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消費者トラブル情報<あいちクリオ通信2024年6月号>2023年度消費生活相談の集計と分析
2024年6月27日(木曜日)発表
-消費者トラブル情報- <あいちクリオ通信>
愛知県及び市町村の消費生活相談窓口には、消費生活に関する様々な相談が寄せられています。
この「-消費者トラブル情報- <あいちクリオ通信>」では、消費者被害の未然防止を図ることを目的にその時々の具体的な相談事例を紹介し、消費者トラブルに対する注意を喚起しています。
6月号の概要
2023年度消費生活相談の集計と分析
~「美容医療」に関する相談件数が急増~
【2023年度消費生活相談概要】
~相談件数は減少、高齢者からの相談は増加傾向~
○ 愛知県及び市町村に寄せられた相談件数は44,619件(県:10,605件、市町村:34,014件)で、前年度に比べ、86件、0.2%減少しました。
○ 契約当事者の年代3区分別の相談件数を見ると、高齢者の相談は増加(4.6%増)しました。一方、一般と若者の相談は若干減少(若者1.0%減、一般3.0%減)しています。
○ 後述する「美容医療」に関する相談は、20歳代・30歳代を中心に急増しています。また、「定期購入」に関する相談は、50歳以上の年代を中心に依然として多く寄せられています。
○ 商品・サービス別では、「商品一般」(身に覚えのない商品が届いたという相談、架空請求の相談等)が4,279件で最も多く、以下、「化粧品」(3,189件)、「賃貸アパート」(1,582件)、「健康食品」(1,504件)、「工事・建築」(1,293件)の順となっています。
【2023年度の特徴的相談】
○「美容医療」に関する相談件数が急増
美容外科のカウンセリングで不安をあおられ、せかされて高額な契約をしてしまったなどの相談が472件と、前年度に比べ急増(145.8%増)しています。20歳代と30歳代の割合が全体の約6割を占めています。
○「定期購入」に関する相談件数が依然として多い
定期購入を申し込んだつもりがないのに、定期購入になっていたなどの相談が4,365件と、前年度に比べ減少(14.2%減)しているものの、依然として多く寄せられています。50歳以上の年代の割合が全体の約7割を占めています。
○「賃貸アパート」に関する相談件数が増加
賃貸アパートを退去する時に高額な修繕費を請求されたなどの相談が1,582件と、前年度に比べ増加(9.3%増)しています。20歳代と30歳代の割合が全体の約4割を占めています。
※ 2023年度消費生活相談の集計
愛知県及び市町村がPIO-NET(全国消費生活情報ネットワークシステム)に登録した相談データ
(2024年5月15日現在)に基づいています。
相談窓口
〇 消費者ホットライン Tel 188(いやや!)
身近な消費生活相談窓口につながります。
消費者トラブル情報-<あいちクリオ通信 2024年6月号>
このページに関する問合せ先
愛知県 県民文化局 県民生活部 県民生活課
消費生活相談・消費者教育グループ(消費生活相談窓口ではありません)
担当:中川、青木
電話:052-961-2111
内線:5031、5032
ダイヤルイン:052-954-6165
E-mail: kenminseikatsu@pref.aichi.lg.jp