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ジョルジュ・ブラック《水浴する女性と3つの果実》の寄贈について

ページID:0469278 掲載日:2023年6月15日更新 印刷ページ表示

この度、愛知県美術館は、名古屋市在住の個人からジョルジュ・ブラックの絵画《水浴する女性と3つの果実》(評価額5億円)の寄贈を受けました。この作品を、6月30日(金曜日)から愛知県美術館で開催する2023年度第2期コレクション展の中で初公開します。

1 作品詳細

(1)作家名  ジョルジュ・ブラック(1882年―1963年、フランス)

(2)作品名  水浴する女性と3つの果実

(3)制作年  1926年

(4)技法・材質  油彩・砂、画布

(5)寸法  100.0×81.2 cm

ジョルジュ・ブラックの水浴する女性と3つの果実の作品の画像です

2 2023年度第2期コレクション展(企画展「幻の愛知県博物館」と同時開催)

(1)開催期間

2023年6月30日(金曜日)から9月17日(日曜日)まで

※休館日は毎週月曜日(ただし7月17日(月曜日・祝日)は開館)、7月18日(火曜日)

 

(2)開館時間 

午前10時から午後6時まで(金曜日は午後8時まで)

入館は閉館30分前まで

 

(3)会場

愛知県美術館 

所在地 名古屋市東区東桜1-13-2 愛知芸術文化センター10階

電話 052-971-5511(代表)

 

(4)観覧料(愛知県美術館コレクション展)

一般 500(400)円、高校・大学生 300(240)円、中学生以下 無料

[( )内は20名以上の団体料金]

 ※コレクション展は、企画展「幻の愛知県博物館」のチケットでも御覧いただけます。

(ただし企画展最終日である8月27日(日曜日)まで)

 

 

<参考> 作家・作品について

 ジョルジュ・ブラック(1882年―1963年、フランス)は、20歳の1902年に画家の道を志し、1905年にはマティスをはじめとするフォーヴィスムの影響を受けました。その後1907年のセザンヌ回顧展に深い感銘を受け、対象を幾何学的で量感のある形へと還元した、キュビスムの先駆けとなる風景画を制作。1909年からピカソと協働してキュビスムを展開し、1912年には絵の具に砂やおがくずを混ぜてマチエール(材質感)を変化させたり、既成の壁紙などを貼り付けたりすることで、抽象化した画面に実体感を回復させました。1922年から、第一次世界大戦後のフランス文化の潮流であった「古典的秩序への回帰」を反映し、古代ギリシアの祭礼で果物などの供物を運んだ「カネフォロス」と呼ばれる女性像を繰り返し描いています。1926年の本作は、この連作の最後に位置付けられます。陰影の代わりにうねる曲線で人体の量感を暗示し、また鋭く屈折する直線によって身体の明暗を分けた表現には、静物画で培ったキュビスム的手法からの応用が見て取れます。

このページに関する問合せ先

愛知芸術文化センター愛知県美術館
電話:052-971-5511(代表)
内線:330、332

愛知県県民文化局文化部文化芸術課
振興第二グループ
電話:052-954-7476(ダイヤルイン)
内線:2537、2649
メール:bunka@pref.aichi.lg.jp