本文
本年は、「愛知の発明の日(注)」制定の契機となった豊田佐吉翁の生誕150周年にあたることから、愛知県では、平成29年7月・8月の2か月間を「あいち発明の夏2017」と銘打ち、科学技術や創意工夫を大切にする気運の醸成に、より積極的に取り組むこととしました。
その中核イベントとして開催した「愛知の発明の日」記念講演会では、ものづくりと知的財産の重要性について、多様な視点で御講演いただき、570名(サテライト会場を含む)もの方に御参加をいただきました。大変多くの御参加ありがとうございました。
○とき 平成29年7月28日(金曜日)午後0時45分から午後2時30分まで
○ところ ポートメッセなごや 交流センター3階 会議ホール(名古屋市港区金城ふ頭2丁目2)
(サテライト会場:名古屋商工会議所(名古屋市中区栄2-10-19))
○実施体制 主催:愛知県、中部経済産業局、一般社団法人愛知県発明協会
共催:公益社団法人発明協会
主催者挨拶
●愛知県知事 大村 秀章
●中部経済産業局長 波多野 淳彦
●一般社団法人愛知県発明協会会長 石丸 典生
(左から)大村知事、波多野局長、石丸会長
演題:「ものづくり、ひとづくり」
講師:トヨタ自動車株式会社 名誉会長 豊田章一郎 氏
演題:「第4次産業革命で製造業が遭遇する大変革-その処方箋としての新たな知的財産戦略とビジネスモデル構築について-」
講師:東京大学 政策ビジョン研究センター 教授
一般社団法人知財学会 会長 渡部俊也 氏
7月・8月の2か月間にわたり、小学生から大人までが科学技術や創意工夫を楽しめる42の協賛行事が、県内各地で開催されました。
あいち発明の夏2017パンフレット [PDFファイル/1.56MB]
愛知県では、生涯にわたり数多くの発明を為し、この地域の産業の礎を築いた豊田佐吉翁が、明治31年に日本最初の動力織機の特許を取得した8月1日を「愛知の発明の日」と定め、広く県民の皆様に、創意工夫や知的財産の重要性を考えていただく機会を提供しています。
愛知県がモノづくりの地域として発展してきたことから、発明を表すルーペを、モノづくりの象徴である歯車の形で表しました。ルーペの中の“?”と“!”を重ねたシンボルは、さまざまな疑問“?”から驚き“!”が生まれることを意味しており、好奇心から未来の発明へとつながることを表現したデザインです。