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アジサイ「ハイドラ愛知1号」を開発しました

ページID:805270001 掲載日:2026年5月27日更新 印刷ページ表示
9 産業と技術革新の基盤をつくろう13 気候変動に具体的な対策を

ハイドラ愛知1号

(写真:ハイドラ愛知1号)

 

 愛知県農業総合試験場と愛知県花き温室園芸組合連合会鉢物部会アジサイ研究会(以下、「アジサイ研究会」という。)は、アジサイ新品種「ハイドラ愛知1号」を共同で開発し、2026年5月26日に種苗法に基づく品種登録出願を行いました。

 

 本品種は市場ニーズが高い「てまり・八重咲き※1」であり、鮮やかな青色やピンク色で白い縁取りが4月中旬以降にくっきりと発現し、母の日向けの贈答用に最適です。加えて、本県の暑い夏でも生育が旺盛で、花房が付く枝の割合も高いため、出荷時のロスが少なく安定した生産ができます。

 

※1:「てまり・八重咲き」:花房の形が手鞠のように球形で、八重咲きの装飾花(花のように見える部分)で形成されているもの

 

 

1 新品種の特徴

・てまり・八重咲きの品種で、白い縁取りが華やかさを際立たせます。

・栽培用土を変えることで鮮やかな青色やピンク色となり、1品種で2色の出荷が可能です。

・白い縁取りは、4月中旬以降にくっきりと発現し、母の日向けの出荷に最適です。

・夏の暑い時期でも生育は良好で枯死する株がほとんどなく、冬季に花芽が枯死することも少ない品種です。

・1本の挿し木から花房が付く枝が多く出ることから、出荷時のロスが少なく安定した生産ができます。

 

 

2 開発の経緯

​母の日需要に対応できる「てまり・八重咲き」のオリジナルアジサイ品種作出を目標として、アジサイ研究会と共同研究を開始しました。

2020年から2021年にかけて、てまり・八重咲きの交配親として作出した系統を2021年に交配し、2022年に3,893系統を得ました。

2023年からアジサイ研究会と共同で花色、花型、木姿の良さが際立つ系統の選抜を開始しました。

2024年から2年間アジサイ研究会において現地適応性試験を行い、評価の高い1系統を選抜し、2026年3月に開発を完了しました。

 

3 今後の予定

 2027年4月中旬から出荷を開始し(約200鉢)、2032年には中部、関東、関西の花き市場に向けて3万鉢の出荷を予定しています。

 

 

4 関連説明

・アジサイ研究会加入者は38戸です。

・本県の令和5年産のアジサイ生産は、栽培面積975 a、出荷量136万鉢、産出額約11億円で全国1位です。県内の栽培延べ面積上位3市は、田原市(895a)、豊橋市(40a)、弥富市(15a)です。 

 [出典:令和5年産花き生産実績(愛知県農業水産局農政部園芸農産課)]

・アジサイの出荷時期は3~6月です。母の日需要に合わせた出荷には、温室を利用して栽培しています。

・アジサイは同じ品種でも栽培用土のpHとアルミニウムの吸収量により花色が赤系色や青系色に変わります。

 

5 参考資料

全国の鉢物アジサイ生産における栽培面積と出荷量の上位県

表1 栽培面積(令和5年産)
順位 栽培面積
1位 愛知県 975a
2位 群馬県 458a
3位 福岡県 348a

 

表2 出荷量(令和5年産)
順位 出荷量
1位 愛知県 1,356千鉢
2位 群馬県 274千鉢
3位 埼玉県 161千鉢

愛知県農林水産局農政部園芸農産課調べ

(各都道府県への任意での聞き取りによる調査)

 

アジサイ「ハイドラ愛知1号」の装飾花

写真:「ハイドラ愛知1号」の装飾花

 

 

このページに関する問合せ先

愛知県農業水産局農政部農業経営課
農業イノベーション推進室技術調整グループ
担当:濱頭、大野
電話:052-954-6410
内線:3667,3666                 
メール:nogyo-innovation@pref.aichi.lg.jp 

 

愛知県農業総合試験場
園芸研究部花き研究室
担当:服部、玉越
電話:0561-41-9518                
メール:nososi@pref.aichi.lg.jp