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研究報告第45号-016

ページID:0069994 掲載日:2024年3月27日更新 印刷ページ表示

LED照明が肉用名古屋種の生産性に及ぼす影響

著者:井田雄三 1)・渡邉久子 2)・中村明弘 3)・大口秀司 1)・内田正起 2)
摘要:LED照明の光源色および照度の違いが、肉用名古屋種の生産性に及ぼす影響を検討した。
 試験1では光源として赤色、黄色、緑色、青色LEDを比較した。体重および増体量は黄色LEDが緑色LEDおよび青色LEDに比べて有意に大きかった(P<0.05)。飼料要求率は黄色LEDで最も改善された。生産指数は黄色LEDが青色LEDに比べ有意に高かった(P<0.05)。収益は黄色LEDが最も高かった。
 試験2では黄色LEDを光源とし、白熱電球を対照として5lxと25 lxの2段階の照度において両者を比較した。体重および増体量は、黄色LEDの方が白熱電球よりも大きい傾向であった。飼料要求率は、黄色LEDの方が白熱電球よりも低い傾向であった。生産指数は、黄色LEDの方が白熱電球よりも有意に高かった(P<0.05)。これらの結果、収益は黄色LEDが白熱電球を上回った。照度の違いによる生産性への影響は認められなかった。悪癖発生率は黄色LEDの方が白熱電球よりも低かった(P<0.01)。
 以上のことから、肉用名古屋種の光線管理に黄色LEDを活用することにより、生産性の向上や悪癖の低減につながることが示唆された。
キーワード:LED、名古屋種、肉用鶏、光線管理、悪癖
本研究の一部は日本家禽学会2012年度春季大会(2012年3月)において発表した。
1)畜産研究部 2)畜産研究部(現畜産総合センター種鶏場) 3)畜産研究部(現企画普及部)

全文:LED照明が肉用名古屋種の生産性に及ぼす影響

(45-16 [PDFファイル/374.08 KB])

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電話: 0561-41-8963(ダイヤルイン)
E-mail: nososi@pref.aichi.lg.jp

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