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「中部圏低炭素水素認証制度」に基づき2022年度における低炭素水素の製造実績の認証を行いました
愛知県では、中部圏水素・アンモニア社会実装推進会議(会長:愛知県知事)を通じ、水素の製造・輸送・利用に伴う二酸化炭素の排出が少ない水素を「低炭素水素」として認証・情報発信する「中部圏低炭素水素認証制度」により、中部圏の低炭素な水素サプライチェーンの構築に取り組む事業者を支援しています。
これまでに事業計画を認定した8件のプロジェクトのうち、2022年度に低炭素水素を製造した6件※について、本日、2022年度における低炭素水素の製造実績を認証しました。1年間の低炭素水素の総製造量は燃料電池車(FCV)約4,700台分の燃料に相当し、CO2削減効果は一般家庭約150世帯分の年間CO2排出量に相当します。
引き続き、中部圏低炭素水素認証制度により事業者の取組を支援するとともに、低炭素水素の利活用の拡大や低炭素水素サプライチェーンの事業化、中部圏への展開を産・学と連携して取り組み、水素社会の構築を目指します。
※ 次の1~6のプロジェクトの低炭素水素製造実績を認証(認定順)
1 知多市・豊田市再エネ利用低炭素水素プロジェクト(トヨタ自動車株式会社)
2 セントレア貨物地区水素充填所プロジェクト(株式会社鈴木商館)
3 豊田自動織機高浜工場再エネ利用低炭素水素プロジェクト(株式会社豊田自動織機、東邦ガス株式会社)
4 元町工場太陽光水電解水素ステーションプロジェクト(トヨタ自動車株式会社)
5 大口第2部品センター太陽光水電解水素ステーションプロジェクト(トヨタ自動車株式会社)
6 東邦ガス水素ステーション豊田市産他再エネ価値利用水素供給プロジェクト(東邦ガス株式会社)
〈2022年度における低炭素水素の製造実績等〉
認定番号 |
1 |
2 |
3 |
4 |
5 |
6 | 7 | 8 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
プロジェクト認定年月日 |
2018年4月25日 |
2018年11月2日 |
2019年3月22日 |
2019年4月4日 |
2021年3月1日 |
2022年1月24日 | 2023年6月2日 | 2023年9月21日 |
申請者 |
トヨタ自動車(株) |
(株)鈴木商館 |
(株)豊田自動織機 東邦ガス(株)※1 |
トヨタ自動車(株) |
トヨタ自動車(株) |
東邦ガス(株) | トヨタ自動車(株) | ブラザー工業(株) |
プロジェクト名 |
知多市・豊田市再エネ利用低炭素水素プロジェクト |
セントレア貨物地区水素充填所プロジェクト |
豊田自動織機高浜工場再エネ利用低炭素水素プロジェクト |
元町工場太陽光水電解水素ステーションプロジェクト |
大口第2部品センター太陽光水電解水素ステーションプロジェクト |
東邦ガス水素ステーション豊田市産他再エネ価値利用水素供給プロジェクト | 元町工場太陽光アルカリ水電解水素製造プロジェクト | ブラザー工業瑞穂工場水素吸蔵合金グリーン水素充填・配送プロジェクト |
場所 |
トヨタ自動車(株)元町工場 |
中部国際空港貨物地区 |
(1)(株)豊田自動織機高浜工場 (2)東邦ガス(株)水素サプライセンター |
トヨタ自動車(株)元町工場 |
トヨタ自動車(株)大口第2部品センター |
豊田豊栄水素ステーション とよたエコフルタウン水素ステーション |
トヨタ自動車(株)元町工場 | ブラザー工業(株)瑞穂工場 |
水素製造方法 |
ガス改質 |
水電解 |
(1)水電解 (2)ガス改質 |
水電解 |
水電解 |
ガス改質 | 水電解 | 水電解 |
再生可能エネルギー |
バイオガス、バイオマス発電電力 |
太陽光発電電力、J-クレジット※2 |
(1)太陽光発電電力 (2)J-クレジット※2 |
太陽光発電電力 |
太陽光発電電力 |
J-クレジット※2、グリーン電力証書※6 | 太陽光発電電力 | 太陽光発電電力 |
低炭素水素製造予定量 | 96,000 m3N/年 | 19,980 m3N/年 | 31,000 m3N/年 | 2,688 m3N/年 | 34,100 m3N/年 | 30,000 m3N/年 | 115,200 m3N/年 | 2,700 m3N/年 |
2022年度の低炭素水素製造実績 (重量換算値) |
192,715 m3N-H2 (17.33 t-H2) |
20,407 m3N-H2 (1.83 t-H2) |
27,693 m3N-H2 (2.49 t-H2) |
1,490 m3N-H2 (0.13 t-H2) |
43,858 m3N-H2 (3.94 t-H2) |
8,054 m3N-H2 (0.72 t-H2) |
- | - |
計294,217 m3N-H2※3 |
||||||||
低炭素水素製造時のCO2排出量 |
0 kg-CO2/m3N-H2 |
0 kg-CO2/m3N-H2 |
0 kg-CO2/m3N-H2 |
0 kg-CO2/m3N-H2 |
0 kg-CO2/m3N-H2 |
0 kg-CO2/m3N-H2 | ||
CO2削減効果 |
261,644 kg-CO2 |
55,021 kg-CO2 |
77,265 kg-CO2 |
5,073 kg-CO2 |
121,926 kg-CO2 | 48,479 kg-CO2 | ||
計569,408 kg-CO2※5 |
※1 株式会社豊田自動織機 高浜工場で利用する水素の一部を製造。
※2 再生可能エネルギーの導入等によるCO2排出削減量等をクレジットとして国が認証したもの。J-クレジットで水素製造に伴うCO2排出量を相殺(カーボンオフセット)することができる。
※3 燃料電池車(FCV)約4,700台分の燃料に相当(FCV1台当たりの水素充填量を62.3m3N-H2(5.6kg-H2)として計算)
※4 四捨五入による端数処理の関係で合計値が合わない場合がある。
※5 一般家庭約150世帯分の年間CO2排出量に相当(一般家庭1世帯当たりの年間CO2排出量を3,730 kg-CO2(出典:温室効果ガスインベントリオフィス)として計算)
※6 再生可能エネルギーにより発電された電力の環境価値を証書化したもの。水素製造に伴うCO2排出量を相殺(カーボンオフセット)することができる。
参考1(中部圏水素・アンモニア社会実装推進会議) [PDFファイル/161KB]
参考2(中部圏低炭素水素認証制度) [PDFファイル/166KB]
このページに関する問合せ先
愛知県環境局地球温暖化対策課
活動支援グループ
担当:近藤、竹中
電話:052-954-6887
内線:3056、5487
メール:ondanka@pref.aichi.lg.jp