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愛知県初!皮ごと食べられる良食味のオリジナル赤系ブドウ2品種を開発しました―品種名「アメジストアイ」と「ルビーアイ」―

写真1 「アメジストアイ」(左)と「ルビーアイ」(右)
愛知県農業総合試験場(以下、「農総試」という。)は、本県初となるブドウのオリジナル品種として、皮ごと食べることができ、食味に優れた赤系のブドウ「アメジストアイ」及び「ルビーアイ」を開発しました。
両品種とも夏季の高温による着色不良や日焼けが生じにくく、最需要期であるお盆前に出荷できます。種なし栽培が可能であり、「早生・赤系・良食味・皮ごと・大粒」という消費者に好まれる特性を兼ね備えることから、本県の主力品種として期待されます。
1 高貴な色合いの「アメジストアイ」
・露地栽培における収穫時期は「デラウェア」とほぼ同時期の7月下旬です。
・「巨峰」や「シャインマスカット」と同様に種なし栽培が可能です。
・大粒な果実は皮ごと食べられます。食味は濃厚でコクがあり、強い甘みが特徴で、糖度は19度を超えます。果肉はやや柔らかめの食感です。
・果皮は高温下でも着色良好で、深みのあるアメジストに似た高貴な葡萄(えび)色※1です。
※1 葡萄色:えびいろ。ヤマブドウの熟した深みのある色合いを指す。平安時代から貴族が好む高貴な色として扱われてきた。
2 華やかで高級感のある「ルビーアイ」
・露地栽培における収穫時期は「アメジストアイ」に続く8月上旬です。
・「巨峰」や「シャインマスカット」同様に種なし栽培が可能です。
・大粒な果実は皮ごと食べられます。芳醇なマスカットの香りを有し、鮮明な甘みがあり、糖度は18度を超えます。果肉はしっかりした食感です。
・果皮色はルビーのような鮮紅色が映える中紅(なかべに)色※2で、気品ある色合です。果実は大粒で、華やかな大房に仕上がります
※2 中紅色:なかべにいろ。紅花から作られる染料で染めた、やや黄みのある明るい紅色を指す。江戸時代から用いられてきた。
3 開発の経緯
ブドウ栽培において、着色期である7、8月が気候変動により高温となることで、「巨峰」や「安芸クイーン」等の黒系、赤系品種の着色不良が顕著になってきており、出荷・販売に悪影響を及ぼしています。
農総試では、最需要期であるお盆前に出荷可能で、高温下でも着色良好で食味が優れ、大粒な本県オリジナル品種の育成を2014年から開始しました。赤系の良食味品種の「ベニバラード」に、皮ごと食べられる良食味品種の「シャインマスカット」を交配して得られた255の系統の中から選抜を進めてきました。農総試と県内各地における適性試験を行い、特に7月と8月が高温であった2024年及び2025年においても着色が良好であった2品種を2026年4月1日に種苗法に基づく品種登録出願を行いました。
4 今後の予定
2027年12月頃から愛知県内のブドウ生産者に苗木の供給を開始し、2031年頃から出荷が始まる予定です。
5 関連説明
・2024年における本県のブドウ生産は、栽培面積373ha(全国シェア2.3%)で全国9位、収穫量3070t(全国シェア1.9%)で全国9位です(出典:農林水産省 果樹生産出荷統計)。県内の主な産地は大府市、東浦町、岡崎市、東海市、豊橋市です。
・特別感や高級感を演出できるよう、「赤」や「紫」といった一般的な色の名称ではなく、「葡萄色」や「中紅色」といった「和」の色彩で果皮色を表現しています。
| 順位 | 県 | 収穫量 |
|---|---|---|
| 1位 | 山梨県 | 43,600t |
| 2位 | 長野県 | 32,100t |
| 3位 | 岡山県 | 14,300t |
| 9位 | 愛知県 | 3,070t |
| 全国 | 164,000t | |
| 順位 | 市町村 | 栽培面積 |
|---|---|---|
| 1位 | 大府市 | 67.0ha |
| 2位 | 東浦町 | 54.1ha |
| 3位 | 岡崎市 | 24.1ha |
| 4位 | 東海市 | 24.0ha |
| 5位 | 豊橋市 | 16.5ha |
図1 ブドウの主要品種の収穫時期目安


写真2 収穫期の果実(左:アメジストアイ、右:ルビーアイ)

写真3 大粒な果実(左:アメジストアイ、右:ルビーアイ)

写真4 ほ場での着果状況(左:アメジストアイ、右:ルビーアイ)
このページに関する問合せ先
愛知県農業水産局農政部農業経営課
農業イノベーション推進室 技術調整グループ
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電話:052-954-6410
内線:3666
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