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「陶&くらしのデザイン展2014」を瀬戸蔵(せとぐら)で開催します
平成26年6月3日(火曜日)発表
-あいち産業科学技術総合センターはじめ全国の試験研究機関が出展-
あいち産業科学技術総合センター瀬戸窯業技術センターはじめ、陶磁器に関係する全国の試験研究機関が取り組んだデザイン開発の成果や試作品を一堂に集めて公開展示する「陶&くらしのデザイン展(※1)2014」を、7月3日(木)から9日(水)までの7日間、瀬戸蔵(瀬戸市)で開催します。
展示会では、陶磁器に関連する試作品やデザイン提案を中心に、食器やインテリア用品を展示します。瀬戸窯業技術センターからは、センターの研究成果を利用し瀬戸市内の企業が製品化した蓄光※2瀬戸焼を出展します。
また、併催行事として、7月4日(金)には柳(やなぎ)宗理(そうり)記念デザイン研究所※3所長 森(もり) 仁史(ひとし)氏※4の講演会をあいち産業科学技術総合センターで開催します。
専門家はもとより、一般の方にも楽しんでいただける陶磁器産地ならではのイベントとなっていますので、ぜひご来場ください。
昨年の会場風景
1. 展示会の概要
(1) 名称
陶&くらしのデザイン展2014
(2) 会期
平成26年7月3日(木)から7月9日(水)までの7日間
午前10時から午後6時まで(最終日は午後4時まで)
(3) 会場
瀬戸蔵(4階多目的ホール)
瀬戸市蔵所町1番地の1
(4) 入場料
無料
(5) 出展機関
陶磁器に関係する全国の11試験研究機関
(別掲 陶&くらしのデザインコンソーシアム※5参加機関(日本陶業連盟を除く))
(6) 展示内容
陶磁器を中心としたインテリア・エクステリア用品などの試作品やデザイン提案(開発コンセプトや製品アイデア)など、全国の試験研究機関が独自に、あるいは地域の企業・業界と共同で開発した成果品を展示します。
(7)併催行事(講演会)
テーマ:「モダンデザインと伝統 ~対立か融合か~」
講師:柳宗理記念デザイン研究所所長 森(もり) 仁史(ひとし)氏
日時:平成26年7月4日(金)午前10時から11時30分まで
会場:あいち産業科学技術総合センター 講習会室
(愛知県豊田市八草町秋合1267番1)
(事前申込不要・受講料無料)(8) 主催
陶&くらしのデザインコンソーシアム
※コンソーシアム参加機関:
独立行政法人産業技術総合研究所サステナブルマテリアル研究部門
茨城県工業技術センター窯業指導所「匠工房・笠間」
岐阜県セラミックス研究所
土岐市立陶磁器試験場・セラテクノ土岐
瑞浪市窯業技術研究所
あいち産業科学技術総合センター 瀬戸窯業技術センター
三重県工業研究所 窯業研究室
福井県工業技術センター
滋賀県工業技術総合センター 信楽窯業技術試験場
地方独立行政法人京都市産業技術研究所
長崎県窯業技術センター
一般財団法人日本陶業連盟
(9) 共催
瀬戸市、瀬戸焼振興協会、瀬戸地域窯業技術協議会
2. あいち産業科学技術総合センター瀬戸窯業技術センターの出展内容
「蓄光瀬戸焼」…当センターが企業と共同開発を行った蓄光材料を使用した瀬戸焼です。今回展示するのは愛知県陶磁器工業協同組合が平成25年度あいち中小企業応援ファンドの助成を受け取組んだ「蓄光素材を活用した商品開発と販路開拓」事業により製作された商品例で、当センターは同組合の要請により技術指導を行っています。
ねこメガネ置き
蚊やり
マグカップ
ねこ皿
【用語解説】
※1 陶&くらしのデザイン展
デザインや技術が人々の生活を潤すとともに、産業の活性化に寄与している姿を実感してもらうことを目的に開催されている展示会です。昭和39年に「陶磁器試験研究機関作品展」として発足し、その後、「陶&くらしのデザイン展」へと名称が変更になりました。今回は通算で51回目の開催となります。
陶&くらしのデザイン展は、本展と巡回展で構成されており、今回瀬戸で開催されるのは本展です。本展はその年の最初に開催される規模の大きなイベントです。本展が瀬戸で開催されるのは9年連続9回目です。
巡回展は本展開催後に全国を巡回する展示会で、今回は7月、9月に次の窯業地を巡ります。
○京都展:平成26年7月31日(木)~8月2日(土) 10:00~17:00(予定)
場所:地方独立行政法人京都市産業技術研究所
○岐阜展:平成26年9月27日(土)~9月29日(月) 10:00~17:00(予定)
場所:セラトピア土岐
※2 蓄光(ちっこう)
蓄光とは、光を蓄えて発光する物質の性状です。身近な例としては、時計の文字盤や針に「夜光塗料」として利用されています。
※3 柳(やなぎ)宗理(そうり)記念デザイン研究所
柳宗理(1915-2011)は「バタフライスツール」をはじめ多くの優れた工業デザインを世に送り出した世界的工業デザイナーであり、また長年にわたり金沢美術工芸大学で教鞭を執った教育者でもありました。本施設は柳宗理氏のデザイン思想を約7000点の貴重な資料をもとに調査研究する施設です。施設内には柳氏の作品約200点に触れて、その魅力を堪能できるスペースもあります。本年3月26日に石川県金沢市尾張町に開設されました。
※4 森(もり)仁史(ひとし)
柳宗理記念デザイン研究所所長。早稲田大学大学院博士課程修了後、松戸市教育委員会学芸員、金沢美術工芸大学大学院教授を経て現職。工芸・デザイン史を専門分野とし、著書に『日本“工芸”の近代』、『美術の日本近現代史』他があります。
※5 陶&くらしのデザインコンソーシアム
産業技術総合研究所中部センターの中部産学官連携センターとサステナブルマテリアル研究部門セラミックス応用部材研究グループが核となり、陶磁器産業技術に関わる全国の公設研究機関、陶磁器産業に関わる団体から構成されています。
陶&くらしのデザインコンソーシアム事務局
独立行政法人 産業技術総合研究所 中部産学官連携センター
〒463-8560 名古屋市守山区下志段味穴ケ洞2266-98
電話:052-736-7370 FAX:052-736-7403
問合せ
あいち産業科学技術総合センター
瀬戸窯業技術センター 製品開発室
担当 寺井、宮田
電話 0561-21-2116, 2117
愛知県産業労働部産業科学技術課
管理・調整グループ
担当 加藤、水野
ダイヤルイン 052-954-6347