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農村環境の整備
1 農村環境の整備とは?
活力ある農村を築いていくためには、自然、景観等の地域資源を活用した個性的で魅力ある地域づくりを進めると共に、地域住民が快適に暮らし、都市住民にも魅力ある生活環境づくりを進める事が重要です。
このため各種の環境整備を行っています。
水路、ため池などの農業施設が持っている水辺空間を活用し、豊かで潤いのある快適な生活環境の整備を行います。
(2)自然環境の整備農村地域の豊かな自然環境を保全するため、ビオトープ(多種多様な野生生物が生育可能な空間)などの整備を行います。
(3)生活環境の整備都市に比べ遅れている農業集落の汚水処理施設、集落道、防災安全施設、農村公園など生活環境の整備を行います。
2 環境整備による効果
(1)水環境の整備
今まで殺風景だった農業施設が、親水護岸、せせらぎ水路などの景観施設により、人々に保養休養の場を提供し、身近に遊びながら自然や歴史を学ぶことができます。
(2)自然環境の整備
農村地域の自然環境が保全・回復され、地域に精神的なゆとり安らぎを提供し、教育・文化の場等としても活用されています。
(3)生活環境の整備
○汚水処理施設整備
- トイレが水洗化され、生活環境が改善されます。
- 集落内水路の水がきれいになり、最終的には河川、海の水質も改善されます。
- 処理場から発生する汚泥を、肥料として農地へ還元したり、建設資材へ利用するなど資源の循環がされます。
○集落道整備
- スムーズな車両通行ができます。
- 緊急車両の通行が可能となります。
- 児童や歩行者が安全に通行できます。
○防災安全施設
- 防犯灯が設置され、夜でも安心して散歩ができます。
- 防火水槽が設置され、火災時に水の確保が迅速にできます。
汚水処理施設と公園 歩道の整備