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2024年12月3日(火曜日)午前10時

ページID:0565850 掲載日:2025年1月30日更新 印刷ページ表示

 

1 知事発言

 皆さん、おはようございます。

 それでは、12月3日火曜日のですね、定例記者会見を始めさせていただきます。

(1)北朝鮮人権侵害問題啓発週間について

 こちらのポスターでございます。北朝鮮人権侵害問題啓発週間についてであります。

 12月10日から16日までの北朝鮮人権侵害問題啓発週間に、拉致問題の解決を訴えるものであります。

 愛知県では啓発週間期間中、本庁舎の正面玄関に啓発看板を掲示します。また、東大手庁舎3階のあいち人権センターでは、拉致問題に関する写真パネルの展示や、啓発アニメの上映、各種パンフレットの配布を行い、広く県民の皆様に拉致問題について考えていただくための企画展を行います。是非多くの皆様に御覧をいただきたいと思います。

 私が着用しておりますこのブルーリボンバッジは、北朝鮮による拉致被害者の生存と救出を信じる意思を示すものであります。

 改めて、拉致被害者の方々の一日も早い救出と、拉致被害者の御家族の皆様に心穏やかな日々が訪れますことをお祈りを申し上げます。

 ということで、こちらのポスターです。「必ず取り戻す」ということでございます。

 それから、政府主催のシンポジウムが、東京ですが、12月14日土曜日に行われるということでございます。

(2)県営名古屋空港開港20周年記念イベントについて

 (【知事会見】県営名古屋空港開港20周年記念イベント「エアポートフェスティバル」を開催します! - 愛知県)

 それではですね、発表事項、今日は2つでございます。

 一つ目、県営名古屋空港開港20周年記念イベントについてであります。

 県営名古屋空港は、2005年の開港から来年2月で20周年を迎えます。

 愛知県を始め、地元の自治体や経済団体などで構成する県営名古屋空港協議会では、来年2月15日の土曜日、県営名古屋空港とあいち航空ミュージアムにおきまして、記念のイベント「エアポートフェスティバル」を開催いたします。

 資料1ページの「4 イベント内容」を御覧ください。

 フェスティバル当日は、空港の滑走路の上を実際に歩くことができる滑走路ウォーク、そして、航空自衛隊小牧基地による空中給油・輸送機KC-767(ケーシー-ナナロクナナ)の実機展示、地元オーケストラによるコンサートやクイズ大会などのステージイベントを予定しております。

 また、県営名古屋空港のターミナルビルとあいち航空ミュージアムの間を自動運転バスが走行いたします。これは、両施設へのアクセス性の向上を目的に、実証実験の一環として実施するものです。御試乗いただきまして、未来の空港を体験してください。

 なお、滑走路ウォーク及び自動運転バス試乗体験は、事前申込みが必要であります。本日から受付を開始します。詳しくは県のWebサイトを御覧をいただきますようにお願いいたします。皆様の御参加をお待ちをいたしております。

 開港から5年ごとにですね、記念行事とイベントを行っているということでありまして、これ2005年開港なんで、2010年にやって、5年目の10年、開港10周年だから2015年、そして2020年ということでやってきているということでございまして、今度が、2025年なので5年ということでございます。

 同じくですね、中部国際空港も来年2月が開港20周年ということでありますので、中部国際空港でも様々なイベント等や記念商品の販売が行われるということでございます。

 なので、私ども愛知県としても、中部国際空港の魅力を高めるため、訪日外国人を対象とした武道や食などの特別な体験ができるツアーの提供や、先般お越しをいただきましたが、世界的なファッションデザイナーであるコシノジュンコさんが企画・監督する、「武道」と「ファッションショー」が融合したイベント、「道 -DOU-」を中部国際空港のターミナルビルで開催をする予定ということでございます。これが来年の1月ということでございますので、またこれも盛り上がっていくのではないかと思って期待をいたしております。

 というのが2点目でございます。

 それと、自動運転の実証実験は、県営名古屋空港ターミナルビルとあいち航空ミュージアムを結ぶものと。これはレベル2でやりますがですね、レベル2でやりますが、将来的にはレベル4、完全無人をやっていきたいというふうに思っております。予約制でありまして、1時間で二、三便運行と。2月15日ね、午前9時から午後5時まで、定員は1便12名ということでありますので、御応募いただいて、自動運転を体感をしていただければというふうに思っております。

(3)「AiSIA アクセラレーションプログラム」最終プレゼン会の観覧者の募集について

 (【知事会見】スポーツチーム等との連携共創事業 「AiSIA アクセラレーションプログラム」 最終プレゼン会の観覧者を募集します - 愛知県)

 続きましてもう1点、「AiSIA(アイシア)アクセラレーションプログラム最終プレゼン会」の観覧者の募集についてです。

 愛知県では、今年6月にあいちスポーツイノベーションコンソーシアム「AiSIA」を設立をいたしました。産学官等の連携によりスポーツ分野のイノベーションを推進して、革新的な事業・新サービスの創出や県内外への展開に取り組み、スポーツの成長産業化及びスポーツを通じた地域の活性化を図る「あいちスポーツイノベーションプロジェクト」を推進しております。

 これは、昨年12月に中日新聞社の提案でですね。革新事業創造提案プラットフォーム、A-IDEA(アイディア)に常に提案いただいておりますが、その提案の一つとしてですね採択をいたしまして、今年6月にこのあいちスポーツイノベーションコンソーシアムAiSIAをですね、設立をいたしました。

 このAiSIAではですね、会員間で連携しながらスポーツ産業を支える人材の育成、アスリート、スポーツチームの価値向上、そしてスポーツと他産業との融合という三つの柱で取組を進めております。

 今回のAiSIAアクセラレーションプログラムは、二つ目の柱の、アスリート、スポーツチームの価値向上という一環でやります。

 このプロジェクトの一環として、スポーツチーム共通の課題である集客力の向上に向けて、新しい事業・サービスの創出を図るための実証支援を県内のスポーツチームや有識者の協力をいただきながら行うAiSIAアクセラレーションプログラムを実施しております。

 本プログラムは、このAiSIAに参画するスポーツチームや有識者に関与いただきながら、新しい事業・サービスの創出を図る実証事業を、スポーツの試合会場などで行うものであります。

 この度、試合会場等で実証を行う事業者を選定する最終プレゼン会を公開で開催することとし、観覧者を募集しますので、お知らせをいたします。

 最終プレゼン会は、12月19日木曜日午後3時30分から、STATION Ai1階のイベントスペースで開催します。定員は50名。オンラインでも500名募集をいたします。

 本プログラムには、全国のスタートアップ企業等24社から応募がありました。応募がありましたということで、これはですね、7月24日から8月30日まで提案募集いたしまして、全国のスタートアップ等24社から提案いただいて、それをですね、選定委員会でですね、選定委員とスポーツチームによって書類審査を行いましてね、24社の中から3社を選定をさせていただきました。

 この3社は、プログラムに参画していただいているスポーツチーム、有識者の協力を得ながら、今ですね、提案内容の磨き上げ、ブラッシュアップを行っているところでございます。

 10月上旬から各社週1回程度ですね、提案企業と外部有識者から成るメンター、そしてスポーツチームと事務局で最終審査、選考に向けて提案内容を磨いていると、一生懸命。こういうビジネスモデルになりますよ、ということで一生懸命、今磨いているところでございます。ブラッシュアップをした上で、最終プレゼンに臨むということでございます。

 資料の2ページを御覧ください。

 最終プレゼンに臨む3社の提案タイトルは、KUROFUNE(クロフネ)株式会社の「在住外国人ファンも応援する地元スポーツチームの実現」、そして、二つ目が株式会社はこぶんの「初観戦者のホンネの声分析を通じたサイレントファン発掘・リピート促進」、そして、一般社団法人One Smile Foundation(ワン スマイル ファンデーション)の「笑顔が寄付に変わる!愛知県内スポーツの魅力度可視化プロジェクト」ということで、この三つでございます。

 この最終プレゼンを今度のですね、12月19日に午後3時から行うということでございます。のでですね、こちらに是非見たいと、観覧したいという方は御応募いただければと思います。

 採択された事業者は、2025年2月から3月にかけて、連携するスポーツチームの試合会場等で実証を行っていただく予定でございます。その試合会場で実証を行っていただく予定であります。

 愛知県からは、競技種目、チームの垣根を超え、集客力向上に資するサービスやアイデアが生まれるよう、最大で500万円を上限に、実証事業を支援をしてまいります。

 最終プレゼン会の参加費は無料であります。スポーツチームとの連携共創事業に関心のある方、スタートアップ企業等の取組に興味のある方などは、是非御参加をいただきたいと思います。

 なお、この3社はですね、10月上旬からずっと週1回メンタリングといいますかね、ブラッシュアップをやっていますが、実際に一つの試合を見ていただこうということで、10月26日にハンドボールのリーグHの「ブレイヴキングス刈谷」対「豊田合成ブルーファルコン名古屋」の試合会場でのフィールドワークを行ったということでございます。実際に試合見てもらってね、ああそうか、こんな感じかというのをちょっと、ビジネスモデルとね合わせてもらったということでございます。

 3ページ以降はAiSIAの概要ということでございまして、(5)は、連携するスポーツチームが6競技13チームございますということでございますね。こうしたチームと連携をしてやっているということでございまして。

 あとはね、4ページは、メンターの方々のお名前ですね。それからスケジュール。それから5ページは、あいちスポーツイノベーションプロジェクトといったことでございます。

 現在ですね、5ページ(2)ですが、コンソーシアムとしては、大学、スポーツチーム、企業、スポーツ関連団体等で88団体が加入をしていただいております。スポーツチームは、中日ドラゴンズ、名古屋グランパス始め16団体ということでございまして、企業さんは47企業・団体さんということですかね、ということでございまして、その一つの、この最終プレゼンの観覧者の募集ということでございました。

 是非、多くの皆さんにね御参加をいただき、また盛り上げていただければ有り難いなというふうに思っております。

(4)北朝鮮人権侵害問題啓発週間について

 先ほどのですね、北朝鮮人権(侵害)問題啓発週間の話でありますが、北朝鮮人権侵害問題啓発週間の前後にですね、県施設で企画展も実施しております。

 今年度は11月15日から12月11日までですから、今ですね。今、愛知県図書館では、拉致問題に関する啓発パネルやポスターの掲示を行っております。12月9日から13日まで、来週ですね。来週1週間、平日、あいち人権センターでも同様の展示を行います。東大手庁舎のね。ということで、また御覧をいただければと思います。

 そして、ちなみにといいますか、現在、この拉致被害者の状況ですが、日本政府が認定する拉致被害者は17名となっておりまして、愛知県が失踪場所となっている方はおられません。警察庁の発表によりますと、拉致容疑事案として挙げられているのは19名。ですから、17名より2人多いんだな。

 この他にですね、北朝鮮による拉致の可能性を排除できない人が871名いるとされております。この871名のうち450名の方が、家族等の同意を得て、都道府県警察のWebサイトに掲載をされております。掲載をされております。なかなか御家族が御同意いただかなければ名前出せません。名前出してね、広くやはり情報をお願いしたいということでございまして、450名の方が県警察のWebサイトに掲載されております。うち、愛知県警察のWebサイトには22名の方が、名前が掲載されております。

 これはずっと掲載されておりますが、そうした形で広く情報提供を呼び掛けているということでございまして、この北朝鮮人権侵害問題啓発週間、これもですね、是非多くの方に御覧をいただけたらというふうに思っております。

(5)季節性インフルエンザ及び新型コロナウイルスの感染状況について

 それからですね、季節性インフルエンザが流行入りしたということは先週申し上げさせていただきましたですね。なので、この点について申し上げますが、インフルエンザが流行入りをいたしております。マスクの着用、手洗い、そして適度な湿度調整、換気、それからインフルエンザの予防接種を早めにしていただければということで、お願いを申し上げたいというふうに思っております。

 なお、これは資料はあれか。資料はホームページに載っけているのね。直近のものということで、第47週ですね、11月18日から24日日曜日までの、今年第47週の1医療機関当たりの状況をですね申し上げますと、これはいつも木曜日ぐらいに出しているのかな。先週の木曜日に出しているのが、1定点観測当たり2.06人ということで、その前の週が1.49人で、1超えたんで流行入りということですが、やっぱりちょっと、4割ぐらい増えとるんですね。2.06ということでございます。

 これは、10人超えると注意報、30人超えると警報と。ここんとこ毎年、去年も警報までいっているな。ということなので、これからぐぐっと上がっていくと思いますので、皆さんも是非ですね、インフルエンザの予防接種は早めに。あれ、抗体できるまで、どうだ、2週間ぐらいかかると言われているのかな、あれ。だから、もう12月に入りましたからね。あれ、ちくっと。私は11月半ばに打ちましたけども、コロナのワクチンより痛えなとか、痛いの嫌だなと思いながらいつも打っていますけど、是非お早めに接種を済ませていただければというふうに思います。

 ちなみにですね、一方で、同じ愛知県内195の定点観測の医療機関、愛知県内195、全国5,000の医療機関で1週間ごとにずっとインフルエンザの定点観測をね、年間やっているので、それを使ってコロナの定点観測も2020年からやることになったんですね。なりまして、コロナの方はですね。第47週は1.95人ということで、前週が2.09なんで、0.93(倍)って、ちょっと減りましたね。ということなので、まだコロナは流行には入っていないということでいいと思います。

 ですが、ちょっと、例年12月の半ばぐらいから、ぐぐぐっと上がっていきますので、これもお気をつけをいただければというふうに思っております。

 ただ、(定期接種の)ワクチンが、対象になるのが65歳以上の方と基礎疾患のある方なんで、ちょっとね、私どもはちょっと打てないので、皆さんもお若いから打てないので、これも手洗いと手指消毒でね、基本的な感染防止対策をやっていただけるようにお願いを申し上げたいと思います。

(6)未処理のサバフグの販売について

 それからですね、先週ちょっと申し上げました未処理のサバフグについて現状だけ申し上げますと、11月11日と11月25日にですね、この2日間で販売したということでいいんだな。

【生活衛生課担当課長】 はい。

【知事】 2日間で販売をしたということでありますが、今はまだ保健所がですね、県の保健所が、11月27、29、12月2日と、知多保健所が販売者に対して立入調査などを行っておりまして、今まだ調査中ということでございますが。基本ですね、販売したものは全部回収。あちらの方では皆さん、あれ、サバフグを食べるという習慣があるんですね、これね。あるから、売れるから販売したんでしょう。私は、そんなん見たことありませんけどね。うちの方で食べる習慣ないのでね、あれなんですが。回収されてなくて、全部これはもう食べられたということのようでございますが、現時点でですね、健康被害についての申出はありません。ありません。

 ということでございますのでですね。ですから、もう日が経っておりますので、もうこれ以上健康被害ということはもうないと思っておりますが、引き続きですね事実関係をですね押さえていくということで、調査を継続ということでございます。

 ということでありますが、本県としては、この事案を受けまして、各保健所職員によりフグを販売する施設の一斉監視を行っております。そして指導強化を図っております。また、11月の29日付けで愛知県魚市場協会の会長に対し、未処理のフグを適切に販売することを卸業者や買受人等に周知徹底するように文書で依頼をさせていただいておりますので、よろしくお願いをいたします。

 ということで、当然ですが、フグを扱う場合は、その免許を持った方、そういった特定のお店でなければ駄目ですよということをですね、これは周知徹底をさせていただいております。ということでございます。

(7)水道におけるPFOS及びPFOAに関する調査の結果について

 それでは、もう一つ。PFAS(ピーファス)についてちょっと私からも申し上げたいと思います。

 ここのところ新聞報道等で大変大きく報道されておりますので、私の方から、このPFASですね、PFOS(ピーフォス)とPFOA(ピーフォア)について。2020年からですね、水道水質基準の体系におきまして、2020年に環境省におきまして、水質管理目標設定項目に位置づけられて、暫定目標値PFOS、PFOAで、50ナノグラム/リッターと、1リットル当たり50ナノグラムという暫定目標値が設定をされました。

 これはまだ規制値ではなくて、目標値ということでございまして、そして検査につきましても、検査してくれというか、義務ではなくて要請。検査してほしいなと、こういう要請でございますが、愛知県内には、水道事業者等が、48事業者ございますが、これまでにですね、この48のうち12事業者はですね、私ども企業庁の県営水道の水を全量使っているので、私ども企業庁の方は、県営水道はですね、上流で調べましてね。これは2021年度に一つのところの、一つの浄水場で8ナノグラム/リッターというのが出たけども、50にはるかに少ないので、それは問題ない。

 以後はですね、以後はずっと毎年やっておりますが、出ていないということでございます。

 2024年度以降、今ですね。今年度以降は、全ての浄水場で月1回この検査をやっておりますが、県営水道からは出ておりません。出ておりませんのでですね、なので、ここから全量使っているところは(問題が)ないということなので引いて、残りの36について全部調べておりまして、もう既に報道等になっておりますが、2020年度に北名古屋水道企業団でこの50を超える数値が出ましたので、そこはですね、そこのところは全量県営水道に替えたんだな。

【上下水道課指導管理室長】 はい。

【知事】 全量県営水道に替えましたと。報道になっていますが、豊山町ですね。そこのところは全量県営水道に替えて、そこの、今まで井戸水でやっていたやつはもうやらない。もう、すぐ切り替えて、県営水道に替えております。

 そして今回ですね、新聞報道等で出ているのが岩倉か。岩倉が49ということでございまして、50以下ではありますけれども、49ということでございましたので、これはですね、岩倉市は県営水道からも受けているんだね。今受けているやつを増やすんだな、うちからのやつを。うちからの、県営水道からの供給を増やすためにですね、管をつながなきゃいけませんので、その工事を今やってます。で、管をつなぐ工事をやって、その岩倉市でこの49が出たところが、これ、もう場所も出ているの。

【上下水道課指導管理室長】 はい。

【知事】 新聞報道で。

【上下水道課指導管理室長】 はい。

【知事】 出ているんだな。

 だから、岩倉団地水源ね。ここのところに県営水道のあれがつながっていないので、今、そこを工事をやっていて、つなぎ次第、供給をするということで。そこは、県営水道どのくらいというのは岩倉市さんの御希望にもよりますけど、そこでぐっと、県営水道どんと増やせば、それで問題は解決ということで、今工事を一生懸命やっているということで。少なくとも2025年度からはですね、県営水道からつなぐということになりますので、そういった対応を講じているところでございます。ということでございます。

 今、このPFOS、PFOAにつきましてはですね、2020年度から暫定目標値が、環境省によって水質管理目標というのが設定されましたが、これを今後どういうふうに扱っていくかは、今、環境省さんの方でですね検討されておられるというふうに聞いておりますので、その動向を注視をしていきたいというふうに思っております。

 基本ですね、現段階では、今、北名古屋さんのやつはもう県営水道に切り替えましたから、もう、それはもう問題はないということと、この岩倉市さんのやつは、今一生懸命つなぐ工事をやっていますので、つないで県営水道に切り替えるというか、どんとその分増やせば、これも基本問題ないだろうというふうに思っております。

 私からは以上でございます。

2 質疑応答

(1)アジア・アジアパラ競技大会開催に向けた準備の進捗状況について

【質問】 アジア競技大会の進捗でちょっと質問させていただきたいんですが。

 10月末までに宿泊計画について代替案というか、提案を求められる中、1か月が過ぎまして、今の協議の進捗状況をまずお伺いしたいんですが。

【知事】 9月にね、OCAの調整委員会とですね、私どもアジア・アジアパラ大会の組織委員会とで協議・調整を行いまして、10月末までにですね、選手団の宿泊計画等につきましてね出させていただき、現在、OCAと協議をしているところということでございます。

 ということで、今現在協議中ということでございますので、協議中の途中のことは申し上げないということにしておりますので、引き続きね、協議をしていきたいというふうに思っております。協議をするというのは、実行するために協議をするということでありますから、引き続き、協議続行ということでやっていきたいというふうに思っております。

【記者】 重ねてになるかもしれないですが、提案事由に対して協議が進められているということで、その状況をもって大会組織委員会としておおむね好感触で了承されたという認識というのはあるんでしょうか。

【知事】 そのことも含めて、途中段階のことは申し上げないということでございます。

 相手があることなのでね。相手があることなので、我々のことだけだったら、いや、今こんな感じですよと言えるかもしれません。相手さんがあるときに、今その状況をね、申し上げるというのは、やっぱり全てのこともそうですけども、途中段階のことは申し上げない。特にこれは日本国内のことではありませんのでね、国際的な関係に関わりますので、そのことは申し上げないということにいたしております。

 ですから、いつ頃が目途ということも、特に我々からはあるわけではありません。我々としては、できるだけ早くね、そうしたことを協議を整えて、どんどん準備は進めていきたいというふうに思っております。

 というのは、もう2年切っておりますのでね、準備をどんどん進めていかないと、どんどん時間がだんだんだんだん迫ってきますから、そこは、我々としては、できるだけ早くね協議を整えて、さらに準備を前に進めていきたいということであります。

(2)水道におけるPFOS及びPFOAに関する調査の結果について

【質問】 先ほどPFASの関係なんですけれども。現状、高い濃度の数値が出たというのが豊山と岩倉ということなんですけれども、各地のPFASの報道を見ますと、基地の近くで消火訓練に使われた消火剤が原因じゃないかというような報道も結構あるんですけれども、今回の豊山とか岩倉に関してはですね、空港も近いんですけれども。

【知事】 岩倉は近くない。

【記者】 岩倉は違いますか。

【知事】 岩倉は近くないな。岩倉は近くない。

【記者】 豊山に関しては、原因に関しては、今どのように分析されていますか。

【知事】 原因はね、これ、分かりませんね、これね。

 今はもう全量切り替えましたから、そこは、あんまり原因を我々が、もうそこの井戸は使っていないので。まあ原因を調べる必要はあまりないのかなというふうに思いますけどね。

 だって、全量県営水道に切り替えちゃったんだから、もういいということではないかなというふうに思いますね。

 でもって、多分調べても、日本全部そうだと思いますが、調べても、何が原因だという因果関係を調べるには、膨大な時間と費用と手間が要ってですね、多分それでも結果は分からないということになると思いますね。

 要はですよ、これ結局、その過去の使用状況とかそういったいろんな、例えば金属の表面処理とか洗浄剤とかいろんなものが、何かもうそういう、消火剤とかね、言われていますけども、これまで、過去の使用状況、記録に取っているわけではありませんのでね。それも把握できないということもあればですよ、やっぱりなかなか原因は何だというのは、なかなか、正直難しいかなというふうに思いますね。

 なので、そういう意味では、そこは切り替えていくと、水源をね。ということではないかというふうに思っております。

【記者】 その関連でなんですけど、先ほど知事の方から、2021年度にですね、浄水場で検査をしたところ、8ナノグラムが出たというお話。この浄水場はどこの浄水場になりますか。

【知事】 これはあれか。これは知多か。

【水道部長】 知多です。

【知事】 知多浄水場だから、長良川だな。8ナノグラム/リッター、1回だけ。

 あのときはまだ1年に1回だったかな。何回もはかっているの。

【水道部長】 はい。

【知事】 じゃあ、その中の1回か。

【水道部長】 1回だけです。

【知事】 あとは出てないんだね。あとは、全部出ておりません。

【記者】 その後ですね、全ての浄水場で月1回やっているんですけど、出てないというお話でしたけれども。この浄水場、県内何か所とかっていうのはありますか。

【水道部長】 水道は11か所あります。

【知事】 11か所。

 だから、企業庁の浄水場はですね、企業庁の水道事業11か所やって、名古屋市さんは昔から自前の水源を持ってね、独自にやっておられます。名古屋市を除くだな。

【水道部長】 名古屋市は入っておりません。

【知事】 だから、名古屋市以外のところに、さっき言った12のところがうちの全量だし。あとはですよ、自前の水源をもともと持っているところは、自前の水源と、あとうちの企業庁のやつを混ぜて市民に供給しているということですね。ですから、名古屋市除いたところは全域、県の企業庁のやつが何らか入っているということね。

【水道部長】 三河の山間地域。

【知事】 山間はあれか。簡易水道だな。

【水道部長】 簡易水道になります。

【知事】 そうだそうだ。三河の山間地域、と言ったって北設の3町村だろ。

【水道部長】 はい。

【知事】 これは簡易水道と。そこまで管持っていけないもんね、逆にね。山の上までね。ということでございますね。

(3)名古屋市新市長就任について

【質問】 ちょっと話題が違うんですけれども、名古屋市の広沢市長がですね、当選して1週間余りとなりましたけれども、この間、広沢市長は、県、知事ともしっかりと協議していくというようなお話をされているようですけれども。この間、お会いになったこともあるようですけれども、今現状、知事の感触というかですね、これまではちょっと対立している市長ではあったんですけれども、新しい市長になられてですね、どのように受け止めていらっしゃるのか。お会いしたことに関しての感想などをお伺いしたいんですけど。

【知事】 河村氏の場合はね、何度も申し上げますけど、犯罪行為を主導したと、犯罪行為を主導したというふうに言われているわけですよね。首謀者だと。高須克弥(たかす かつや)さんからももう絶交だと、あんな嘘つきは、と言われているわけですね。ですから、そういう方と話はできるわけないのでですね。一切反省ありませんしね、彼は。だから、それはちょっと話になりませんね。

 それとは違いますけどね。広沢氏の場合はね。

 ただ、選挙のバックがね、母体が河村氏の団体ということでありますから、おのずと限界はあるんだろうと思います。それを前提に、我々としては話をせざるを得ないなというふうには思っています。

 ただ、何度も申し上げておりますが、河村氏は行政にはほぼ興味なかったので、名古屋市との関係のことはずっとこれまでも別に支障なくやってこれましたのでね。そこは淡々とやっていくということかなというふうに思っていますね。

 なお、名古屋市会の自民党市議団がね、公約の検証チームを作られたというふうに聞いておりますので、名古屋市会の中でね。地方自治体は二元代表制ですから、議会、名古屋市会の方でどういうふうにそこをきっちりね、そこを議論されていくか。そこは注視をしていきたいというふうに思っております。

 ただ、現実問題、またあれですね、名古屋市会での自民党市議団がまた人が増えましたのでね。23人になったのかな、新たに3人入って。減税日本の市議会は8人ですか、68で8ですからなかなか。やっぱり議会でね議決をいただかないと、予算も条例も議案もね通っていきませんので。そこはあれじゃないでしょうか。河村氏がやっていたときよりも、むしろ状況としては厳しい状況だろうと思いますから、そこは丁寧にね議論をして、みんなの意見を聞いてね、公約はなかなかそうあれではないかもしらんけども、公約についてはこだわるんでしょうけどもね。そりゃ通るものと通らないものがあるでしょうけども。それ以外のものについてはね、やはり多くの、特にまずは市会議員さん、それから市会の各会派の皆さんの声をよく聞いて、丁寧に対話、議論をしてやっていかないと一つも前に進まないよねということは、先週彼が挨拶に来られたときには、私から、老婆心ながら申し上げさせていただきましたけどね。

 それはよく心得ておりますということでありましたから、本人も、丁寧な議論をしてと言っておりますので。丁寧な議論ということはね、まず人の言うことを聞くことですよ。

 まず、皆さんのね、一般市民・団体、多くの関係の皆さんの意見を聞くことも、もちろんこれ大事ですけども。やはり市民の代表である市会のね、議員さん方の意見。市会議員さんはやっぱり市民の代表ですからね。そうした皆さんの意見をね、よくよく聞いて、いろんな施策を取り組んでいっていただければいいんじゃないかというか。よくよく聞いて、丁寧にやっていったらと、いろんな声特に聞いて。

 いや、そういうふうにしないと、だって通らないでね、これ。12月議会はね、そう大きな予算がどーんと出ているわけでもないのでね、どこもあれですけど。新年、明けてね、新年度、2月にね、県議会も市会も始まりますが、新年度の当初予算というのは非常に大きな予算になりますから、そこについてはね、皆さんの意見をよく聞いてね、丁寧に議論して組み立てていったらということは申し上げました。そういうふうになっていくんだろうと思いますよ。

 公約でこだわるところは多分、名古屋市会のね、自民党市議団の検証チームもありますが、そこは結構やっぱり今までの長い経過がありますからね。そんな突然、急転直下で妥結するなんていうことは多分ないでしょうから、そこやっぱりお互いの言い分を言いながらね、先週も申し上げましたが、論点をそらしたりずらしたりするんじゃなくて、真正面から論点とらまえて、そこをみんなでしっかり議論していくということではないでしょうか。

 それ以外のことは、皆さんの意見を聞いてね丁寧に組み立てていったら、予算とかそういったところは、市民のためにね、考えていることは一緒だと思いますのでね。そこはそうやって組み立ててもらえば、そこは回っていくんじゃないかなというふうには思いますけどもね。

【記者】 繰り返しになるんですけど、広沢さんということであれば、トップ同士の対話もやっていけるということでよろしいですか。

【知事】 いや、そういうことではなくてですね。我々は、何ていいますかね、人が代わったからどうのこうのという話は、何ていいますかね、我々、政治、行政で仕事していますから、やはりそれは人が代わったから全部変わるということではならないんでしょう。

 だからそれはあれじゃないですか。彼はあくまでも河村氏の母体のバックでやっているわけですから、そこから離れてはできないでしょうからね。そこはやはり、何ていいますかね、おのずと限界があろうかと思いますのでね。そこのところを過大な期待をしても仕方がないので、そこは淡々とやっていくということではないでしょうか。人が代わったといったって、それは母体一緒なんで、それは代わったということにならないんじゃないですか。代わったということにはならないと思いますね。

 だから、そこはあれですね、彼が政治のスタンスを変えるというなら別だけど、そういうふうにならないでしょうから。そこはあれですね、別に、何ていいますか、何かトップ同士の対話とか、そんな情緒的な話ではありませんね。なので、淡々とやっていくと。

 まあただ、河村氏はああいう犯罪行為を主導された方と言われていますから、それお話しできませんわね。それとね、ああいう政治的手法だから、市会の方々とも当然話もできませんわね。むしろ市会と対決することを旨とされておられましたのでね。そういうことではないということは自分で言っているのでね。対話をして、意見を聞いてやっていきますとか言って、丁寧に議論してやっていきますと言っているから、少なくともそこは、そこは違うじゃないでしょうか。

 ただ、我々は別に、対話をしたからどうのこうのという話は、それは違うんじゃないでしょうかね。そういうことにはならんと思いますね。だから、淡々と、粛々とやっていくと。今までも。今までと一緒ですよ。だから、今までもそれはやってきました、ということでございます。

(4)アジア・アジアパラ競技大会開催に向けた準備の進捗状況について

【質問】 アジア・アジアパラ競技大会で宿泊施設としてコンテナハウスというふうに言及されている報道もありましたけれども、それについてはいかがでしょうか。

【知事】 先ほど申し上げたことと一緒でありまして、宿泊計画等をですね、私ども10月末にですね、OCAの方にですね提案をさせていただきました。今、その協議をしているということでありますので、協議続行中ということでありますので、途中経過のことは申し上げないということでございます。

 それでは、今日は以上といたします。ありがとうございました。