本文
知多の水産業
知多の水産業の特徴
知多地域では、船びき網漁業、小型底びき網漁業、のり養殖業といった沿岸漁業が盛んです。
特に、かたくちいわし、しらす、まだい、貝類、すずき類、のりなどが多く水揚げされ、全国でも上位の生産量を誇っています。
また、知多地区の漁業者の方々は、限りある水産資源を持続的に利用できるように、獲るだけでなく、くるまえびやとらふぐ等の稚魚を放流して、資源の維持、増大を図る栽培漁業や、獲りすぎを防ぐために、資源量を把握しながら漁業を行う資源管理型漁業などに努めています。
1 のり養殖業
漁業権漁業として、知多半島の沿海で広く営まれています。
知多地区ののり養殖は明治40年頃から始まり、養殖技術の改良により昭和40年代頃から急激に生産量が増加しました。その後沿岸域の埋め立てが進み、漁場は徐々に狭まってきていますが、今なお年間約1億8千7百万枚、約46億円を生産しており、県内の生産量の85%を占める有数ののり生産地となっています。
知多地区ののり養殖は明治40年頃から始まり、養殖技術の改良により昭和40年代頃から急激に生産量が増加しました。その後沿岸域の埋め立てが進み、漁場は徐々に狭まってきていますが、今なお年間約1億8千7百万枚、約46億円を生産しており、県内の生産量の85%を占める有数ののり生産地となっています。
もぐり船と呼ばれる漁船が網の下をくぐりながら、のりを摘み採っています。
2 船びき網漁業
船びき網漁業は、しらす船びき網とぱっち網に大別されます。表層から中層を泳ぐいわし類を対象としています。漁船2隻により比較的大型の網を曳いて操業します。篠島など、南知多町の南部に集中しており、県内の生産量の約8割が知多地区で水揚げされています。
いかなご船びき網漁船は、2隻で1つの網をひいて、操業を行います。
3 小型底びき網漁業
比較的小型の漁船で網をひいて、海底に棲む生物を漁獲するもので、網口の形状により様々な種類に細分化されます。漁獲物は、かれい、あなご等の小型魚類からまだい、すずき等の大型魚類、あさり等の貝類、えび、かになどバラエティーに富み、広い地区で営まれています。
伊勢湾の小型底びき網漁業は、まめ板網と呼ばれており、ネットローラーを使って網を巻き揚げています。
4 釣漁業(一本釣り)
魚礁の周辺で操業され、すずき類、まだい、くろだいなどの魚を一匹ずつ釣り上げ、多くはそのまま活かして漁港に持ち帰り、高値で取り引きされます。南知多町の師崎地区で盛んです。
5 さし網漁業
帯状の網に魚などを絡ませて獲る漁法です。かれい等の魚のほか、えび等も多く獲れています。多くが小規模な経営体で、広い地区で営まれています。

源式網と呼ばれるさし網漁業で、夜間に網揚げ作業を行っています。
6 はえ縄漁業
一本のロープにたくさんの釣針を付けて漁場に仕掛け、しばらくしてから回収して魚を獲る漁法です。篠島、日間賀島で多く営まれ、とらふぐを対象に操業されています。両島のとらふぐは知多半島の名産品となっています。
知多の水産業の主要指標
知多地区の漁業種類別経営体数の割合
主とする漁業種類別経営体
知多地区の漁業種類別の経営体数の割合は、釣りが15%と最も多く、次いで小型底びき網が14%、刺網の13%、のり養殖の13%、船びき網10%と続き、漁船漁業とのり養殖業が盛んに営まれています。
知多地区の魚種別漁獲量の割合(養殖除く)
知多地区の魚種別漁獲量の割合では、かたくちいわし、まいわしで50%と半数を占めており、次いでしらすの16%が続き、ひき網漁業による多獲性魚類の比率が高くなっています。
知多地区のり生産枚数の県内シェア(黒板のり)
愛知県ののり生産枚数は、約2億2千万枚で、知多地区(常滑市、美浜町、南知多町)ではそのうちの85%、約1億8千7百万枚を生産しています。
知多地区の魚種別漁獲量の県内シェア(養殖除く)
知多地区のしらす、まだい、すずき類の漁獲量は、県内漁獲量の80%以上を占めています。その他の魚介類でも大きな比率を占めているものもあり、知多地区は、漁業が活発な地域です。

