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小麦「ゆめあかり」

ページID:0491926 掲載日:2024年2月15日更新 印刷ページ表示
ゆめあかり

「ゆめあかり」とは

愛知で初、待望のパン・中華めん用小麦(強力粉、準強力粉)

 パン用や中華めん用の小麦は、ほとんどを外国産小麦に依存しており、国産のシェアは1割程度しかありません。
 そんな中、国産志向の高まりや自給率向上の観点から、愛知県においても、県産のパン・中華めん用品種を要望する生産者や実需者の声が聞こえるようになりましたが、本県の栽培環境に適した品種がありませんでした。
 そこで、愛知県農業総合試験場は、本県の気候に適した、収量性が高く、高品質なパン・中華めん用小麦を目指して、2001年から品種改良に取り組みました。
 パンの加工適性が高い品種「ハルイブキ」と、本県の気候に適した多収の品種「タマイズミ」をかけ合わせ、その中から約10年の歳月をかけて両品種の優れた形質を併せ持つものを選びました。
 選抜にあたっては、おいしいパンを作るのに適した遺伝子を持つよう、先端の遺伝子診断技術を活用しました。
 また、パンや中華めんの業者にも御協力いただき、幾度も加工試験を行いました。
 こうして生まれたのが、パン中華めん用小麦品種の「ゆめあかり」です。

フェイスブックについて

 あいちの小麦「きぬあかり」「ゆめあかり」を使用した商品やあいちの小麦に関するイベントの情報等を発信しています。
 ぜひご覧ください。

おいしいパンやめんを生み出すちから

パン及び中華麺

特性1 「パンの膨らみ、中華めんのコシを生み出す3種のグルテニン遺伝子」

 パンがよく膨らむには、小麦粉に含まれるタンパク質の1つ、「グルテン」の質が重要です。「ゆめあかり」は、質の良い生地を作る「グルテン」を生み出す「グルテニン遺伝子」を3種も有しています。
中でも、特に製パン適性を高める遺伝子(Glu-D1d )を持っているので、よく膨らんだおいしいパンを作ることができます。

特性2 「パン・中華めん用小麦に必須の高いタンパク質含量」

 パン・中華めん用の小麦は、日本めん用小麦(うどん・きしめん等)と比べて、タンパク質含量が高いことが必要です。「ゆめあかり」は適切な栽培により、それらの用途に必要なタンパク質含量にすることができます。

たくさん穫れて育てやすい

「ゆめあかり」は、愛知県で長きに亘って作付けられてきた品種、「農林61号」に比べ、
1 穂が長く、収量が多い。
2 収穫時期は同程度。
3 草丈が短く、太いので倒れにくい。
4 タンパク質含量が高い。
5 病害抵抗性は同程度。
 といった数々の優れた特性があり、愛知県での栽培に適した品種です。

広がる作付面積

 愛知県では、「ゆめあかり」を、新たな県産小麦需要を喚起する重要品種と位置づけ、生産を拡大しています。
作付面積の推移

シンボルマークについて

 愛知県では、本県の気候に適し、収量性が高く、高品質な「ゆめあかり」のシンボルマークを定め、商標登録を取得しています。(平成30年12月7日登録、登録商標第6103931号)
 「ゆめあかり」及びその小麦を利用したパンや中華めん等の製品のPRに、どんどんご活用ください。
ゆめあかりシンボルマーク(カラー)

シンボルマークを使用するには

1 使用の申請
 愛知県が定める「愛知県産小麦『ゆめあかり』シンボルマークの使用に係る要領」に従い、県に使用を申請します。
2 使用における主な要件
 「ゆめあかり」の使用割合が100%となる製品を基本としますが、使用割合が100%でない場合は、「ゆめあかり」の使用割合を明らかにするなど、消費者の理解を得られるよう努めてください。
3 使用料
 皆様に広く使用していただくため、使用料は無料です。
4 申請書提出先
 〒460-8501
 名古屋市中区三の丸三丁目1番2号 愛知県農業水産局農政部園芸農産課 稲・麦・大豆グループ
 mail : engei@pref.aichi.lg.jp  ※メールでの提出が可能になりました。
 詳しくは、以下の「愛知県産小麦『ゆめあかり』シンボルマークの使用に係る要領」をご確認ください。

シンボルマーク活用中

 「ゆめあかり」シンボルマークの使用申込があり、使用を登録している事業者様は以下のとおりです。(2024年1月末現在)

「ゆめあかり」のぼり・ポスターをご活用ください!

 「きぬあかり」使用商品等のPRのため、シンボルマークの利用登録をされた方に、「きぬあかり」のぼり及びポスターを送付します。使用商品のPR等にご活用ください!
 ※のぼり用のポール等は含みません。

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