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認知症サポーターステップアップ研修を開催しました

ページID:0258964 掲載日:2019年10月21日更新 印刷ページ表示

令和元年度 認知症サポーターステップアップ研修を開催しました!

愛知県では、令和元年度から「認知症サポーターステップアップ研修」を開催しています。これは、「認知症サポーター養成講座」で学んだことを土台に、サポーター活動を行うにあたって、実践の場で必要となる認知症に関する知識や、認知症当事者と身近に交流し、必要に応じて手助けをするための対応スキルの修得を目指すものです。

令和元年度は、県民の方を対象として研修会を2回開催しました。その概要は以下のとおりです。

※認知症サポーター:認知症の人や家族を手助けする人です。活動例としては認知症の人の見守りや話し相手、外出支援などが考えられます。

<ステップアップ研修の概要>

〇日時:(第1回)令和元年10月4日(金曜日) 14時~16時

     (第2回)令和元年11月15日(金曜日)14時~16時

〇場所:(第1回)愛知県三の丸庁舎(名古屋市中区三の丸2-6-1)

     (第2回)愛知県西三河総合庁舎(岡崎市明大寺町1-4)

〇受講者:(第1回)108名

       (第2回) 71名

(1)認知症への理解を深める ~医療法人宝会理事長 覚前淳氏 ~

〇認知症の原因となる疾患とMCI(軽度認知障害)の特徴・その対応や早期診断・早期治療の重要性についてお話いただきました。 

・「認知症の原因疾患によって、特徴的な症状が全然違う。そうするとおのずと介護の仕方も変わってくる」、「認知症治療で一番大事なのは、非薬物療法であり、刺激をもらえるような環境や介護する人の対応の仕方が大事」、「介護する人のうつ病が結構問題」との説明がありました。

(2)認知症の人への接し方 ~傾聴ボランティア「とよあけ」代表 小菅もと子氏~

〇コミュニケーションの基本である「傾聴」について、想いを受け止め、こころに寄り添う傾聴とは何かについてお話いただきました。

・認知症の人の心に寄り添うことや認知症の人を尊重することの大切さを繰り返し強調されていました。

(3)認知症サポーター活動事例の紹介 ~株式会社「夢と希望の華」代表取締役 井上卓氏~

〇認知症サポーター養成講座受講後、認知症カフェの運営等に関わっているサポーターの活動事例を紹介いただきました。

・「それぞれの地域の中で認知症の当事者の方を全体で支援するというよりも、自分のご近所、自分の身の回りの知っている顔の範囲の中で、声をかけたりとか、見守ったりとか、できないことを少し支援する。それも一方的じゃなくて、本人・家族がこういうことを困っていますってことに合わせて支援ができるといい」、「認知症の人が認知症でない人たちと変わらないことをやっても、認知症による症状だ、困った行動だと言われてしまう。認知症があっても、認知症でない人と根本的な考えとか、不安とか、求めるものは一緒だということを理解するとスムーズな支援につながる」との説明がありました。

<第1回 研修資料> ※第2回については第1回と同様の講師であるため、掲載は省略します。

<第1回講演録> ※第2回については第1回と同様の講師であるため、掲載は省略します。

<受講者アンケートの概要>

<第1回研修:名古屋会場>

・受講された方にアンケート調査を行ったところ、受講者の内訳は、「地域包括支援センター職員」(22%)、「一般ボランティア」(19%)、「介護従事者」(14%)、「行政職員」(13%)、「認知症本人の家族」(6%)、「医療従事者」(3%)の順でした。

・市町村において認知症の人や家族を手助けする「チームオレンジ」が設置された場合に、「参画したい」と回答された方が、受講者の約7割(71名)いらっしゃいました。

・活動を希望する分野としては、「見守り・声かけ」(23%)、「話し相手」(20%)、「認知症カフェの運営参加」(17%)、「ボランティア訪問」(12%)、「認知症カフェへの同行」(10%)、「買物支援」(8%)、「外出支援」(7%)の順でした。

・活動可能なエリアとしては、「名古屋市」(51%)、「日進市」(13%)、「岩倉市」(6%)、「江南市」(4%)、「津島市」「犬山市」「豊明市」「あま市」(いずれも3%)、「常滑市」「稲沢市」「新城市」「愛西市」「東郷町」「蟹江町」(いずれも1%)の順でした。

<第2回研修:岡崎会場>

・受講された方にアンケート調査を行ったところ、受講者の内訳は、「地域包括支援センター職員」(42%)、「行政職員」(28%)、「介護従事者」(20%)、「一般ボランティア」(6%)、「地域支援推進員」(2%)、「医療従事者」(2%)の順でした。

・市町村において認知症の人や家族を手助けする「チームオレンジ」が設置された場合に、「参画したい」と回答された方が、受講者の約4割(29名)いらっしゃいました。

・活動を希望する分野としては、「見守り・声かけ」(28%)、「話し相手」(21%)、「認知症カフェの運営参加」(14%)、「認知症カフェへの同行」(12%)、「買物支援」(9%)、「外出支援」(8%)、「ボランティア訪問」(5%)の順でした。

・活動可能なエリアとしては、「岡崎市」(26%)、「西尾市」(13%)、「安城市」「日進市」「新城市」(いずれも10%)、「豊田市」(6%)、「名古屋市」「豊橋市」「津島市」「蒲郡市」「豊明市」「みよし市」「東郷町」「幸田町」(いずれも3%)の順でした。

<第1回研修の様子>

覚前講師
小菅講師
井上講師
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