本文
2025年5月20日(火曜日)午前10時
1 知事発言
おはようございます。5月の20日火曜日、午前10時ちょっと前ですが、皆さんおそろいですので、定例記者会見を始めさせていただきます。
連休の半ば以降ですから、久方ぶりということでございますが、3週間ということはないのか。ほぼそれに近いのかもしれませんが、ということで、よろしくお願いをいたします。
(1)知事の中東渡航の成果について
まずはですね、私の中東渡航等についてですが、これはすみません、YouTubeで配信もありますので、簡潔に申し上げますが、お付き合いのほどよろしくお願いいたします。もう既に日々日々、毎日、記者クラブさんにはですね、お届けをしている情報をまとめたものということで、おさらいという意味でお聞きをいただければというふうに思っております。
5月6日から5月14日まで、トルコ共和国及びアラブ首長国連邦を訪問いたしました。
まずですね、5月7日は、トルコを訪問し、アイシントルコを訪問いたしました。2004年設立で、ドアフレーム、ドアロック、シートベルトセンサーなどの自動車部品製造拠点であります。また、海洋ごみの回収船の建造費用の寄附などの環境保全活動、また、2023年発生のトルコ南東部大地震への支援などの社会貢献活動への取組について説明を受けて、工場内を視察いたしました。
続いて、海事博物館を視察をいたしました。これはですね、トルコ海軍のですね、所管のところでございまして、昨年12月にですね、秋篠宮殿下妃殿下も訪問されたおりにこちらの方に訪問されております。1890年、和歌山県沖で沈没したトルコの軍艦「エルトゥールル号」の救難・救助活動等についての資料や模型などについての説明があり、トルコと日本の友好の原点になったとの発言もありました、ということでございます。
それから、翌8日は「トヨタ・モーター・マニュファクチャリング・トルキエ(TMMT)」を訪問いたしました。1990年設立をされ、94年生産開始ですから、31年でございます。カローラ、CH‐Rの生産拠点でございます。TMMTの事業概要やトルコの自動車産業の概況について説明を受けた後、TMMTの生産シフト、生産車のトルコ国内及び欧州での販売比率、災害支援の具体的内容等について意見交換を行い、工場内を視察をいたしました。年間23万台から24万台生産をし、85パーセントをEU等に輸出をして外貨を稼いでいるという、大変、こういう工場が一番有り難いんだろうと思いますけれどもね。雇用をどんと作って、トヨタグループで数万人の雇用を作り、85パーセント輸出をして外貨を稼いでるということなので。確かに、拝見いたしましてね、大変レベルの高い工場だというのがよく分かりました。さらに生産拡大をしていくということでございますので、日本、トルコのね、経済関係の発展の大きな役割を担っていただければというふうに思っております。
ちなみに、このトルコのトヨタ工場の存在でですね、2019年6月にG20の首脳会合で大阪を訪問されたエルドアン大統領が、その足でこちら愛知に来られて、在日トルコの方を集めての、1,000人規模の大集会をやられたときに私も参りましてね、その折にエルドアン大統領とお話をさせていただいたことで、その年の2019年11月に在名古屋トルコ総領事館が開設をされたという御縁がございます。またこうした関係は大事にしていきたいと思います。
翌9日は、トルコ建国の父、アタテュルク廟を視察をし、その後ですね、ムスタファ・フルキ・ジェヴィズオール・トルコ・日本友好議員連盟会長始め8名の国会議員さんと面談をさせていただきました。会長からはですね、愛知県は製造業が盛んで、約20社の愛知県企業が事業活動を行っていると。今後とも二国間関係の発展に期待をすると。私からはですね、トルコ建国100周年の2023年にレセプション開催をし、建国100周年をお祝いいたしましたと。今後ともさらに関係強化を図っていきたいということを申し上げました。
その後ですね、アブドゥッラー・ギュレル公正発展党院内会合代表と面談をいたしました。現政権与党の幹事長という感じですかね、という方でございますが、そのトルコ総領事館の開設への謝意を是非エルドアン大統領にお伝えいただきたいということを申し上げました。
続いてですね、エキンジ外務副大臣と面談をさせていただいて、総領事館の開設以来ですね、トルコの方が増えているということで、引き続きですね、良好な二国間関係の発展に向けて御支援をお願いをしたいということを申し上げさせていただきました。
続いてですね、オズテュルク前トルコ総領事とも面談をさせていただいたということでございます。
そしてですね、その後、5月11日日曜日でありましたが、UAEへ参りまして、シャルジャに参りまして、まずはですね、フール・アル・カシミ芸術監督のお父上である、このシャルジャの首長ですから、王様をですね、宮殿に訪問させていただきました。御息女であるフール・アル・カシミさんをお迎えをしてですね、素晴らしい芸術祭になることを楽しみにしていると申し上げたところ、アル・カシミ首長からは、また文化関係のね、交流をですね、またしていければというお話をいただきました。この方は学者さんでございまして、農業関係の学者さんということで、実際に大学でも教えておられたということで、文化と学術でこの国を盛り上げていきたいというお話でございました。
その後ですね、このフール・アル・カシミ美術財団理事長がディレクターを務める中東最大規模の国際芸術祭「シャルジャ・ビエンナーレ」を理事長の案内により視察をさせていただいたということでございます。
続いて、12日はですね、月曜日はドバイを訪問いたしまして、アジアパラリンピック委員会本部に隣接する障害者スポーツ施設を視察をさせていただき、その後ですね、APC本部でマジッド・ラシッド会長と面談をさせていただきました。また、2026年アジアパラ大会の成功に向けてともに取り組んでいくことを確認をいたしました。
なお、昨日今日とですね、APCの調整委員会が今こちらで行われておりまして、昨日、私も参加をさせていただき、今日も会議と施設の視察を行っていただいているということでございます。
そして、ラシッド会長の勧めで、未来博物館というのを拝見をいたしました。未来に向けての技術を詰め込んだ博物館でありまして、AIのアンドロイドとも会話をさせていただきました。そうしたことに非常に力を入れている、最先端技術に非常に力を入れているというのがよく分かったということでございます。
翌13日にはですね、アブダビに参りまして、中川UAE臨時代理と面談をさせていただきました。
その後ですね、世界最先端の医療サービスを提供する中東一の医療機関であるクリーブランドクリニックアブダビを訪問いたしました。これはアメリカのオハイオに本拠地がある世界最先端の医療機関・病院でございますが、それを誘致をしたということでございまして、院長さんも理事長さんも、そうした上の方、がんセンターの所長さんもみんなアメリカ人ということでございました。そうした最先端の医療機関を拝見をしたということでございます。
明らかにホテルニューオータニよりもはるかにゴージャスな病院でございまして、すごいもんだなと思いましたけどもね、ということでございます。あと、医療ツーリズムでね、中東全域というか、ヨーロッパ、アフリカからもですね、アジアからも、海外から患者さんを受け入れているという、そういうことでもありました、ということでございます。
それから、アブダビ国営石油会社を訪問させていただきました。今、日本は、石油の輸入はUAEが一番でございまして、40パーセント近い量をUAEから輸入し、サウジが30パーセント強だったかな。サウジより多いというのはちょっと驚き。ほぼアブダビですから、ということは大変大事な国でございますが、このアブダビ国営石油会社は、もう脱石油ということでですね、カーボンニュートラルの様々な技術開発を行っているということと、AIをですね、非常に熱心にやっている。それからまた、アンモニア・水素との関係でJERAとも協定を結んでですね、やっているということでありましたので、また今後ともこうした面での連携は深めていきたいと思っております。
以上ですね、トルコ、中東と訪問いたしましたが、引き続きですね、こうした関係を深めていければというふうに思っております。とにかくトルコも大事な国でありますが、UAEはもう、何ていうかな、高層ビルからですね、AIの開発から、また水素・アンモニアへの開発から、そうした面でのオイルマネーの巨大さというのを改めて実感をさせていただいたということでございました。また引き続き連携をしていきたいと思っております。
(2)燃料電池商用車の導入促進に関する重点地域の選定について
続きましてですね、これももう昨日発表されたものでございますが、改めて申し上げます。燃料電池商用車の導入促進に関する重点地域の選定です。
愛知県では、水素及びアンモニアのサプライチェーン構築や利活用の促進に向けた取組を進めており、モビリティ分野においては、燃料電池自動車の普及やそのインフラである水素ステーションの整備・運営支援などに取り組んでまいりました。
そうした中で、経済産業省が、水素を燃料とする燃料電池商用車(FC商用車)の普及を促進するため、相当程度の需要が見込まれ、自治体の意欲的な活動がある地域を集中的に支援する重点地域を公募し、愛知県は4月14日月曜日に申請いたしました。
この度、愛知県を特に意欲的な取組を行う地方公共団体である「中核地方公共団体」として選定し、愛知県と地理的に接する都道府県を含めて「中部重点地域」に選定するとして、昨日、5月19日月曜日に経済産業省から発表されました。
愛知県では、2030年度までに、全国のFC商用車の導入目標2万8,000台のうち4分の1に当たる7,000台。小型トラック5,800、大型トラック1,020、バス180を導入するという野心的な目標を設定をしております。
今回の選定を踏まえまして、自動車メーカーや水素ステーション事業者、輸送事業者、荷主などとさらに連携を深めるとともに、今後、FC商用車の導入や水素ステーションの整備などに対してより一層の支援を講じることで、脱炭素と競争力強化の両立を図り、我が国の水素社会を牽引をしてまいります。
あとは、関係の資料を添付をしております。
全国をですね、5つの重点地域として、6つの地方公共団体を中核団体として指定をしております。東北、関東、中部、近畿、九州ということで、私どもは中部地域の中核ということで指定をされました。
これを指定していただきますとね、一つは、大型の水素ステーション等への補助が、2分の1が3分の2になるということと、水素ステーションの運営費についてもですね、この補助の拡充があるということと、また、充填された水素のですね、いわゆる値差支援といいますかね、価格差支援が、4分の3国がやって、残りを県がやると、価格差を解消できるということでございまして、大変大きなメリットがあるというふうに思っております。
引き続きですね、水素社会を目指してしっかりと進めていきたいというふうに思っておりますので、よろしくお願いをいたします。
(3)アジア・アジアパラ競技大会ボランティア募集への応募者数(速報値)について
続きましてですね、3点目申し上げます。愛知・名古屋2026年大会のですね、ボランティア募集の応募者数(速報値)について申し上げます。
大会ボランティアはですね、約4万人を目標としているということでありますが、一般ボランティアは約1万8,000人ということで、この方々につきましては、研修期間が必要なので、今年4月末を締切りとして募集を行ってきましたが、5月19日時点の応募者数を暫定的に取りまとめたところですね、2万5,209人ということで、目標は大きく上回ることができたということでございます。
なお、現在も確認作業続いておりまして、現時点で応募者の目標は大きく超えております。
応募していただいた皆様には、心から感謝を申し上げたいというふうに思っております。
要は、まだ集計中ということと、まだまだやっぱり来るんですよ、こういうのはまだ。別に厳格に4月30日でパシャとかって窓口閉じるなんていうことはしませんのでね。そういたしますと、まだまだいただけるとなると、まだもうちょっと、まだもうちょっと増えていこうかと思っております。
そういった方々、一応全員の方に、組織委員会事務局から一応面接させていただいて、採用の決定通知をさせていただいて、また7月ぐらいから研修に入るということです。オンラインというのがありますのでね、今はそういう形でさせていただきます。
なおですね、専門ボランティア、語学だとかですね、そういった通訳とかね、そういう専門ボランティアとか、競技を応援できる競技ボランティアだとか、あと、学生ボランティアとか企業ボランティアなどにつきましては、引き続き、10月末を期限として、関係団体、学校、企業などともお話をさせていただき、募集を継続をしていきたいというふうに思っております。
なお、今回応募していただいた中に、やはり、とにかく応募してくれということで働き掛けしましたので、この専門ボランティアの方に行っていただけるような方もたくさんおられますので、そうした方は振り替えて登録をね、お願いしていければというふうに思います。
ボランティアの皆様には、国際総合スポーツ大会の運営への参加を通じて、アジア各国の選手・関係者との交流など、またとない有意義でエキサイティングな体験を共有しつつ、ともに大会を作り上げていただくことを大いに期待をしたいというふうに思っておりますので、よろしくお願いをいたします。ということでございます。
(4)ジブリパークの夜間営業について
(【知事会見】8月2日(土曜日)、9日(土曜日)、16日(土曜日)の3日間、「ジブリパークの夜間営業」を行います! - 愛知県)
それではですね、次に発表事項等々にまいります。
まず1点目でございまして、ジブリパークの夜間営業についてです。
愛知万博20周年記念事業「愛・地球博20祭」の夏のイベントと連携して実施するジブリパークの夜間営業についてお知らせをいたします。
今年8月の2日土曜日から17日日曜日までの土日・祝日にですね、開催予定の愛・地球博20祭の夜のイベント「ナイトファンタジー」と連携をし、ジブリパークでは、8月2日、9日、16日の土曜日、3週連続土曜日の3日間、営業5時までというものを8時まで営業時間を延長いたします。
資料の1ページ見ていただきますとね、こういった形でやりまして、このジブリさん提供の魔女の谷の夜の風景ですが、非常にこれは普段見れない幻想的な風景であり、光景でありますので、またこれはね、御期待をいただければと思いますが、2ページの1、ジブリパーク夜間営業の概要(2)対象エリアです。
夜間営業の対象エリアは、ジブリの大倉庫、もののけの里、魔女の谷の3エリアで、青春の丘、どんどこ森は、通常5時までの営業となります。
ここはちょっとですね、この青春の丘、どんどこ森というのは、ナイトファンタジーが行われる大芝生広場からちょっと離れた位置、青春の丘はそこまであれですけど、ちょっと建物のキャパ自体が2つとも小さいのでね、ということと、どんどこ森はちょっと山道通っていきますのでね、ちょっと真っ暗のところを通っていただくのは、やっぱり何かあってもいけませんので、危ないということもありますので、人つけないかんのでね。そうするとなかなか大変なので、特に照明も少ないということもありますので、魔女の谷と、大倉庫は室内なのでいいですが、もののけ、大芝生広場のすぐ隣なんでね、明かりもあるということで、対象にさせていただくということにいたします。
そして、注の1にありますように、夜間営業実施日に限り、もののけの里、魔女の谷の最終の入場時間は19時半です。
注2にありますように、夜間営業実施日における17時以降の物販・飲食の営業は、一部施設に限る場合があります。
詳細はジブリパーク公式Webサイトに後日掲載されます。来園の当日までに御確認ください。
次に、(3)夜間営業実施日のチケット販売についてを御覧ください。
夜間営業実施日を含む8月の入場分のチケットは、6月10日14時から販売を開始をいたします。
今回、夜間営業用の特別なチケットはありません。通常のチケットサイトから実施日となる3日間のいずれかを指定し、対象となる3エリアに入場可能なチケットを御購入いただく形となります。
なお、夜間営業実施日に限り、通常のチケットに加えて、ジブリパーク大さんぽ券プレミアムとジブリパーク大さんぽ券スタンダードに、ジブリの大倉庫へ16時から御入場いただく枠と17時から御入場いただく枠を追加販売をいたします。
チケットの販売方法は、通常営業日と同様でございます。
また、参考の3にありますように、今年の7月12日土曜日から9月25日までの愛・地球博記念公園の体育館での開催の「鈴木敏夫とジブリ展」につきましても、ジブリパークの夜間営業と合わせて、8月2、9、16の3日間は、通常6時までの開館を8時までに延長いたします。
詳細につきましては、「鈴木敏夫とジブリ展」の公式Webサイトを御確認ください。
夜のジブリパークでは、通常目にすることのできない幻想的な夜景を観覧でき、「ナイトファンタジー」では、愛・地球博記念公園の大芝生広場で盆踊りやドローンショーなどをお楽しみいただけます。
御家族、御友人と一緒に、是非夏の夜の愛・地球博記念公園へ遊びにきていただきたいと思います。
ということで、資料4ページに盆踊りとかドローンショーのイメージがありますね。ということでございますし、これはだから、入場料は通常と一緒で、5時を3時間延長で、その5時以降入場の枠を設けるということなんで、入場料は割増しになりませんので、この夏の真っ盛りなんで、夕方ぐらいからの方がいいのかもしれませんね。是非、夏休みでもありますので、是非、またお時間があればですね、またお越しをいただければというふうに思います。
なお、今日発表としたのはですね、毎月27日、これは県民デーとしておりますね。2022年の11月27日が愛知県創立150周年でしたので、毎月27日をですね、県民デー、県民の皆さんに優先入場していただくということなので、8月27日の入場分申込みを5月25日から開始いたしますのでですね、ということで、その前にお知らせできるように、今日発表させていただいた。8月27日は特に関係ないけど、とりあえず5月25日よりも先に発表しようということで、させていただいたということでございます。
とりあえず今回はこの3日間延長。去年もゴールデンウイークにですね、3日間だったかな、あれ。うまいもの祭りのときに、ジブリパークではなくて、万博公園を延長したんだな。ということをやりましたけども、今、大阪万博のちょっといろいろ話題になっておりますが、営業時間延長しようとしますとね、私、よくジブリパークについてもですね、夏は5時だと明るいし暑いよと。夜もやったらどうだという声がありますよと。
現に私のところにもそう来ますけど、そうするとですね、シフトを増やさないかんわけですよ。今でも一交代、シフトが二つ要るんだな。朝9時―5時でもね。一つだとなかなかえらいということで。そうするとまた人を手当てというか、対応しなきゃいけませんので、そういったその分と収入が見合うのかということになりますのでね。
だから、大阪・関西万博はどうされるかちょっとあれですけども、増やして、お店が開いているからその分収入が増えるか。収入は増えるんでしょうけど、それ以上にやっぱコストも上がることがあるので、なので万博協会は、いやあんまり乗り気じゃないという報道見ましたけど、そういうことだと思いますね。
我々やってて、確かにコストに見合うかというのをちょっと考えないとね。ということでございますが、今回は、夏休みのこういう万博20周年なので、ジブリパークさんの御厚意といいますかね、とりあえず実験的にこの3日間だけ夜8時までやるということを言っていただいたということでございますので、是非、貴重な機会なので、お申込みをいただければ有り難いのではないかなというふうに思っております。
なので、これは愛知万博20周年記念事業のイベントの「ナイトファンタジー」と連携をして特別に実施するものでありますので、今後どうするかは全く未定ということでございますし、シフトを増やさないかんので、なかなか簡単ではないということは申し上げておきたいというふうに思っております。
(5)2027年度技能五輪全国大会・全国アビリンピックの愛知県開催について
(【知事会見】2027年度技能五輪全国大会・全国アビリンピックを愛知県で開催します - 愛知県)
続きましてですね、2つ目の発表事項です。「2027年度技能五輪全国大会・全国アビリンピック」の愛知県開催についてであります。
愛知県では、「2028年技能五輪国際大会」の日本・愛知開催が決定したことを受けて、前年の「2027年度技能五輪全国大会」と「アビリンピック」の本県開催について、厚生労働省、独法の高齢・障害・求職者雇用支援機構(JEED)と調整してきました。
この度、厚労省、JEED(ジード)から、2027年度の両大会を愛知県で開催するという旨の通知をいただきました。
両大会は、11月5、6、7、8の4日間、Aichi Sky Expoをメイン会場として開催をいたします。
なお、技能五輪全国大会・アビリンピックは、2023年度からこれで5年連続、愛知県での開催となります。
技能五輪全国大会・アビリンピックは、選手たちが多種多様な職業に関する技能競技にひたむきに向き合う姿を間近に見ることを通じて、子供たちがものづくりへの関心を高め、次代を担う若者にとっての大きな目標となることから、我が国の産業人材の育成につながる極めて意義のある大会です。
今後、国を始めとした関係者の皆様と連携しながら、両大会を成功させ、2028年の技能五輪国際大会にしっかりとつなげてまいります。
ということでございまして、資料の2ページ、3ページを御覧いただきますとね、技能五輪の全国大会とアビリンピック大会、2014年度に初めて愛知県で、最初は、Sky Expoありませんでしたので、分散開催。8つの市だったかな、8つの市で13会場だったと思いますが、分散開催をいたしましたが、その後、2019年8月末にSky Expoを作りましたので、そこからですね、ずっとやって、途中、東京、幕張は中央開催ですが、あと基本全部うちになっているということで。
技能五輪大会だと、1,200人ぐらいの選手団のうち、愛知県選手団が250人ぐらいが愛知県選手団で圧倒的に多いのでですね、ということかなというふうに思っておりますが。ましてやね、2028年が技能五輪国際大会なんで、その会場でね、やっぱりやりたいと。1年前にね、やりたいという声が国内競技関係者から当然ありますわね、その前の年にね。27年で出て勝った人が28年の国際大会に出るので、そこでやらせてくれという声と、1年前なので、国際大会の関係の国からのですね、やっぱりどういう会場だと、実際どう使っているんだということを見にいきたいという声もありますので、前年はやっぱりうちでやらんといかんのだろうなということでございます。
ということもありまして、私がかねてから、技能の甲子園にするんだということが段々、ほとんどそうなってきつつあるなということでございまして。こういう状況からしても、Sky Expoを作っておいてよかったなというふうには思いますけどもね、ということでございます。
それとあれですね、2021年度はちょっとコロナ明けであれでしたけども、東京都が開催なので東京ビッグサイトでやりましたけど、東京ビッグサイトはもう見本市とか展示会で取れませんでね、これ全然。不可能と。幕張ももうほぼ取れなくなっているということでありますので、1会場でフラットでどんとやれるという意味では、うちが一番この大会にふさわしいということになってきたということでございますので、またしっかりとね、盛り上げていきたいというふうに思っております。
(6)愛知県農業総合試験場と共同で農業イノベーション創出を目指すスタートアップ等からの技術提案募集について
(【知事会見】【あいち農業イノベーションプロジェクト】 愛知県農業総合試験場と共同で農業イノベーション創出を目指す スタートアップ等からの技術提案を募集します - 愛知県)
それでは、最後です。それではですね、3点目、愛知県農業総合試験場と共同で農業イノベーション創出を目指すスタートアップ等からの技術提案募集です。
愛知県では、農業総合試験場とスタートアップ等が連携して新しい農業イノベーションの創出を目指す「あいち農業イノベーションプロジェクト」に2021年度から取り組んでおります。
本プロジェクトでは現在、18課題について共同研究開発を進めており、農業用アシストスーツのテスト販売が開始されるなど、成果が出ております。
この度、農業分野における更なるイノベーション創出を目指し、2026年度から3年間の共同研究開発に取り組む「プロジェクト2026」を立ち上げることといたしました。
つきましては、スタートアップ等からのですね、技術提案を広く募集しますので、お知らせします。
今回の募集は、「未来へつなげるサステナブル農業の実現」を始めとする4つのテーマに基づく技術提案と自由提案枠の二つのカテゴリーで、採択件数は、1年5件程度を予定をしております。
これを3年ぐらいやるとね、15件になると、こういうことでございますが、発表資料の2ページを御覧ください。
テーマに基づく技術提案については、スタートアップとの共創により新たな機器やサービスの開発などのイノベーション創出を期待する、農業総合試験場の研究シーズや過去の試験研究成果をテーマごとに示しております。これらを参考として、関連する技術やアイデアを積極的に御提案をいただきますようにお願いいたします。
募集期間は、本日、5月のですね20日から7月14日ということでですね、2か月弱ということでございます。
スタートアップ始め、革新的な技術やアイデアを有する企業等との共創によって、更なる農業イノベーションを創出し、農業分野における様々な課題の解決につなげます。皆様の積極的な御応募をお待ちいたしております。
ということでございまして、2ページにありますテーマでございまして、I、II、III、IVで、3ページの(2)で自由提案枠ということで、この4つをですね、重点テーマといたしますが、さらに自由提案も受け付けるということでございます。
7月14日までの応募期間に応募していただいた上で、あと審査としては、3ページ下にあります、このあいち農業イノベーション研究会の先生方にですね、審査をいただくということでございます。
4ページでございますが、提案が選定された場合のメリットでございまして、農総試との共同研究、研究ほ場の活用、農総試との共同研究開発の実施、専門家による支援、スタートアップ支援プログラムを作っておりますので、そういったものの助成金などの支援、それから県内農業関係者とのマッチング、試験研究に関する競争的資金獲得に向けた計画作成支援ということで、様々な支援をさせていただきます。
スケジュールは、5ページの6にあるような形で、こうした形で進めてまいりまして、今年度こうして選定をさせていただいて、2026、7、8の3か年ですね、3か年支援をさせていただくということでございます。
そして、今現在ですね、このやっております、6ページ、7ページがあいち農業イノベーションプロジェクトというのをですね、2021年度からやっておりますが、その中で、2022年度にこうした18の課題についてですね、こうしたスタートアップ及び企業さんを選んで、2023、4、5と3年間ですね、共同研究開発をこの18のプロジェクトでやらせていただいております。それの2026年度からの3年間、2期版ということでございまして、こうした形で進めていければというふうに思っております。
なおですね、現時点では、農業用アシストスーツというのをテスト販売を開始したものが1件ありますのと、アプリケーションや機器などの試作品を開発しているのが10件ありまして、これは農総試や生産者の協力を得て、農業現場でのそうしたイノベーションに向けてですね、新たな新商品開発などに向けて取組を進めているということでございます。
今年度5件、来年度5件、27年度5件ですから、毎年毎年5件ずつぐらいを採択をして。そうすると、5掛ける3で15件ぐらいを3年間、すだれのような形でね、支援をしていくということでございます。
スタートアップだけではなくて、研究開発成果の事業化を通じた社会実装を行う企業さんであれば、どなたでも結構でございますし、大学発ベンチャーで現時点でまだ企業でない、法人格を持っていない方でも、手を挙げていただければ、内容がよければ採用させていただくということで、できるだけ門戸は広く広げるということにさせていただいております。
こうした、7月14日に締め切って、研究会による審査を行い、選考結果が10月中旬の公表を予定をいたしております。
今年度はですね、計画作成とか予備試験の実施にかかる費用として、県から1社当たり最大100万円を支給をいたします。
なおですね、現行、今18課題やっておりますが、1社当たり最大1年で500万円ぐらいの補助があるということでございまして、引き続き農業イノベーションをしっかりと進めていきたいというふうに思っております。
なお、このプロジェクトはですね、STATION Aiを中核とするスタートアップの愛知県のプロジェクトですが、個別の課題として、農業とかヘルスケアとかですね、あと環境とかですよ、あとモビリティ、それからスポーツ、この5つを個別の課題として、企業さんと一緒にコンソーシアムを作ったり、プロジェクトの募集をしたりしてですね、取り組んでいるものの一つということでございまして、実際にSTATION Aiとも連携をしておりまして、現時点でこの農業イノベーションプロジェクトに参画しているスタートアップは20社ありますが、このうち3分の1、6社はSTATION Aiの登録メンバーということでございますので、また引き続きそうした連携を進めていきながら、取組を強化をしていきたいというふうに思っているところでございます。
私からの発表は以上でございます。
2 質疑応答
(1)アジア・アジアパラ競技大会ボランティア募集への応募者数(速報値)について
【質問】 アジア大会のボランティアの関係で2点お聞きさせていただきます。ボランティアが集まるかどうか心配された時期もありましたけど、結果的に、この一般ボランティアは目標1万8,000の1.4倍ぐらい集まったということに対してのお気持ちをお聞かせください。
もう1点が、専門ボランティアが今現状、2万2,000の目標のうち、どれぐらい今確保できているのかという数字を教えてください。
【知事】 1つはですね、この2万5,000、まだ途中経過でありまして、まだこれより大分増えますので、実際はどうでしょうね、1万人以上は上回るんじゃないかなというふうには思います。
これは、募集もそうですけど、我々から関係のところにですね、競技会場のあるそうした市や関係の団体の皆さんに働き掛けをさせていただきましたから、まあこのくらいは優に超えていくだろうなということはありましたので、まあそういう意味では、普通に対応してきているかなというふうには思っております。
あと、専門ボランティアさんはですね、これ、語学の通訳だとか、あと競技関係のボランティアとか、また学生、企業さんとか、これからでありますのでね、これからですので、これからまた関係のところに、これは一般の応募というよりも、個別に働き掛けて確保していこうということなので、10月末なんで、まだ半年ぐらいありますのでね、じっくりそうした関係者へ働き掛けをしてやっていきたいというふうに思っております。
なので、現時点でというのはあんまり意味がないかなというかということと、あと、今回手挙げて登録していただいた方も、語学だとか競技だとか、そういった関係で専門ボランティアの方に振り替わっていただく方も相当数いますので、そういった方々で確保していければというふうに思います。
それと、4万人というボランティアは、私が見ても、もうちょっと精査せないかんなと思いますね、これね。組織委員会の事務方も、とりあえず言ってみたという感じかもしれませんけどね。やっぱりちょっと精査は要ると思いますね。あんまりボランティアさんばーっと増やしてね、そうすると管理も大変ですからね。なので、とりあえず一般ボランティアさんは、人数面はね、ある程度確保しましたが、専門ボランティアは、そういう形ではちょっと違うと思うので、そこはちょっと、本当に必要なニーズがどのぐらいなのかというのは、正直言ってまだ精査していないので、精査しながらまた確保していきたいというふうには思っております。
(2)燃料電池商用車の導入促進に関する重点地域の選定について
【質問】 燃料電池の商用車の重点地域に選定されたことについて、2点質問をさせてください。1つ目が、まず知事の受け止めに関して。
2つ目が、今回の認定を追い風に、県としては、具体的にどういうふうに動いていかれるのかといったところを教えていただけると有り難いです。
【知事】 今回ですね、このように燃料電池商用車のですね、導入促進に関する重点地域にですね、私ども愛知県が選定をされたということは大変喜ばしいことだというふうに思っております。これは、民間企業の皆さんと、また、私ども愛知県だけではなくて、愛知、岐阜、三重、名古屋市、3県1市と企業さんで中部圏水素・アンモニア社会実装のですね、協議会を作って、ずっと着実に地道にね、活動を続けてきた、そのことが評価をいただいたものというふうに考えております。実際に実需を作ってきておりますので、それが今回指定をされたということであります。
なので、これで具体的にですね、経産省と、これNEDO(ネド)でいいんだよな。
【県職員】 経産省だけ。
【知事】 経産省か。NEDOではなくて。具体的にこれで経産省の補助というかね、支援が受けられるということでございますのでですね、大型の商用車、トラックですね、私ども、大トラ、小トラ、バスとですね、7,000台をですね、商用車全国の4分の1を2030年度までに導入しようという意欲的な構想をですね、掲げておりますので、これをやるためには、やはり大型の水素ステーションですね。今、全部が全部、その水素ステーションにバスとか大型トラック入りませんのでね、そうしたものをやっぱり作っていくという補助も対象になりますし、それからですね、やはり水素にはやはりどうしても今、価格が高いので、その価格差支援をね、していかないと普及していかないということがありますので、この価格差支援も今回対象になると。その価格差の4分の3は国が補助して、残り4分の1を、県が出しますと、価格差を解消して普及に進められるということがありますので、この私どもが目指すですね、水素・アンモニアの社会実装を進めていくためには、今回の重点地域の指定はマストでありましたので、喜ばしいということと、指定を受けられて、正直ほっとしたという感じがございます。
引き続きですね、この指定を弾みとして、関係の民間事業者の皆さんとともにですね、水素ステーションとこのFC商用車・トラック・バスをしっかり、着実に導入をしていくためにね、取組を進めていきたいというふうに思っております。
あわせてですね、この支援の中で、こうしたことを弾みとしてね、また、水素・アンモニアを活用した発電施設とか、そういったね、エネルギー関係のものについてもどんどん進めていければというふうに思っております。
とにかく、まずはですね、こうした形で、水素・アンモニアの利活用、社会実装をですね、しっかりと進めていきたいというふうに思います。
そもそもね、我々のところでこうしたFC商用車を実際に作っていただいている自動車メーカーありますので、そういった方々に頑張っていただいてね、頑張っていただいて。実際に物を作っていただかないと増えていきませんのでね。その水素スタックですね、燃料電池のスタックを作れる会社というのはそうありませんのでね。具体的にはトヨタさんにしっかり頑張っていただいて作っていただいて。作っていただかないことにはこの台数ができませんので、是非ともね、この水素スタック、そして水素商用車をね、作っていただいて、やっぱり世の中こういうふうに実際に外で走っていって、またFC車来たなというぐらい、目立つぐらいにね、やっぱりいかないと、普及したという感じになりませんので、そうしたのを一日も早くね、目指していきたいというふうに思っています。
(3)アジア・アジアパラ競技大会ボランティア募集への応募者数(速報値)について
【質問】 ボランティア募集の件で少し確認をさせてください。ボランティアの数が全体4万人を当初1月末までで、それが4月末までに延長されたという認識だったんですけれども、今回は、4万人という全体の数字は、そもそも4月末まででは集まっているのか集まっていないのかだと、どちらになりますでしょうか。
【知事】 すみませんね。聞き取りにくかったのであれですけど、あれですね、今回、一般ボランティアを4月末までということにしましたのでですね。なので、その一般ボランティアさんをまずはお願いをするということでさせていただいて、そしてまた広くお声掛けをさせていただき、ただただ募集というか、ホームページで、ネットでね、募集して、スマホで登録してくださいというだけではなくて、競技会場のあるような市やですね、団体、関係の皆さんにもお声掛けさせていただいて、これだけの数を御登録いただいたということでございますが、これ、正直言って、まだ途中段階なんです。もっと増えます。もっと増えますので、まあどうでしょうね、目標の5割以上増しと言っていいんだろうと思いますがね。5割以上増しということなんで、その中に専門ボランティアの方も入っていますので、それを振り分けの作業をまたこうやりましてね。引き続き、あと半年まだありますので、秋に向けて、通訳といった、そうした語学のボランティアさんとか競技の専門知識を持って競技運営も支援できるボランティアさんだとか、あと学生ボランティア、企業ボランティア。
特に学生ボランティアさんはですね、やっぱりどうしてもこの9月10月で、土日だけじゃなくて、平日も絡みますのでね。やはり実際に働いて000いる方々が。このボランティアさん、1人10日間というのをですね。アジア大会とパラ大会は別なんですが、アジア大会で16日の競技期間のうち10日間を一つの単位としておりますから、なかなか社会人の方で10日間お休みになれる方はですね、ちょっと制約は出てくると思いますので、是非ともですね、これから私ども、学生ボランティアさんをね。愛知県の大学の学長懇話会、愛知県内には4年制大学52大学ありますので、大学生の人数は愛知県内で20万人おられますので、その学生ボランティアさんもね、この専門ボランティアという形でね、やはりお一人でも多くの方にこれはちょっと登録をいただいて。大学さんにはね、このボランティアをやることで、一部の大学では単位の認定といいますかね、ということも御配慮いただければ登録しやすいということなので、そうした形もお願いしたいと思いますし、企業さんには、このボランティア年休、ボランティア休暇ということも大手企業さんは大体そうした、通常の年休とは別に、ボランティア休暇というのを制度化していますので、それもできるだけ広く社員の皆さんに周知していただいてね、また活用していただいて登録いただけるようにお願いをしていったり。我々も、愛知県もですね、県職員もそのボランティア休暇を、今5日間ぐらいあるのかな。なんですけれども、それをもっともっとこれは拡充します。拡大をして取りやすくする。通常の年休とは別にということもやりますので、やった上で、さらにこの一般ボランティアに加えて専門ボランティアの確保もね、進めていきたいというふうに思っております。なので、まだこれからということです。
それと、本当にこのボランティア、これだけ数要るのかというやつは精査せないかんというふうに私言っているんですけどね。とりあえず、組織委員会、事務方の皆さんは、多ければ多い方がいいかもしれませんけど、そんなわけにちょっといかないので、本当にどこまで必要なのかというやつは精査してね、やっぱりやっていくということも併せてやっていきたいというふうに思っております。
【記者】 知事、すみません。今おっしゃっていただいた愛知県でのボランティア休暇の拡大というのは、5日から、大体どれぐらいまで取れる御予定でしょうか。
【知事】 まだ指示したばっかりなんで、どのくらいやれるかはちょっと検討してくれということは言ってあります。
なので、一般的に全部、これから未来永劫ずっとそういうふうにするのか、ある程度広げておいて、特にこのアジア大会、パラ大会にはさらに、さらにプラスして加えるのかということも含めてね、それは人事局の方に至急、そんなものぎりぎりになってあれしてもしようがないので、速やかに検討するように指示をしてあります。
(4)ジブリパークの夜間営業について
【質問】 ジブリパークの夜間営業についてなんですけれども、以前、2024年の県の観光調査で、愛知県はやはり夜間に遊べるところが少ないという意見も目立ったように思うんですけれども、そういった外国人観光客の意見があったというところも目立っていたんですが、それについて、ジブリパークの夜間営業とかが果たす役割だったり効果だったり、期待することがあれば、教えてください。
【知事】 日本国内、特に海外のインバウンドの観光客、お客さんにね、夜出かけるところが少ない。これ、ナイトタイムエコノミーってね、よく言われますよね。やっぱり夜出かけて楽しいところがないと、泊まらないと。日本はやっぱり新幹線が発達していますからね、35分で京都まで行っちゃいますからね、名古屋から。1時間40分で東京まで行っちゃいますので。50分あれば大阪まで行っちゃいますから、そういう意味でですね、やっぱりここで夜楽しいところがなければ、それはもう、泊まるならよそ行くかという話で。やっぱり新幹線のパワーというのはもう計り知れない。外国では分かりませんからね。アメリカ、ヨーロッパで定期運行でボンボコボンボコ7時でも8時でもですよ、行けば乗れて、ポンとかって、30分40分でね、京都、大阪に着いちゃうというようなところはありませんのでね。なので、余計にやっぱりこのナイトタイムエコノミーをもっと考えないかんということですが。
ちょっとジブリパークはね。どうしても必要になるのは、やっぱりこの名古屋の都心部でのナイトタイムエコノミーということかなと思いますね。ジブリパークはちょっと郊外にありますので。もちろん、名古屋の都心まで車で行けば1時間もかからず、30、40分で出てこれますけれどもですよ、だとしても、ジブリパーク自体のキャパシティ自体はですね、やっぱりジブリさんとの関係でできるだけ、今でも人数をね、ある程度絞り込んで、できるだけゆったり見てもらおうという形にしておりますので。
ましてや夜間の営業というのは、先ほど申し上げたようにシフトをまた追加せないかんので、結構コストが大変なんでですね、ということも含めて、これはこれからの検討だと思います。思いますが、まず一義的には、この交通至便な名古屋の街のですね、ナイトタイムエコノミーをもっと重点的にこれを強化をしていかなきゃいかんのではないかということが一つと、あわせて、今おっしゃるように、やっぱりジブリパークについては、本当に根強いね、需要、ニーズがありますから、我々としてはね、できたら、いろんな越えていかなきゃいけない条件、ハードルありますが、やはり冬はさすがにあれですけど、特に夏の暑い時期なんかはね、やっぱり夜のね、夜間営業なんかへの期待というのはありますので、それはやはり何とかですね、いろんな人数を確保して、追加のシフトも組めるようにして、できたらやはり少し、今回は3日間ということでございますが、そういう夜間営業の拡充というのは、できたら、できたら、それは広げていくことにチャレンジをね、していければ、いきたいなというふうには思いますね。
(5)令和6年度包括外部監査の結果報告書について
【質問】 令和6年度の愛知県の包括外部監査の結果報告書で、2点質問なんですけれども。県の政策顧問と愛知国際展示場、愛知県新体育館などの事業について取り上げられておりまして、報告書に、政策顧問は一私人では知り得ない県の情報を入手し、知事に助言又は提言を行うという要綱の規定にもかかわらず、県の担当職員に直接助言し、指示を与え、県はこれを意思決定の参考として取り入れたということが記載されているんですけど、この記載は事実なんでしょうか。
【知事】 ご質問にお答えしたいと思います。これにつきましてはですね、4月末、4月25日か、この令和6年度包括外部監査の報告書とともにですね、私ども愛知県の見解というのを出させていただいておりまして、そこにお示しをしているとおりでございますが、この点にも記述がありますけれども、私どもはですね、この政策顧問が県政への助言、提言を行うため、県の情報の提供を受けることや、知事だけでなく、知事の命を受けて職務に従事する県職員に直接助言をするということは顧問の活動上あらかじめ想定されていることだと考えております。
政策顧問はあくまで要綱に規定する県政への助言、提言を行うのみであり、県職員に指示を与えることはありません。また、政策顧問からの助言、提言を県の意思決定の参考とすることは政策顧問を活用する目的そのものであり、その助言、提言を県の事業、施策に反映させるかどうかは県で判断をしているということでございます。
【記者】 あと1点ですけれど、報告書に、政策顧問を委嘱するなら、県の情報の漏えいや自己使用しないこと。これらに対して損害賠償請求や解任、解除することができる契約を締結した上で知事への助言など要綱に沿う活動に限定するように改善する必要があるというふうな指摘なんですけれども、これに対しての受け止めと、あと、こういった指摘を受けて、何らか改善をするという予定があるかということをお伺いします。
【知事】 この点につきましてもですね、先ほど申し上げました、この愛知県の見解という文書に示させていただいておりますが、政策顧問に対しましては、事前に設置要綱を提示をして説明をした上で、その意向を確認し、就任を委嘱しております。そのためですね、契約は口頭でも成立するという民法の大原則、民法第522条、第643条に基づいて委任契約は成立をしております。なので、政策顧問は準委任契約に基づく善管注意義務、民法644条と656条でございますが、善管注意義務を負っております。
したがって、現時点におきましても、県の情報の漏えい及び顧問による情報の自己使用を防止するための政策顧問の守秘義務。これは準委任契約に基づく善管注意義務ですが、この守秘義務が成立しております。政策顧問が善管注意義務に違反すれば、民法第415条に基づいて、民事上の損害賠償責任などが発生をいたします。
よって、この監査結果報告書の記述は、現状でも民法に基づく準委任契約が成立しており、政策顧問が善管注意義務を負っているという事実、また、政策顧問の活動内容が要綱で予定されている活動に即したものであるという事実を、これは無視をしたものでありまして、誠に遺憾であります。
このことはですね、ずっとこの外部監査のやられた方にはですね、ずっと私ども事務局の方から申し上げてまいりました。この論立てはですね、県の顧問弁護士さんに相談をして、法務相談をした上で作っておりますのでということでございます。そうしたものをお示ししておりますが、そうした事実関係を、ネグってこういうふうに書かれているというのは、極めて遺憾でございます。なので、正しくないということを申し上げたいと思います。
なお、政策顧問自身も守秘義務を負っていると認識をしておりまして、これまで政策顧問による情報漏えいなどの問題が発生した事例はありません。業務上知り得た情報の秘匿など、情報管理は適切に行われております。ということで、現状でも問題はありませんので、報告書で指摘された文書による契約書の締結は考えておりません。
(6)広沢名古屋市長の就任半年について
【質問】 今日、名古屋市の広沢市長が就任から半年になるということのようなんですけれども、仕事上で連携することも多いでしょうし、種々いろいろお話しすることもあると思うんですけれども、半年やられてみて、例えば連携のしやすさであったりとか、何か印象があれば、教えてください。
【知事】 昨年11月のね、市長選挙、選挙の結果で選ばれたということでありますので、その名古屋市民の民意を経てですね、選ばれた市長さんですから、また、その選挙での公約やそうしたことを踏まえてね、またしっかりと仕事をしてね、市民の皆さんのね期待や負託に応えていただきたいということを考えております。
一方でね、私どもは、私と言っていいかと思いますが、私及び名古屋市会の多くの同志の仲間の皆さんとともにね、私は別の方をしっかり応援しましたので、そういう意味ではですね、そうした経過はございます。
なので、私といたしましてはね、1つはやはり名古屋市会、一義的には市長さんと市会が協議をしながらね、議会の中で、これは議会制民主主義ですから、議会の皆さんとよくよく協議をしながらね、予算や議案を議決、可決をしていただきながら、その中で仕事をしていきますので、そこはよく見守っていきたいというふうに思っております。
そういうことがまず第一義でございますが、やはり愛知県と名古屋市というのはですね、同じ船に乗っている運命共同体と言ってもよろしいかと思いますので、そこはね、いろんな政治的な流れとか経緯とかね、そうしたことはあるにしてもですよ、やはり市民・県民のためになるようなことをやっぱりしっかりやっていかなきゃいけませんので、そこはやはり市民・県民の行政ニーズにしっかり応えるという意味ではね、やはり十二分にやっぱり連絡協議しながらね、行政は進めていくということが必要ではないかというふうに思っております。
なお、その上でね、先ほど、もう一回戻りますが、さっき申し上げたように、名古屋市会には私の同志、仲間の皆さんたくさんおられますから、折々に彼らにもよくよく相談しながらね、相談しながら進めているということでございますので、引き続きそうした形でやっていくということかなというふうに思っております。
なお、そういった点でいきますとね、今回オープンを迎えますIGアリーナにいたしましてもね、あれは名古屋城、名城公園の中にありますね。これまでも、昭和39年10月にあの二の丸の今の場所でね、できたものから、これでかれこれ61年が経つわけでございますが、あれをあの坂を下りた名古屋城の北のところにね、持っていくということは、最初、2017年の6月のね、名古屋市議会においての市会議員さんからの質問等々からですね、この動きが始まったということですから、これでかれこれ8年になりますけれども。あそこ、名城公園の一角の中でね、あれだけ大きな面積をお借りをしてね、移転をさせていただくということでありますから、そういう意味では、これは名古屋市さんの大変な協力を得てね、こういう事業を成し遂げることができたということでありますので、こうした形での市民・県民の皆さんのためになるようなことはね、引き続きしっかりとやっていきたいというふうに思っております。
ちなみに、あそこの場所的にも、名城公園の一角でありますし、ちょうどあのアリーナのこっち側の公園側の方にね、名古屋城の天守閣を真正面に見れるようなスポットも作りましたしね。今、あそこもまだまだ、元々おふけ池のそばに風車があって、あれはオランダ風の風車だったかな。あれが、もう老朽化して動かなくなったやつを壊して、あと、あそこを芝生広場にしてという工事はまだ夏ぐらいまで続くと思いますが、あれができると大変いい雰囲気になると思いますがね。
中でもあれだし、連携、コラボしてね、名城公園の中の芝生広場でも何か、音楽イベントでもね、やれたらどうかななんて話もありますのでね、そういった点でも、今回のIGアリーナでもね、我々県だけでできるような話じゃありませんから。また、地下鉄からのね、新たな出入口を2か所、4か所に名城公園のね、口増やしていただいたり、地下道を造っていただいたりとね、そうした連携はね、やっぱりしっかりやっていくことで、あのIGアリーナは本当にあれですね、どこに出してもというか、しばらく日本国内では追いつかれることはないというふうに思っております。あのロケーションと雰囲気といい、規模感といいね、クオリティといいですよ。なので、そういったものをやっぱり県市の連携の中で作ることができたということは大変素晴らしいことではないかなというふうに思いますね。
さらに言えば、スタートアップのSTATION Aiにしてもね、あれは県の土地ですけど、隣はもう鶴舞公園なんで、これからさらにあそこはね、また県市で、名古屋市とも連携しながらね、あれを盛り上げをね、図っていきたいというふうに思っておりますし。
さっきもちょっと御質問ありましたが、ナイトタイムエコノミーにしてもですね、これは我々県がどこまでできるかというのはありますが、やはり夜の時間を楽しくするということは相当、やっぱり名古屋の都心部をね、どう盛り上げていくかということにね、かかってくると思いますので、そこは、名古屋市のまちづくりとも関係してくるので、名古屋市さんのウエイトがね、非常に大きいかと思いますが、我々もね、やはりしっかりそこは、IGアリーナといいね、何かSTATION Aiといい、いろんなものを我々も施設も持っておりますから、一緒になって連携をしてね、また、ナイトタイムエコノミーといった点もね、盛り上げて、この名古屋といい愛知といいね、にぎわいをね、作っていくためにも、県と市はしっかり連携をしてね、やっていくことが必要ではないかと、そんなふうには思っております。
3 知事発言
(1)令和6年度包括外部監査の結果報告書について
それと、さっきの包括外部監査の話、総括的に申し上げますとね、私どもとしてはですね、今回、外部監査の中で取り上げられているPFIの事業をですね、国際展示場、STATION Ai、アリーナ、全てですね、リーガルチェックを、PFIという形でやりましたから、何ていいますか、今までの通常の公共事業でね、設計を役所がやって、国の補助を受けながらやって、できた設計をまた入札かけてどんとやっていくようなやり方とはちょっと違いますので、そういう意味で、国のガイドラインを含めたもので、ただ、ガイドライン全部がちがちに決まっているわけじゃないので、やっぱり1つ1つね、私どもが要求水準を作ったり、いろんな全部公募入札をかけるに当たっていろんな手順を踏んできておりますから、全て法務相談をして、リーガルチェックをしてやってきております。
なので、そうしたことはですね、この外部監査の方にはずっと丁寧に説明をさせていただきましたけれども、残念ながらですね、我々事実を申し上げても、事実をそのように受け取っていただけない記述でありますとかね、また、監査人独自の見解の記述でありますとかね、そうしたことが多々見受けられるのでですね、大変残念だなというふうに思っております。
我々、今回の愛知県の見解も、県の顧問弁護士さんへの法務相談を全て行って作っております。それから事業についても全て法務相談を行い、リーガルチェックをやってやっておりますので、そういった形でね、何か、私どもの県の事業がいかにも何か違っているんじゃないかと、法令違反などしているんじゃないかというような形で受け止められるような記述をされたというのは大変残念だというふうに思っておりまして、引き続きそのことはね、事実は事実として申し上げていきたいというふうに思っております。
4 知事発言
(1)IGアリーナの今後のイベント予定について
【質問】 先ほどお話のあったIGアリーナですけれども、井上尚弥選手がボクシングの世界戦をやるんじゃないかみたいな報道もちょっと出ていまして。多分、今までこれまで愛知県内でなかなかできなかったイベントとかもできるようになるのかなと思うんですけど、知事の希望といいますか思いとして、今後、例えばこういう大会、イベントとかも、IGアリーナができたことで愛知県内でできればなと思い描いているものがもしあったら、教えていただけますか。
【知事】 前段部分については、私もまだ承知しておりませんので、ちょっとお答えは控えたいというふうに思います。
がですね、今の愛知県体育館もですね、できた当時は最新鋭の体育館でありましてね。あそこ、御案内のように、最初のうちはボクシングの聖地だったんですね。ファイティング原田さんが世界的なチャンピオンを破ったね、黄金のバンタムを破ったという有名な試合なんかも愛知県体育館ですよ。その試合、私も覚えています。その後、ファイティング原田さんが最後負けてタイトルを失った試合も愛知県体育館なのかな、あれは子供心に覚えている。何か悲しかったことを覚えているので。ボクシングの有名なタイトルマッチ、もちろん大相撲名古屋場所、それから体操だと中日カップか、それからバレーボール、人気絶頂のバレーボールの日ソ対抗戦っていつもやっていたよ。何かそういうのを覚えていますけどね。だから、当時はよかった、昭和40年代ぐらいまでかな。段々段々世界のいろんな施設の水準がどんどん上がってってですよ、もう追いついてこれなかったと。日本の施設が全部そうだったですよね。だから、前の東京オリンピックにしたって、全部施設やり替えというのは、そういうことなのかなと思いますけれども、今回は、それをさらに完全に世界水準のものにしましたから。スポーツ、それからコンサートですね、それからいろんな、ですから、年内予定されているだけでもね、この後、大相撲名古屋場所があり、8月にはね、八村塁選手がね、3日間来るわけですよ。3日間来てね、バスケットスクールやっていただく。それからまたバレーボール。昨日ね、バスケットのBリーグセミファイナルがあってすっげえ盛り上がりましてね。三遠、途中まで勝っていたので残念無念でしたけども、ダイヤモンドドルフィンズのホームアリーナになるし、またあれですね、12月にはね、フィギュアスケートのグランプリファイナル来ますし、年が明けますとね、東京ガールズコレクションがやってきますしね、いろんなものがイベントてんこ盛りになりますから、そういう意味では、是非大いに期待したいなというふうに思いますね。
まだ私から申し上げるあれはありませんが、ボクシングといわず、いろんな格闘技でもね、やったらどうかというような、やりたいというようなお声もね、ありますので、いろんな面でね、多目的に使っていただいて。
ここの特徴は、やはり最初から音響、照明も作り込んでいるのと、もう今でありますから、IOWN(アイオン)を入れた世界最先端の、世界最先端の5Gが引いてありますので、ライブ配信ではどこにも負けないということでありますのでね。そういう意味では、是非そうした面でのコンテンツですね、スポーツ、コンサート、エンターテイメントのコンテンツを配信する意味では、現時点では世界ナンバーワンの施設だと思いますので、それを是非活用してね、新しい付加価値、コンテンツをどんどんどんどんこの名古屋からね、発信をしていけるようになったらいいなというふうに思っております。
(2)アジア・アジアパラ競技大会 ボランティア募集への応募者数(速報値)について
【質問】 アジア大会のボランティアのところで確認なんですけども、1万8,000人を超える募集があったということで、今後、その1万8,000人に向けて少し絞っていく作業みたいなのをされるのか、それとも、基本的にもう手を挙げていただいた方はそのまま本番でボランティアしてもらうという形なのか、どちらになるんでしょうか。
【知事】 基本ですね、多分ほとんどの方にお願いすることになると思います。というのは、さっきもちょっと申し上げましたが、アジア大会でいうと、16日間の、1人10日間ということで1万8,000人一般ボランティアということなんで、ちょっと10日できないけど、5日ならとか、7日ならという人いますのでね、間違いなく。そうすると、シフト組まないかん。もうちょっと人数が増えるんじゃないかと思うんですね。
なので、あとは個別に会場ごとにですよ、会場とか地域ごとにやっぱり積み上げていってね、やっていって。ですから、1万8,000、もうちょっと多くお願いをするのかもしれませんし、また、会場によっては、これだけ想定したけど、実は、半分ということはないでしょうけど、その6掛けとか7掛けぐらいでね、やれますねというところは、別の、隣の市の会場をお願いをしたり。そういうことのやりくりをこれからやりますので、基本的には、応募していただいた方、不都合がなければですね、是非お願いをしたいなというふうには思っております。
(3)アジア・アジアパラ競技大会の運営にかかるバス調達に伴う学校行事への影響について
【質問】 一部報道でもあると思うんですが、アジア・アジアパラ競技大会の関連で、愛知県内の小中学校などに、この大会期間と重なった修学旅行だったり、学校行事が重なる場合は時期を変更するように依頼しているという実態があるかと思いますが、そもそも県と市としては、組織委員会と協議した上でこういった時期を変更していただく、変更するように県内の学校に依頼文を出しているということで、どういった理由、意図で、いつ頃にそういった指示をされたのか。
また、ある学校では、行事期間の変更で、その行事の期間が短くなってしまうという懸念の声もあるようでして、どんな影響があると考えられているか、教えてください。
【知事】 この点につきましてはですね、アジア大会とアジアパラ大会におきまして、選手や競技役員、それからメディア関係者など大会関係者の他、多くの観客が愛知・名古屋を訪れて、その輸送に多数のバス車両が必要となる。これは、そうなりますよね。そうなるのでですね、ちょうど9月10月で、大会期間は秋の行楽シーズンや学校行事とも重なるということで、大会用バス車両の確保が困難となることも想定されるということでございますので、あらかじめですね、この2026年度の修学旅行や野外学習などバスを利用する学校行事につきましては、大会におけるバス使用期間ですね、大会が大体50日間。アジア大会9月19日から10月24日か。なので、そのちょっと前ぐらいから、アジア競技大会は開会式は19日ですが、いろんな競技ですね、球技は毎日できないやつが、例えばサッカーなんか、オリンピックでもいつも1週間ぐらい前から始まりますでしょ。だから、今回もやはり球技なんかはですね、もう9月の10日過ぎから始まりますので、そうすると大体50日間ぐらいということになりますが、その間、重ならない時期へ変更するなどへの協力の依頼をですね、昨年の2月からですね、複数回、県の教育委員会や私立学校を所管する県民文化局などを通じ県からも申し上げ、それから名古屋市さんからも、名古屋市の教育委員会ね、からも各学校に対して行っているところでございます。
これは物理的にどうしてもですね、これはやむを得ないというか、我々確保いたしますと、各学校の皆さんが、それをといっても、むしろ確保できない可能性がありますので。ですから、去年の2月ですね、ちょっと早い時期にあらかじめお知らせをして、この期間は少し変更するか、工夫、対応していただきたいということをお願いをさせていただいているということでございます。
なおですね、こうした大規模なスポーツの世界大会がこの愛知・名古屋で開催されるという機会でありますので、児童生徒の皆さんには、是非ね、この期間、せっかくの期間なんで、是非この大会をね、体感をしてもらう。もう二度とありませんので、この機会は。そのことをお願いをしたいということで、各学校の皆さんにはお願いをさせていただいているということでございます。
やっぱりあらかじめ触れておかないとですね。あるときになって、いや、全然バスが取れないと言われることのないようにね、計画的に対応していければというふうに思います。
【記者】 やむを得ないという事情も含めということですけれども、子供たちの学校行事の期間の短縮する可能性みたいな、そのあたりの何か懸念や影響というのは何か、知事としては考えられていますか。
【知事】 それはあるかもしれませんね。あと、だから若干時期をずらすかということかと思いますね。その辺は各学校現場なりそれぞれの、名古屋市以外であれば、各市の教育委員会等でね、そこは是非工夫をしていただきたいなということで、あらかじめ、ですから、去年の2月から文書を出してお伝えしているということでございます。
(4)アジア・アジアパラ競技大会の経費削減に関する一部報道について
【質問】 アジア・アジアパラ競技大会の経費削減の一環として、県が市町村に対して、国の交付金を活用して移動式の施設をというような報道があったと思うんですけれども、これが事実なのかどうかというのと、その知事の所感をお願いいたします。
【知事】 コンテナハウスをね、防災の観点からですね、こうした形でのコンテナハウスをですね、補助するという国の交付金の対象になるというか、そういう制度がありますので、そういった形で確保していただいた場合はですね、国の補助が入り、それを我々その期間、組織委員会が借りてやれるし、終わってからも、各市町村の皆さんで防災の、何ていいますかね、災害時にこうした防災の避難所とかそういったものの拠点だとか、あと、防災倉庫とかね、いろんなことに使えるということもありますよということはお伝え、お知らせをしておりますし、そういう利用が可能であればね、お願いできたらいいのではないかということをお願いしておりますし、市町村だけじゃなくて、うちの県の担当部局でも、各部局でもそれを使えるものがあるかという。県でも幾つか買うんですよ。そんなにたくさんじゃありませんけどね。というか、後の利用がないやつをぽんと置いておいたらね、そんなにお金がどかんとかかるわけじゃありませんが、それは置いとけば、管理費用かかりますのでね。
なので、可能であればということでありますが、数的にはそんな多くないという感じですかね。基本、多くはリースでやるということになります。
なので、事業者さんのリースでやれば、また、終わればまた次のところに行くと。いわゆるコンテナハウスといいムービングハウスといいね。ですから、一旦能登半島地震のときにだーっとかいってムービングハウス、トレーラーハウスが能登半島に集中したんですが、もう終わりましたので、ざーっとまた全国各地いろんなところに行っているというのが実態なので。
我々のアジア大会、パラ会のときには、ガーデンふ頭のところにだーっと集めますけれども、あと、各市の会場のところにね、いわゆる国際大会なんで、いろんな、例えば審判員の方が入っていただくときとか、いわゆるマスコミ、メディアの皆さんの控室だとかそういう、何ていうんでしょう、記者会見室だとかそういうやつも、あれを幾つかつなげればできますのでね、そういうのに使えるところがあればということでね、お伝えはしておりますけれども、幾つかのところは手を挙げていただいておりますので、そういった制度が活用できれば、より経費節減になるのではないかというふうに思います。
ただ、御無理には申してませんよ。だって、後の活用方策がなきゃできませんのでね。なんで、市町村だけじゃなくて、うちの県の各部局でも幾つか、じゃあうちはこういうふうに使いますというところは出てきておりますのでね、そういったことも可能であればということであります。