
配点 |
需要家への省エネルギー・節電に関する情報提供の取組 |
需要家の使用電力量の推移等をホームページ上で閲覧可能にすること等の取組を評価 |
5点 |
(3) 入札参加資格
・電源構成及び二酸化炭素排出係数の情報を開示しており、かつ、環境評価基本項目による評価点の合計点数が70点以上であること。
・環境評価基本項目による評価点が70点に満たない場合、環境評価加点項目を加えた合計点数が70点以上であること。
3 評価基準の改正
4 愛知県環境に配慮した電力調達契約評価項目報告書(様式1)の提出期限
1 開札を2022年8月5日までに行う入札に参加を希望する場合
2022年7月1日(金曜日)
2 1以外の場合
原則開札日の3週間前の日(ただし、各施設管理者が別に定める場合はその日)
参考 CO2排出係数とは
単位発電量(kWh)当たりのCO2排出量(kg)を表す数値です。