岡崎石工品

okazaki sekkouhin

岡崎石工品について

沿革

天正18年(1590年)、岡崎城主田中吉政が、城下町の整備のために河内・和泉の石工を招いたのが始まりといわれています。近くの山から良質の花崗岩がとれたこと、矢作川(やはぎがわ)を利用して重い石燈籠(いしとうろう)を江戸・大阪まで運ぶことができた、などの好条件によって繁栄しました。神社仏閣の燈明(とうみょう)用として生まれた石燈籠が庶民の暮らしの中に取り入れられ、夜道を照らす常夜燈(じょうやとう)や庭園装飾用へと用途を広げていきました。現在、「立燈籠型」「雪見型」「鉢物」などの庭燈籠が盛んに作られています。

製造工程

代表的製品である立燈籠は、岡崎花崗岩を原料として、さしがね等を用いて墨出しをし、コヤスケ・ ノミ・タタキ・ビシャン・小ベラなどの道具を使って仕上げ、下から地輪・柱・受・火袋・笠・玉と乗せ上げて据え付けます。
<撮影協力:鳥居稔石材店(燈籠)、石彫の戸松(置物)>

燈籠

切削1

切削2

置物

切削

切削(文字彫り)

完成品

ご案内

伝統的工芸品指定第12次指定
指定年月日昭和54年8月3日
組合名岡崎石工団地協同組合
組合員数63名(令和2年4月現在)
所在地〒444-0936 岡崎市上佐々木町梅ノ木48番地
連絡先TEL 0564-31-3823 FAX 0564-31-1685
WEBサイトhttp://osd.tukai.jp/