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2026年3月24日(火曜日)午前10時
1 知事発言
それでは、ちょっと時間に早いですが、皆さんお揃いでありますので、始めさせていただきます。
皆さん、おはようございます。3月24日火曜日午前10時のですね、定例記者会見を始めさせていただきます。
いよいよ、長かった2月議会もですね、明日が最終日ということでございます。昨日、議会運営委員会がありまして、全部一応、明日の最終日のね、本会議も段取り、セットはされたということでございますが、明日最終日ということでございますので、よろしくお願いをいたします。
(1)インフルエンザの感染状況について
続きましてですね、インフルエンザの感染状況でございます。
3月19日公表している、毎週木曜日に公表しておりますが、今年の第11週、3月9日から15日までのインフルエンザ感染状況はお手元の資料のとおりでございます。
163の定点医療機関の報告数で、1機関当たり8.97人ということで、10人を切りましたということでございます。前の週に比べて0.72倍ということで、資料の1ページのですね、一番下に各週のあれ(定点医療機関あたりの報告者数推移)が出ておりますが、その裏面見ていただきますと、今年は、丸の折れ線グラフですが、年末にどんとピークが来て、下がって、また2月にまたどんと上がって、フタコブラクダみたいな珍しい形の、はやり方をいたしましたが、それもようやく収束。暖かくなれば収束しますのでね、インフルエンザはね、ということでございます。
ただ、この全ての保健所でですね、10を下回るということになってこの警報を解除するということでございます。ということでございますので、あと少しということで、今もですね、なので、これも久しぶりに使いますが、インフルエンザ警報は発令中ということでございます。手洗い、手指消毒、マスクの着用などですね、感染防止対策・感染症対策はしっかりやっていただきたいというふうに思っております。
春休みになりましたのでね、子供たちもこれで、学校でうつって、はやっていくということは、これで一区切りかなと思いますが、インフルエンザ、もう最終局面ですので、お気をつけをいただきたいと思います。ということでございます。
なのでですね、学級閉鎖などは、一番ピークが2月の上旬の第6週が300校で学級閉鎖ありましたが、3月9日~15日のこの11週は、11施設まで減ったということでございます。
先週ちょっと御報告しましたように、コロナは、この冬はとうとう、はやりませんでしたと。1週間当たり、1医療機関当たり1.8だったかな。2までいきませんでしたのでね。ですから、山来なかったということでございます。
このままね、普通の感染症といいますかね、インフルエンザのようなものになってもらえればいいのではないかと思いますが、いずれにしてもですね、新たな感染症対策、新年度も予算組んでおりますが、藤田医科大学病院に新たにですね、新たな感染症が起きた場合に、今私ども確保しております愛知県内11の感染症指定医療機関に66の感染症対応の陰圧のですね、そうした外部からシャットダウン、遮断できる、そうした感染症対応病床、用意をしておりますが、まとまったものを用意をするという形のものを作っていきたいというふうに思っておりますので、そうした対策もしっかりとやっていきたいというふうに思っております。
よろしくお願いいたします。
(2)「愛知県戦争遺跡調査報告書」及び「愛知県戦争遺跡マップ」の刊行について
(【知事会見】「愛知県戦争遺跡調査報告書」及び「愛知県戦争遺跡マップ」を刊行します - 愛知県)
それでは、今日の発表事項はですね、1点でございます。お手元の資料を御覧をいただきながらお聞きをいただきたいと思います。
冊子がありますが、冊子の前に、この2枚紙の資料がありますので、これをちょっと御覧をいただきながら、冊子は後でぱらぱらと。
結構大部の報告書とですね、この地図はこれですね。愛知県の戦争遺跡をマップとして地図に落としたものでございますので、またこれは御覧をいただき、御興味があり、御関心がいただければ、是非、取材も行っていただけると有り難いなというふうに思います。ということでございます。
それでは、「愛知県戦争遺跡調査報告書」及び「愛知県戦争遺跡マップ」の刊行について申し上げます。
我が国は、2025年、去年がですね、戦後80年の節目でありました。戦争体験者からの証言を得ることはですね、だんだん難しくなっております。戦争の記憶を継承し、戦争の残した教訓や平和の大切さを学ぶために、軍事関係施設や戦闘が行われた場所の跡など、戦争遺跡の役割は重要であります。しかしながら、戦争遺跡は年月の経過とともに、開発による撤去、風化による消滅が加速することが危惧されます。これは当然のことですけどね。やっぱり開発はされていくと。
愛知県では、1996年から2004年にかけまして、県史編さん事業の一環として、戦争遺跡を調査をいたしました。その後の状況を把握するため、2023年度から2025年度にかけまして、市町村と戦争遺跡の所有者の皆様の協力をいただきながら県内の戦争遺跡について現状調査を行いました。
20年ちょっと前にやったものにもう一回リサーチをかけて、その当時のものの追跡調査で、無くなっているものがあるんですね。今どうなっているかということと、また、更に県内市町村に照会かけましてね、他にもあるかといったら、やっぱり出てきたんですね。他にもこんなんあるよということで、その現状調査をまとめたのが、愛知県戦争遺跡調査報告書とこのマップということでございます。
まず、記者発表資料1ページを御覧ください。
今回の調査では、まず2023年度に「愛知県史」に収録された戦争遺跡の存否と、「愛知県史」に収録されなかった戦争遺跡の存在について把握した上で、2024年度から現地調査を実施しました。ですから、2024・2025(年度)と2か年でね。
まず、2023年度に把握をした上で、2か年で、2024・2025(年度)で現地調査をやりましたと。専門家による監修のもと、選定した主要戦争遺跡20件について、文献調査等による詳細調査を実施しました。専門家の皆さん御意見いただいて、20をまたリストアップをして、もう一回、更に詳細調査も実施いたしましたということで。
この資料の2ページを御覧ください。愛知県戦争遺跡調査報告書及びこのマップの概要でございます。
愛知県戦争遺跡調査報告書はA4判で166ページのカラー印刷で、戦争遺跡一覧、文化財としての指定・登録されている戦争遺跡の概要の紹介を始め、文化財として未指定・未登録の主要な戦争遺跡を解説をしております。現地調査の結果、現存することが確認できた戦争遺跡の概要も紹介をしております。
また、愛知県戦争遺跡マップは、こちらに掲示しておりますが、B1判のカラー印刷で、現存する戦争遺跡の位置を地図で示すとともに、一部写真を掲載をしております。
この報告書とマップの主要な配付先はですね、県内全ての公立図書館、それから大学図書館、それから高等学校、そして県内外の主な戦争・平和資料館などでございます。また、報告書とマップのデータは、県の公式Webページでも公開をいたします。
この報告書とマップを、県内戦争遺跡の基礎資料として県民の皆様に御覧をいただいて、戦争遺跡の適切な保存・継承に役立てていただくことを期待をするものでございます。
3年にわたって行いました戦争遺跡調査につきましては、市町村や戦争遺跡の所有者の方々など、関係する皆様には多大なる御協力をいただきました。誠にありがとうございました。心から御礼申し上げます。ということでございます。
3ページ以降がね、「戦争遺跡とは」ということで参考でございますが、概ね明治時代から、1945年、第二次大戦終結までの軍事関連施設及び国内外において戦闘が行われた場所に残された跡という定義でございまして、軍事施設、軍需工場、空襲・戦災、その他ということでございます。
4ページがですね、詳細調査を実施した戦争遺跡ということで20件。これ、専門家の皆様の御意見を頂いてですね、伊藤厚史(いとう あつし)さんですね、名古屋市見晴台(みはらしだい)考古資料館学芸員の方の監修のもとに、この20件を選定をして、詳細調査をしたというものでございます。
具体的にはですね、戦争遺跡としては、例えば航空基地としては、例としては美浜町の「第一河和(こうわ)海軍航空隊防空指揮所跡」、それから、軍需工場の例としては「豊川海軍工廠(こうしょう)」ですね。今は別の工場、同じところにね、工場が建っておりますけれども、当時は東洋一と言われておりましたね、海軍工廠でございますが。それから空襲被災の跡としては、「半田赤レンガ建物」に、米軍の戦闘機による機銃掃射の跡で、壁に80か所以上の弾痕が残っているということで。いや、私も見ましたけど、本当生々しいなと。レンガですのでね、それは、鉄砲の弾行けば、当然穴空きますもんね、ということでございました。
今回の調査では、更にですね、新しいものを加えまして、全部で388件として整理をしてこの報告書とマップに収録をさせていただきました。
私ども愛知県ではですね、1963年(昭和38年)に愛知県議会におきまして「平和県宣言」というものを議決をいただいて、行政運営を行ってきました。県民の皆様の平和を希求する心を育むためにも、戦争体験を次の世代に引き継いで、戦争の残した教訓、平和の大切さを県民の皆様が学べるようにすることが大切だということであります。
なので、この「愛知県平和県宣言」からちょうど2023年で60年、それから去年、2025年は戦後80年という形で、一つの節目ということでありましたので、この際ですね、大体25、26年前にですね、行った調査ですね、1996年から2004年にかけて行った調査をもう一回レビューをしましてですね、改めて調査をして、こういう形の戦争遺跡調査報告書という形とマップにさせていただいたということでございます。
また御覧をいただき、是非、また皆さんもね、取材か、プライベートでも結構ですが、また見にいっていただけたら有り難いなというふうに思っているところでございます。
できるだけ、先ほど申し上げましたように、県内の図書館や公立・私立の学校、それから、全ての市町村に提供して、保存・継承に向けて、どういうふうにやっていくかは、また引き続き、市町村の皆さんの御要望、御意向もあると思いますので、協議をしていきたいなというふうに思っております。
この20件のうちね、一番左下にあります「明治海軍航空隊基地」、安城市とありますが、これは私の家の近所でございましてね。もう今は、何て言いますかね、当時の資料を私も見ましたけどもね、地元に近いとこ、私の父親世代のものでありましてね。戦後は全部、飛行場のコンクリを全部ひっぺ返して田んぼにしたというもので。だから、農地になって、今また工業用地になって、一部工場になっておりますけどもね。やっぱり食料不足、食料増産ということで、全部田んぼに戻したと、こういうことでございますが。ですから、元々松林と田んぼだったところを全部、人海戦術でひっぺ返してですね飛行場にして、昭和18年から20年まで2年間あった海軍の航空基地でありました。主に飛行機乗りといいますかね、結局、最終的には特攻隊要員を養成したということでありますが、そういうのがあったと。慰霊碑はもちろん今でもありますけどもね。という、ある意味で悲しい歴史のものということなんで、こういうのはやはり語り継ぎ、引き継いでいくことが必要ではないかというふうに思っております。
何であんなもん、あんなど田舎に造ったかと言ったら、ミッドウェー海戦で負けて飛行機乗りをいっぱい失ったので、養成せないかんということで、緊急に造ってですね、もう1年足らずで飛行場にして滑走路を6本用意してですね、飛行訓練に明け暮れたと。最盛期4,000人から5,000人いたと言いますからね、大変な飛行場だったんではないかというふうに思って。
今でも、飛行機を隠す掩体壕(えんたいごう)とかですね、弾薬庫の跡とかいうのは残っていますね。ほとんど田んぼに直したけども、さすがにそんなもんはよう壊さんということだったと思います。
当時、そこでですね、だからまだ兵隊に行っていないんだな。大学、学徒出陣で、事務屋ですかね、海軍主計少尉で、二十歳そこそこで出陣したのが、戦後大蔵省の事務次官の後、もう亡くなりましたけどね、大蔵省のドンといわれた長岡実(ながおか みのる)さんという方がね、専売公社の最後の総裁で、その後民営化をした、JT(日本たばこ産業株式会社)を作った方でありましたけど、おられたんで、今から15、16年前ですけど、まだ私、国会議員やったときに非常に話が合ったんで、「一回見に来るか」と。「行く行く」と言ったんで、私が御案内した覚えがありましたけど。2人で、ここでここでとかって言って並んで見に行ってね。最後は、碧南の大浜の、まだ残っていた料理屋で、「ここ、よく行きました」とか言って、そこで2人で一杯やりましたけど。懐かしい思いがいたします。
いずれにしてもですね、ほっとけばどんどん朽ち果てていきますので、やはりこうしたものは残していきながらですね、歴史を語り継いでいくということは大事なことだというふうに思っておりますので、よろしくお願いを申し上げます。
ちなみに、その長岡さんという方はですね、東京生まれの東京育ちで。もちろんあれですね、府立一中、一高、東大、それも飛び級で東大行っていますので、1年早く卒業されています。同級生に豊田章一郎(とよだ しょういちろう)さんという方がいましてね。小学校、府立一中、一高の同級生、そこまで同級生。
でも、豊田章一郎さんはやっぱり、親父さんに言われてですね、一高は出たけれども、名古屋大学に来いと言われて名大に行ったということでございました。うちはトヨタ自動車、名古屋の会社だから名古屋の大学に行けと、鶴の一声だったということだそうでございますが、長岡さんいわく、大変物静かな。だから昭和の1桁ですかね、小学校入ってきたのは。何かあの日本の発明王、豊田佐吉(とよだ さきち)の孫が入学してくるぞと言って、みんな、「おっ、どういうやつだ。」とか言ってみんなしゃべっていたけど、来たら、すっごい物静かな真面目ないい子だったと、こういう言い方でしたけど。「豊田佐吉って有名だったんですか」、「そりゃそうだよ」と。「日本の発明王だよ」と、「日本のエジソンだよ」と、こういうふうに言っていましたけども、そういう懐かしいお話でございました。ということでございます。
(3)豊川用水の渇水対応について
それでですね、発表事項は以上でございますが、御質問も多分いただけるんじゃないかと思いますので、私から、豊川の渇水状況につきましてですね、今日、先ほどですね、愛知県の渇水対策本部第1回会合をですね、先ほどさせていただきました。皆さんに取材いただきましたので、あのとおりでございますが、補足して申し上げますと、3月、特に豊川用水のですね、豊川の渇水対策でございますが、3月17日から第6次節水対策を行っておりまして、上水道25パーセント、農業用水45パーセント、工業用水45パーセントのですね、節水を行っております。この日曜日の夜半といいますかね。夜から月曜朝にかけても降雨はありましたが、貯水量の十分な回復には至っておりません。
引き続き、3月17日宇連ダム枯渇でありますが、回復はしておりません。
引き続きですね、この三つの利水者と水資源機構施設管理者と私ども県と、行政とで十分協議をしながら、厳しい配水管理を行い、貯水量の温存を図っていきたいというふうに思っております。今週も傘マークが三つぐらい付いていますかね。ただ、大きな傘マークではないのでね、ちょっとなかなか、貯水量の回復までは、十分な回復には至らないかもしれませんが、ちょっとでも降ってもらって、その貯水量の温存を図っていきたいと思います。
施設管理者水資源機構は、2月20日から豊川本川からの緊急取水、3月17日から宇連ダム底水の汲み上げ。ポンプでね、汲み上げて、また豊川の河川に戻すといったこともやっております。そして、農業用水は、土地改良区による配水調整、井戸の応急利用、それから番水の実施。4月からは番水の実施もやると。水道用水も、街頭での節水PR、SNSによる発信で節水への協力、それから減圧給水も行い、そして給水車の待機。夜間水道ノータッチ運動ということで、夜間における水道の使用自粛の協力要請も行っております。また、公共入浴施設の臨時休業、福祉施設の浴室利用の休止、ガソリンスタンドでの洗車の自粛も行っております。工業用水は、各事業者において節水のPRや循環利用の強化、操業時間の短縮、生産調整も行っております。
引き続きですね、関係利水者による節水対策を強力に進めていただきたいというふうに思っております。
現在宇連ダムは枯渇し、その後ですね、大島ダムもですね、今日の未明0時現在で6.5パーセントの貯水。いや、全体でね、豊川全体6.5パーセント。宇連ダムがゼロ、大島ダムが5.8パーセント。宇連ダム、大島ダムと、あと、七つの調整池がありますから、九つで今6.5パーセントという状況でございます。
大変厳しい状況でございますので、関係者の御協力をお願いをしたいというふうに思っております。愛知県渇水対策本部の設置で、全庁一丸となってこの対策をしっかりと取り組んでいきたい。渇水情報の収集、水の確保の調整、応急対策の調整などを行っていきたいというふうに思っております。
このまま降雨がない場合は、大島ダムも4月の上旬には枯渇するという見込みであります。引き続きですね、厳しい緊急渇水対策、節水対策と渇水対策を行っていきたいというふうに思っておりますので、よろしくお願いします。
何としてもですね、梅雨時といいますか、まとまった雨が降るまで、何とかですねこれは持ちこたえていきたいというふうに思っておりますので、よろしくお願いをいたします。
私からは以上です。
2 質疑応答
(1)豊川用水の渇水対応について
【質問】 最後におっしゃっていただいた豊川用水の関係ですが、先ほどの本部員会議でも、知事から、今後の見通しについて、このままだと豊川用水全体で1か月もたないのではないかというような、厳しい見通しも示されましたが、この理解としては、ぽつぽつと雨は降っていますが、まとまった雨が降らなければ、もう1か月後には豊川用水全体がもうゼロになるのではないかといったそういう理解でよろしいでしょうか。
【知事】 もちろん、雨が降るか降らないかというのは、これは分かりませんがね。
おとといのと言いますか、昨日の未明の雨でちょびっとは回復しましたので。ですから、ああいう形で、今週も傘マークが、曇りのち雨みたいな小っちゃい傘マークが三つぐらいありましたかね。それは降ってくれるとですよ、何とか貯水量の、温存と言いますか、ちょっとでも回復に結びつくので、こればっかりは期待をしたいというふうに思っておりますが、先ほど申し上げましたように、例えばですね、このまま雨がないと大島ダムが4月上旬にも枯渇する見込みということでありますので、残りの七つの調整池といっても、そんな大きな池ではありませんのでね、調整池でありませんので、本当に雨が降らなければ、4月中にもということではないでしょうか。
だけど、普通はね、この桜の季節というのは菜種梅雨と言いますからね、普通は雨降るんですね。なんで、そういう意味では、何とか、何とかやりくりできるんではないかなと思っておりますが、ただ、5月に入ると本当にまた雨が降らない時期でもありますので、本当にこの4月5月はちょっと、胸突き八丁かなという感じでおります。
なので、最悪の事態も想定しながらですね、私どもとしては、この水の確保にね全力を挙げていきたい。でもって、当然、節水をね、引き続きお願いをしていきたいというふうに思っております。
なので、例えば農業用水でね、一番水を使う需要期というのは、田植えなわけですよ。田んぼに満々と水をたたえてね、米を植えていきますから。でも、今の状況が続きますとね、やはり田植え、田んぼに満々と水をたたえて稲を植えていくということにはなかなかなりにくいというか、ならないので、そうなると、今の状況でこの節水の45パーセント、更にこれを強化をするということになればですね、田植えの時期はやっぱり少し遅らせてもらわざるを得ないと。そういったことにもやっぱりつながっていくということだと思っております。
冬野菜とか春野菜は影響はありましたけども、大体これでもうほぼほぼ終わりがけみたいな感じになってきますので、あと、次はやっぱりあれですね、水田ですよね。稲作にね、やはり一番大きな影響がね、出てきますので、何とかまとまったね雨が降って、また貯水量がある程度回復をしていただくことを切に願っていきたいというふうに思います。
なので、そういう意味では、田植えの時期をどうするかということについてもですね、いや、植えたいから植えるなんて、そんなことにはなりませんよ、これは。水供給しませんからね、こっちは。そうなると、それはもうその時期をもう、話をしながら遅らせてもらうということもあり得るということだと思っております。
【質問】 豊川用水の件で、先週の会見でも静岡県の天竜川の佐久間ダムからの導水も念頭に置きながら調整したいということでしたが、その協議や調整の進捗というか、検討状況について教えてください。
【知事】 これはですね、豊川水系というのは、御案内のように、設楽町から東栄町の一部から、あと、こちらの鳳来というか新城市、それから豊川市、豊橋市、蒲郡市、それから田原市という形で行きますが、静岡県の湖西(こさい)市もね、この豊川用水なんですよ。地形的にね、浜名湖の西なんで、それは浜名湖側から導管引いて水を供給する、そんなことは、やれんことはありませんけれども、すごい非効率なんで。昔から地続きなんでね、だから、何であそこが静岡県なのか、私は、個人的にちょっと不思議な感がありますけどもね。歴史的にも基本湖西市に立地している企業もほぼほぼというか、スズキ自動車の大工場があってあれですわ、あとはみんなトヨタ関係ですよ、あれ。湖西市で一番大きな工場はスズキじゃないよ、デンソーだよ。昔のアスモですけどね、小型モータを作っている。あの新所原(しんじょはら)の駅からだーっとみんな、朝なんか一列になって歩いていきますけども。7,000人、8,000人ぐらいいるのかな、あそこ。巨大な工場があって、大体みんな住んでいるのは豊橋に住んで、通っているんですよ、ほとんど。一番多いのはね。
なんですけど、まあまあそれはそれとして、あそこの湖西市の上水道、工業用水も農業用水も全部豊川用水から行ってるんですね。それはそうですね、同じ地続きなんで。
ということがあってですね、その見返りで、佐久間ダムから豊川にですね、宇連ダムのちょっと下のところに導管が引いてありましてね。これが佐久間導水というやつで、夏の水の需要期にもし水が足らない、渇水になれば、もちろん天竜川水系佐久間ダムに、天竜川水系にそこそこ余裕があれば、佐久間導水でね、豊川に送るという、そういう取り決めになっているわけでございます。
でありますが、この春の時期、冬とか春の時期は、佐久間導水で供給するという時期から外れているんですね。なので、基本そういったことではありますが、しかし、でもってですね、天竜川水系でも、現在、やはり節水を行っております。当然のことながら、同じ地域なんでね。じゃあ一山越えて雨がだーだー降って、こっちは、こっちの豊川水系は全然降らなくて、一山越えたら、東へ行ったら、天竜川水系に雨がざんざん降っている、そんなことありませんのでね。両方とも降っていない。
ただ、集水面積が非常に巨大、諏訪湖から流れてきて、伊那谷から何から全部集水区域になるので。でもって、佐久間ダムは巨大なダムなので、そういう意味では、豊川よりも。今、節水を行っておりまして状況はよくありませんが、豊川のような緊急事態ではないというふうには聞いておりますので、私どもとしてはね、やはり豊川水系が今日本の中で、あと福岡とか四国とか関東、神奈川とかでね、結構厳しいとこありますけど、日本の中で一番今豊川水系が一番厳しいという状況でございますので、この佐久間導水もですね、私ども念頭に置きながら、これは関係者と調整を行っていきたい、そのように思っております。
【質問】 その調整というか協議というものは、例えば静岡県に職員さんが相談に訪問されているとか、そういった状況はありますか。
【知事】 私からちょっと現段階で申し上げられるのはですね、やっぱり相手さんもありますしね。ということなので、お願いだけばっかり言うのはあれですから、私どもとしては、豊川用水は緊急事態だということでありますので、今御質問のあった佐久間導水も念頭に置きながらね、調整を行っていきたいということでございます。
その調整の状況云々等々につきましては、現段階ではちょっと申し上げられる状況ではないということでございます。
(2)東京圏への人口流出について
【質問】 2月の記者会見でも質問が出ましたが、就職や進学の春ということで、人口流出について改めて質問させてください。
近年、若者や女性が進学や就職を機に地元愛知を離れるケースが目立っていると思います。総務省の人口移動報告を見ても、毎年1万人前後が東京圏へ流出して、東京の一極集中が止まらないという現状になっていると思います。
こうした流れを食い止めていくために、今、愛知に足りないものは何なのか。また、今後どのような施策に取り組まれていくのか。大村知事のビジョンをお聞かせください。
【知事】 もうこれ何度も何度も、いつも申し上げておりますが、私ども愛知県はですね、日本一の産業県でありますから、産業、雇用の場はあるということで、むしろ、人手不足状態はずっと続いているということなので。なので、(技能実習生として)働く外国人労働者の関係の皆さんはですね、愛知が日本で一番多いという状況なんですね。
もちろん、外国人の方の人口は、東京がね、もういろんな学生さんから、いろんな技能職種の皆さんからね、高度技能の人材の方から、ありとあらゆる業種があるので、製造業除けばですね。ありとあらゆる業種があるので、東京が一番多いと。その次は、長らく愛知でありましたが、今、大阪の方がちょっと多いかな。大阪と愛知がどっこいどっこいですが、働いている、働く方、働く労働者と限ると、やはり愛知が2番目に多いということになっておりますが、それだけの人手不足の愛知であります。日本一の産業県、産業地帯なんで、産業、雇用の場はあると、働く場はあると。でもって、人手不足だと。
しかしながら、やはり10代20代、若い人を中心にですね、東京圏へ毎年1万人の流出がある。そのうち6割がですね、20代の若い人だということの実際状況があります。かつては、やはり若い女性の方がですね、女の子が行って、大学とか就職で行って帰ってこないということがあったんですが、今、若い男性、男の子も同じぐらい行くということでございます。
なので、私、前から申し上げておりますが、産業、雇用の場があり、経済も成長しですね、活力は非常にあると。しかしながらですね、これも別に愛知に限ってということではありませんけれども、やはり若い人たちはやはり刺激を求めてね、やっぱり住んで働いて、そして楽しい場所でないとですね、ここに住んでみようかなとかね、ここにとどまろうかな、ここに定着しようかなというふうには思ってくれないという現状、実態があるんではないでしょうか。
なので、やはりそういう意味で、産業、経済を強くして、雇用の場を作ってね、それがやっぱりベースだと思いますがね。働く場所を作って、その地域を盛り上げていくということはもちろん必須。ベースにあると思いますが、併せてですね、やっぱり住んでて楽しい、エキサイティングな、そういった場所にしないとですね、若い人たちはなかなかとどまっていただけないということではないかと。だとしますとね、やっぱりエキサイティングな、刺激がある、そういった住んで楽しい、おもしろい、そうした場所にしなきゃいけない。そのためには、エンターテイメントがね、やっぱどうしても必要だというふうに思います。
なので、私はこの何年来、完成させてきましたけれども、構想だけではなくて、実際に作って、営業、運営をするということで、ジブリパーク。それからSTATION Ai、スタートアップですね。あれもやっぱり、もうスタートアップ、もちろん今は、年代が非常にね、50代60代の方もスタートアップ作りますよ。作ってね、あれしますけど、主力はやっぱり、スタートアップの主力というのは20代30代の方々ですから、あれも人を集める仕掛けだと思っておりますね。ジブリパーク、それからSTATION Ai、スタートアップの拠点。それに派生してね、様々なイベント、行事もやりますね。TechGALA Japanとかね、スタートアップの関連イベントももうオープンして1年5か月になりますけれども、もう2,000本近いスタートアップのね、ピッチイベント、リバースピッチ、セミナー、フォーラム、シンポジウム、そうしたものもあるということ。それに加え、去年のね、6月に完成しました、オープンしましたIGアリーナですね。日本最大、アジア最大のアリーナを作ってね、スポーツ、コンサート、そうしたエンターテイメント、イベントの拠点にしているということでもあります。そしてまた更に今年の9月10月は、アジア大会、アジアパラ大会でね、アジアのオリンピックなんですよね。そこでまたしっかりとスポーツを通じてね、アジアの平和とスポーツの祭典で盛り上げていきたい。そういったことを、一連のものをずっとやってきています。
なので、もっともっとここにね、愛知に、名古屋にね、住んで楽しいと、いろんなものがあるという形にね、していきたいと。それは、ここに住んでいる人たちも楽しんでもらいたいと思いますし、よそからたくさん来てね、また海外からも来てね、ここに来て、楽しみたいといったような、そういった人をね、もっともっと作り出す。そのためにもね、やっぱりそういったエンターテイメントの要素を含めたね、まちづくり、地域づくりをね、もっともっと盛り上げて進めていきたい、そういうふうに思っております。
(3)豊川用水の渇水対応について
【質問】 豊川用水について、質疑の中で、最悪の事態を想定しながらというお話がありましたが、最悪の場合は断水ということもあり得るのかお伺いしたいです。
【知事】 今のところはですね、現状でいけば、断水にまでは至らないのではないかと、それは避けられるのではないかというふうに思っておりますが、本当にこの後一切雨降らずにですね、先ほど申し上げましたね、宇連ダムの底水、大島ダムが枯渇して、また底水を使う。それが、全く雨降らなければ、4月の半ばにもね、枯渇してしまいますが、更に七つの調整池ね、それも使い切ってしまいますとね、あと本川、豊川の本川だけになるというようなことになってしまいますとですよ、本当に一番最悪の事態というのは、やっぱりどうしても止めることができないといいますかね、どうしても必要なのは、飲み水、上水道ですから、上水道が、まずは完全な断水ではなくて、時間断水みたいな形からいくんでしょうな、そうなると。これまでも、全国各地にいろんな例がありますが。
ということになるんでしょうけど、それは何としてもね、避けたいと。そのためにもですね、雨はいずれはもちろん、今週も傘マーク三つありますから、どこかでは降ってくれますので、降ってくれた貴重な雨水、水をですね、できるだけ長く引き伸ばして使うと。そのためにも節水が大事だと、節水と有効利用が必要だということでありますから、それに全力を挙げていきたいというふうに思っております。
なので、その一環として、先ほどもちょっと申し上げましたが、これから4月の半ば以降ですね、田植えの時期が始まりますね。田んぼに満々と水をたたえて、あれを、土を軟らかくする代かきをやって、その後、田植機で稲を植えていくわけですけれども、あれは相当水使いますからね。あの広い面積をね、田んぼに満々と水を貯めるわけですから、それは、その時期は、今の状況ではやっぱり遅らせていただかないといけないということになりますね。
本当は、コシヒカリみたいな早稲(わせ)の種類だと、本当は4月中にね、連休前に田植えせないかんのですけど。そうすると、8月末から9月の前半に刈り取りということになりますが、その遅らせても、じゃあ取れんことはありませんのでね。なんですけども、早稲のものを遅らせると、やっぱりちょっとあれですね、その作にはちょっと影響あるんでしょうね。あるんでしょうけど、それはゼロになることはありませんので。そういう意味で、そういった点も御協力をいただくということで、とにかく限られた水資源を有効活用して、節水をして、できるだけこれを引き伸ばしていって、まとまった雨が降る梅雨時までね、何とか、何とか持ちこたえていけるようにやっていきたい、そういうふうに思っております。
だから、そういう意味で、時間断水とかに備えて、給水車は各市の。だから、水道事業やってるところはみんな給水車持っていますからね。災害時にあれするとか、それは一応いつでも出動できるように用意はしてありますよ。そういうことにならないようにね、これはしっかりと、とにかく限られた水資源の有効活用と節水をね、やって、とにかくまとまった雨が降るまで何とか持ちこたえたいというふうに思っております。
(4)名古屋駅周辺のまちづくりについて
【質問】 名古屋駅周辺のまちづくりについてお伺いします。
先日、名古屋市から官民合同会議の設置という方針が示されまして、先週の広沢市長の会見でも、知事に参加を呼び掛けて、快諾してもらったというような発言がありましたが、愛知県としての官民共同会議に対する関わり方と考え方、議論への期待などを伺えますでしょうか。
【知事】 もちろん連絡はいただいておりますし、こういったものを作りたいと。だから、名古屋市内のまちづくりはね、まちづくり、都市計画は名古屋市の仕事なんで、名古屋市中心にね、よりよいまちづくりをね、名古屋駅界隈の都市計画、まちづくりをね、しっかりやっていただきたい。そのことは申し上げました。
それだけではなくて、常日頃からね、日常的に名古屋市の関係者とはですよ、名古屋市及び名古屋市会の関係者とは、日常的にやっぱり連携、連絡、相談取っておりますので、そういう中でもですね、名古屋駅周辺のあれの都心会議、まちづくりはですね、名古屋市が中心になってやっていただければいいと思いますが、何といっても、一番大きなのは名鉄の名古屋駅をどうするかということでありますからね。特に鉄道の都市インフラ部分、鉄道のインフラ部分どうするかということでありますから、これはですね、関係者、ステークホルダーが相当多岐にわたりますので、国、県、市といった行政と名古屋鉄道さんとですね、そこの関係する関係者、JR、近鉄、また様々なデベロッパーの皆さん、それから名古屋の経済界の皆さん、そういった皆さんとしっかり連携をしてですね。年末にですね、残念ながら、今の名鉄さんが作った計画ではね、建設費がどーんと爆上がりしてですね、これはできないということになってしまったわけでありますから、もう一回事業計画を見直す中でですね、どういう形で名古屋駅の再開発ができるか。これは、私ども県の立場としてもですね、我が事としてですよ、我が事としてしっかりと考え、関係者と協議しながらね、これは、よりよい解決策を見出すべくですね、取り組んでいきたいというふうに思っております。
決して名古屋市の話だと思っておりません。我々の県の話でもあるといいますか、我々がやはりしっかり国との間を取ってね、調整をしていくということかなというふうに思っております。ですから、相当県も市も相当応分の負担もしなきゃいけないと思いますよ。都市のインフラ部分、交通のインフラ部分ですからね。
なので、そのことも含めてですね、よりよい解決策をですね。そんなに時を置かずにですね、あんまりじっくり考えて寝かせりゃいいかって、そんなんで解決策出てきませんから、もうできるだけ早くね、解決策、その方向をね、見出していきたい、そういうふうに思っております。
よろしいですか。
ありがとうございました。
明日が2月議会の最終日、閉会日でございますので。
昨日、議運が済みましたんで、これでセットされましたので、御議決はいただけるもんだと思っておりますが、明日、最終日でございます。当初予算がね、かかっておりますので、一般会計3兆2,000億を超え、当初予算としては過去最大でありますし、企業会計、特別会計で4兆8,000億を超えるという大変大きな予算でありますから、御議決をいただければですね、速やかに、速やかにですね、執行して、県民の皆様にお届けをしていきたい、そのように思っておりますので、よろしくお願いいたします
今日は以上です。ありがとうございました。