瀬戸染付焼

seto-sometsukeyaki

瀬戸染付焼について

沿革

19世紀初め、加藤民吉等が磁器の焼成(しょうせい)技術を瀬戸の地で広めたことが起源とされています。その後、絵師から絵付の指導を受け、南宋風の絵画を施す技術などが加わって急速に発展し、今日の瀬戸染付焼の基礎が確立されました。白地(しろじ)の素地(きじ)に絵付を行い、施釉(せゆう)後焼成したものが染付です。藍色を基調とした色彩で繊細な自然画や鳥、花などを筆で描く技術と、潤いを持った仕上がりにするため、本焼成時に「ねらし(一定時間窯〔かま〕の温度を高温のまま維持)」を行い釉薬を熟成させるところに特徴があります。

製造工程

ろくろ成形、排泥鋳込み成形、手ひねり成形等で成形し、表面をなめらかに仕上げ、乾燥後に素焼をした素地の表面に、直接筆で呉須絵具(ごすえのぐ)などを用いて下絵付を行います。その後紬薬を施し、本焼成して完成です。
<撮影協力:瀬戸本業窯(陶器)、染付窯屋眞窯(陶磁器)>

陶器

素地成型

素焼後

染付

絵付済

陶磁器

素地成型

墨はじき下描き

染付 ダミ

完成品

ご案内

伝統的工芸品指定第31次指定
指定年月日平成9年5月14日
組合名瀬戸染付焼工業協同組合
組合員数21名(平成29年5月現在)
所在地〒489-0805 瀬戸市陶原町1丁目8番地
連絡先TEL 0561-82-4152 FAX 0561-82-4157