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がんの発生に関係するウイルス・細菌

ページID:0349186 掲載日:2021年6月25日更新 印刷ページ表示
 がんは「感染」する病気ではありません。遺伝子に傷がつくことによって起こる病気です。しかし生活習慣のみならず、細菌やウイルスに感染することが原因で、がんになるリスクを高めることがあります。
 感染は、日本人のがんの原因の約20%を占めると推計されます。
がんの発生に関係するウイルス・細菌
原因となるウイルス・細菌 がんの種類

原因 : B型・C型肝炎ウイルス

 血液等の体液を介して感染し、一過性の感染で終わるもの(一過性感染)とほぼ生涯にわたり感染が継続するもの(持続感染)に大別されます。持続感染に移行した場合、慢性肝炎を発症し、さらに肝硬変や肝がんに進行することがあります。

 B型・C型肝炎ウイルスの感染は、自覚症状がほとんど無いので、保健所や医療機関の血液検査で調べる必要があります。検査で感染が判明した場合、早期に専門の医療機関を受診し、服薬などの治療を受けることが大切です。

○ あいち肝炎ネットワーク

○ 独立行政法人国立国際医療研究センター 肝炎情報センター

肝がん

原因 : ヒトパピローマウイルス

 性経験のある女性であれば半数以上が生涯で一度は感染するとされています。たくさんの種類があり、一部の種類が、子宮頸がんを始めとする病気の発生に関わっています。感染しても、ほとんどは自然に消えますが、一部で持続的に感染が継続し、更に子宮頸がんに進展することがあります。ワクチン接種は、子宮頸がんをおこしやすい種類の感染を防ぎ、子宮頸がんの原因を防ぐとされています。また、20歳になったら2年に一度のがん検診を受けることが大切です。

○ ヒトパピローマウイルス感染症の予防接種(HPVワクチン)について

子宮頸がん

原因:ヘリコバクター・ピロリ菌

 感染経路は現在のところ不明です。感染すると胃粘膜が慢性的な炎症を起こし、様々なダメージを受けやすくなり、胃がんのリスクが高まるといわれています。感染しているかどうかは、胃の内視鏡検査や血液検査などで調べることができ、服薬による「除菌療法」を行うことができます。

胃がん