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人工妊娠課

ページID:0143444 掲載日:2023年12月18日更新 印刷ページ表示

人工妊娠課

採卵風景・牛受精卵の画像

採卵風景・牛受精卵

人工妊娠とは、受精卵移植(Enbryo Transfer)のことを示し、その頭文字からETと一般的に呼ばれています。これは供卵牛(Donor)から受精卵を取り出し、受卵牛(Recipient)へ移植し妊娠、分娩させる技術です。

  また、体外受精技術、受精卵性判別技術などの新しい技術を応用する際の基礎となる技術でもあります。

○受精卵移植技術の利点

  • 高能力牛の増産
  • 生涯産子の増加が望めます。
  • 特定品種の増産ができます。
  • 人工授精よりも産子生産効率が上がります。

人工妊娠課の主な業務

1 乳牛受精卵移植実用化促進事業

本県のET技術の普及・継承・向上を図る目的で研修会、技術者養成やOPU(経膣採卵)・IVF  (体外受精)技術等新技術の実証展示をしています。

2 乳牛受精卵事業

・受精卵移植技術高度化事業
畜産総合センター利用受精卵の生産を行っています。場内での採卵(特に輸入受精卵産子からの採卵)を行い、センター乳用牛群整備と技術の高度化に努めています。

・牛雌雄産み分け技術実証展示事業
センター種牛の改良と検定牛移植のための雌雄判別授精卵の生産とともに雌雄産み分け共同試験を行っています。

受精卵の雌雄判別の画像

受精卵の雌雄判別

・バイテク技術活用事業
平成17年度から有料化(手数料化)事業に組み換え、ET車を利用して農家採卵を行っています。この事業は農家における改良のためのベース牛群(種畜)を作出するのに有効かつ重要で、農家から採卵の要望が多い事業です。

バイテク事業フロー図ET車

バイテク技術活用事業実施体制とET車

3 和牛受精卵事業

受精卵移植により和牛の増産を図るため、当センターけい養の和牛供卵牛より採取して有償譲渡しています。
和牛受精卵事業フロー図

和牛受精卵事業実施体制図

  • 牛群改良整備事業
    三河高原牧場の種雌牛改良の受精卵を生産し、段戸山牧場の検定候補牛及び本場の生涯検定牛に移植し、供卵候補牛を生産することにより三河高原牧場の牛群改良整備等行っています。
  • 受精卵譲渡事業
    和牛の増産を図るため、三河高原牧場の種雌牛から受精卵を生産し、愛知県酪農農業協同組合を通して農家に譲渡しています。
  • 受精卵産子保留奨励事業
    愛知県和牛改良協会に三河高原牧場の種雌牛に関する枝肉育種価の早期判明の調査を委託しています。