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令和4年度第2回愛知県道徳教育推進会議の概要

ページID:0415311 掲載日:2023年2月8日更新 印刷ページ表示

令和4年度第2回愛知県道徳教育推進会議を開催しました。

   令和5年1月18日(水曜日)愛知県三の丸庁舎で、令和4年度第2回愛知県道徳教育推進会議を開催しました。

  開催目的は、本県の学校における道徳教育をより効果的に推進するとともに、道徳教育の充実・推進に向けて、県民全体で取り組む気運を醸成することです。

  今回の会議では、令和4年度の協議題「『特別の教科 道徳』を要とした道徳教育の充実-道徳科の指導と評価の一体化-」について、多方面からの御意見・御助言をいただきました。その内容を報告いたします。

推進会議の概要

日時:令和5年1月18日(水曜日)14時00分~16時00分

会場:愛知県三の丸庁舎 B101会議室

1 開会

2 愛知県教育委員会あいさつ(義務教育課長)

3 委員紹介

4 議長あいさつ

5 議事

 

【報告事項】

(1) 令和4年度 第1回愛知県道徳教育推進会議協議の概要について

(2) 令和4年度 愛知県道徳教育推進会議の進捗状況について

【協議事項】(「・」は、意見)  

(1) 令和4年度 研究推進校からの報告について

 <研究推進校からの報告>

愛西市立八輪小学校

田原市立大草小学校

愛西市立立田中学校

知立市立知立中学校

・ 本音を出して自分の価値観を見つめ直す授業にしていくことの大切さが分かった。また、子供の評価は、1時間では難しく長い目でその子の変容を追うことの大切さを改めて実感した。

 

・子供の気持ちを高めるためには、的確な声かけが必要であり、どのような声かけをしたらよいか、教師は悩んでいる。声かけについて学ぶ「ペップトーク」は効果的であった。

 

・ 子供の普段の様子を写真に撮って掲示している「ハートフルワード」には、子供がそれを見てよりよい行動につなげてほしいという願いが込められている。また、教師は「ハートフルワード」作成を通して、これまで以上に生徒をよく観察できるようになった。

 

・ 「自分に自信がもてない」児童生徒に、自信をもたせようとするのではなく、「自信がなくてもいい」とする捉えも必要である。「自信がない」という状態を認めることが児童生徒の理解につながる。

 

・ 地域は中学生の力に期待している。1年生は防災教育と道徳教育を組み合わせたユニット道徳を行い、3年生は命の教育を行った。道徳が総合的な学習で実践していくベースの部分を下支えしていると考えている。

 

・ 道徳とはじわじわ効いてくるものだと思う。1時間の授業で気持ちを高めることが、のちの人生に生きてくる。どんな立場であっても、道徳的にはどんどん成長していく。年をとっても新たな道徳を学ぶこともある。子供だけのものではない。

 

・ 学校は本当に地域に助けられている。社会福祉協議会からお年寄り同士の交流が減っていることを伝えられた。それを道徳に絡められないか、と考えている。 様々な視点を子供たちに投げかけることで、何かを感じて動ける子は動けるようにしたい。

 

・ 授業を見直す中で、子供の様子を見るという視点を得たことにより、教師集団が互いに能力を伸ばし合ったのではないか。たとえ指導案とは違う方向に授業が進んでも、教師は子供に合わせて授業を展開していけるとよい。この授業で着地するのではなく、今後の宿題としてみんなが家庭に課題を持ち帰ってもよい。それが「道徳の授業は面白い」という思いにもつながる。

 

・ 企業では、上司から指導を受けた時に「一方的に言われた」と思ってしまう社員が多い。「そういう考え方もあるんだ」「お互いにわかり合えるといいよね」という感覚を、子供のうちから身に付けておくことが大事。お互いを認め合う、素直に相手の意見を受け入れる、そういったことを学べる授業になるとよい。そのためには、教師が「この授業では~しないといけない」という概念を取り払い、多様性を認める必要がある。

 

・ 道徳だから授業のやり方は特別というものではない。発問が大事なのはどの教科も同じである。評価することは難しいが、授業前と後の子供の変容を捉えるという方向性は見えてきた。今後は中長期的な変容をどう捉えていくかを考えたい。

 

・ 道徳教育は校長のリーダーシップを発揮することが大事である。今回の推進校では、校長がどう研究推進に関わるとよいかというモデルを示していた。是非県内に広めてほしい。

 

・ この会議は、様々な立場のある方が集まって協議しており、他県にこういった県は少ない。研究の成果を道徳教育総合推進サイト「モラルBOX」や「パワーアップ研修会」で広めてほしい。

 

・ 評価が難しいという話が何度も出たが、一般の社会で使う「評価」という言葉と学校の「評価」という言葉の使い方が違う。「いいね」「面白いね」という反応も評価といえる。学校の先生には難しく考えすぎないでほしい。

 

(2) その他

・ 特になし

 

6 連絡

7 閉会の挨拶(義務教育課担当課長)

8 閉会

問合せ

愛知県 教育委員会事務局 義務教育課

E-mail: gimukyoiku@pref.aichi.lg.jp