ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
現在地 ホーム > 分類からさがす > 観光・文化・スポーツ > 文化芸術の振興 > 文化財 > 重要無形文化財の保持者の構成員の追加認定(総合認定)について

本文

重要無形文化財の保持者の構成員の追加認定(総合認定)について

ページID:0296948 掲載日:2020年7月17日更新 印刷ページ表示

重要無形文化財の保持者の構成員の追加認定(総合認定)について

 国の文化審議会(会長 佐藤 信(さとうまこと))は、重要無形文化財の保持者の構成員の追加認定について、7月17日(金曜日)に文部科学大臣に答申しました。そのうち、愛知県では下記の5名が該当しますので、お知らせします。

1 重要無形文化財の保持者の構成員の追加認定(総合認定)

 
名称 保持者及び
その代表者の氏名
追加認定された保持者の構成員(うち愛知県在住者)
氏名 芸名 生年月日
(年齢)
能楽

一般社団法人
日本能楽会会員

代表者 野村 四郎
     (のむら しろう)

シテ方(観世流)
久田 三津子
(ひさだ みつこ)
  1961(昭和36)年
10月30日
(満58歳)
ワキ方(高安流)
橋本 宰
(はしもと つかさ)
  1965(昭和40)年
10月6日
(満54歳)
笛方(藤田流)
大野 誠
(おおの まこと)
  1966(昭和41)年
5月7日
(満54歳)
狂言方(和泉流)
今枝 郁雄
(いまえだ いくお)
  1964(昭和39)年
4月3日
(満56歳)
長唄

伝統長唄保存会会員

代表者 川原 壽夫
     (かわはら としお)
    (芸名:鳥羽屋 里長)
     (とばや りちょう)

三味線
加藤 孝樹
(かとう たかき)
杵屋 喜多六
(きねや きたろく)
1946(昭和21)年
9月17日
(満73歳)

2 解説

○ 能楽(一般社団法人日本能楽会会員)について

(1)能楽(一般社団法人日本能楽会会員)

「能楽」は、1957(昭和32)年12月4日に重要無形文化財に指定され、その保持者として一般社団法人日本能楽会会員が総合的に認定され、現在496名の構成員がいる。これらの構成員に加えて、51名を保持者の団体の構成員として「追加認定」するものである。(うち4名が愛知県在住)

(2)保持者の団体の構成員の追加認定

今回認定される51名は、能楽の技法を高度に体現し、重要無形文化財「能楽」の保持者の団体の構成員としてふさわしい者であるので、重要無形文化財「能楽」の保持者の団体の構成員(一般社団法人日本能楽会会員)として追加認定するものである。


○ 長唄(伝統長唄保存会会員)について

(1)長唄(伝統長唄保存会会員)

「長唄」は、2017(平成29)年10月2日に重要無形文化財に指定され、その保持者として伝統長唄保存会会員が総合的に認定され、現在67名の構成員がいる。これらの構成員に加えて、31名を保持者の団体の構成員として「追加認定」するものである。(うち1名が愛知県在住)

(2)保持者の団体の構成員の追加認定

今回認定される31名は、長唄の技法を高度に体現し、重要無形文化財「長唄」の保持者の団体の構成員としてふさわしい者であるので、重要無形文化財「長唄」の保持者の団体の構成員(伝統長唄保存会会員)として追加認定するものである。

3 認定制度・手続について

○ 重要無形文化財の指定制度及び保持者等の認定制度

我が国の伝統的な芸能や工芸技術のうち、芸術上又は歴史上価値の高いものを重要無形文化財として指定し、これらのわざの高度な体現者・体得者をその保持者又は保持団体として認定。

<認定の概要>

 1 保持者

(1) 各個認定・・・重要無形文化財に指定されている芸能又は工芸技術を高度に体現・体得している個人を認定。
(2) 総合認定・・・重要無形文化財に指定されている芸能を2人以上の者が一体となって体現している場合に、これらの者が構成している団体の構成員を認定。

 2 保持団体

重要無形文化財に指定される工芸技術の性格上個人的特色が薄く、かつ、当該わざを保持する者が多数いる場合には、これらの者が主たる構成員となっている団体を認定。
 

○ 指定・認定までの手続

毎年1回、重要無形文化財の保持者の死亡による認定の解除数、芸能及び工芸技術の分野の実態等を踏まえて、有識者により構成する文化審議会の専門調査会における専門的な調査検討を受けて、文化審議会の答申に基づき、文部科学大臣が保持者や保持団体の認定を行っている。