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西三河農林水産事務所管内の地域の概要

ページID:0149725 掲載日:2021年1月4日更新 印刷ページ表示

 

西三河農林水産事務所管内の地域の概要

1.地域の概要

 当事務所の管内は、西三河地域7市1町(岡崎市、碧南市、刈谷市、安城市、西尾市、知立市、高浜市、額田郡幸田町)からなり、総面積約808平方キロメートル、人口約113万人で、それぞれ県全体の約15パーセントを占めています。

・自然的条件

 県内3大河川の一つである矢作川が中央を流れ、洪積台地と沖積平野で形成する岡崎平野と岡崎東北部の中山間部からなり、南部は三河湾に面し、本県のほぼ中央に位置しています。

 気候は温暖にして、三ヶ根山を中心とする三河湾沿いは、国定公園に指定されており、風光明媚な地域です。

・経済社会的条件 

 当地域は、交通の便がよく、古くから各種の産業が立地しています。とりわけ農業においては、明治用水などの水利に恵まれ、稲作を基幹とした農産を始め、園芸、畜産など広範囲にわたり盛んで、本県の代表的な農業地帯を形成しています。

 工業では、繊維、鋳物、窯業などの地場産業とともに衣浦東部臨海及び内陸地域においても工業の進展が著しく、輸送機械、電気機器工業などの産業の高度化が進んでいます。

  

2.農業の概要

 当地域の耕地面積は、県内の約21パーセントを占めており、中でも水田面積は平野部を中心に県内の約27パーセントを占めています。稲作は農業産出額で見ると県全体の約25パーセントを占めており、安城市、岡崎市、西尾市を中心に管内全域で、利用権設定や農作業受委託による大規模化が進んでいます。

 また、野菜は、岡崎市のなす、碧南市のたまねぎ・にんじん、安城市のきゅうりなどが、果樹は、岡崎市のぶどう、安城市のいちじく・なし、幸田町の筆柿が、花きは、管内全域での観葉植物・洋ラン、西尾市のカーネーションが、特産の茶は、西尾市のてん茶が、畜産は、岡崎市の養鶏、西尾市の酪農・養豚が県内を代表する産地となっています。

3.水産業の概要

 当地域の海面漁業は、三河湾、伊勢湾及び渥美外海を漁場とする小型機船底びき網漁業と、地先漁場での採貝が盛んです。また、海面養殖業としては、地先におけるのり養殖があり、矢作川河口漁場を中心に県内の主要漁場の一つとなっています。

 内水面漁業は、矢作川水系のあゆを主体とする河川漁業があり、養殖業では、西尾市(旧一色町)を中心にうなぎ養殖が大規模に営まれ、全国有数の産地となっています。

 近年、漁場環境の悪化、魚価の低迷、燃油の高騰及び後継者難など、漁業をとりまく情勢には厳しいものがありますが、これらの条件の下で、干潟・浅場の造成など漁場等生産基盤の整備を図りつつ、沿岸部の浅海域にくるまえび、あさり等の種苗を、河川等には、あゆ等の種苗を放流し、つくり育てて獲る漁業を目指しています。

4.林業の概要

 当地域の森林面積は、総面積の約35パーセントに当たる27,994ヘクタールです。

 特に岡崎市内の旧額田町地域は、人工林の比率が高く手入れも比較的いきとどいており、林業地域を形成しています。

 他の地域の森林は、多くが明治以降の治山工事によりはげ山復旧が行われ、現在では生活環境の保全や保健休養など多様な役割を果たしています。

問合せ

愛知県 西三河農林水産事務所

E-mail: nishimikawa-nourin@pref.aichi.lg.jp