ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
現在地 ホーム > 組織からさがす > 海部県民事務所 > 令和7年度海部地方総合防災訓練の実施について

本文

令和7年度海部地方総合防災訓練の実施について

ページID:0588135 掲載日:2025年5月27日更新 印刷ページ表示

(R7)訓練ポスター 

 愛知県海部地域には、海抜ゼロメートル地帯が広がっており、過去幾多の水害を経験しています。 6月の出水期を迎えるに当たり、愛知県と関係市町村等が連携して、伊勢湾台風を超える大型台風(スーパー伊勢湾台風)の襲来と南海トラフ地震の発生を想定した海部地方総合防災訓練を下記のとおり実施しますので、お知らせします。

1 日時

令和7年(2025年)6月1日(日曜日)午前8時40分から午前11時30分まで

2 場所

国営木曽三川公園 東海広場(愛西市立田町福原地先)

3 参加機関及び参加者数

70機関 約700人

4 主催

・海部地方防災連絡会議
(愛知県防災会議の海部地域における地方組織。海部管内県機関、警察署及び7市町村で構成)
・海部地区水防事務組合
(津島市、愛西市、弥富市、あま市、大治町、蟹江町及び飛島村で構成される、水防を目的とした組合)

5 訓練のねらい

 愛知県のほか、海部地域7市町村(津島市、愛西市、弥富市、あま市、大治町、蟹江町及び飛島村)と防災関係機関等の参加協力の下、水防工法訓練(※1)と併せて総合的な防災訓練を実施することにより、大規模災害発生時における迅速かつ的確な応急活動に必要な協力体制の確立や、地域の連携を活かした防災力の強化を図るとともに、防災意識の高揚を図ることを目的とします。

※1 台風や大雨により堤防等に異常が生じた場合、緊急・応急的に実施される工事の訓練。

6 主な訓練の特色

(1)一般訓練(水害対応訓練)

ア 海部地域7市町村の水防団による水防工法訓練(9時10分~9時40分)

 改良積み土のう工(※2)、月の輪工(※3)、釜段工(※4)の3種類の水防工法訓練を実施します。また、地元中学生による土のう作り・土のう積み体験も実施します。

※2 堤防上端(天端)に杭を打ってシートを張り、土のうを数段積み上げる工法。
※3 つきのわこう。居住側斜面(裏法)に半円形に土のうを積む工法。
※4 かまだんこう。居住側斜面(裏法)先平地等に円形に積み土のうにする工法。

イ 内水排除・たん水防除訓練(9時10分~10時00分)

 台風による高潮や集中豪雨による浸水被害を防ぐための訓練と、排水ポンプ車を搬入し、たん水排除訓練と連動させた実動訓練を実施します。

(2)一般訓練(地震対応訓練)

ア 電力、電話などライフライン関係各社による訓練(9時30分~10時00分)
  応急電話架設、配電線応急復旧などを実施します。

イ 保健医療活動連携訓練(9時30分~10時00分)

 災害現場での負傷の程度による緊急治療と負傷者搬送の優先順位を決めるトリアージ訓練、発災時、市町村で開設する医療救護所の設置訓練、保健医療調整会議の運用訓練等を実施します。

(3)一般訓練(共通の訓練)

ア 炊出し(9時10分~10時10分)
  被災住民への食事供給のため、ハソリ(大釜)で、地元婦人会等及び中学生による「にゅうめん」の炊出しを実施します。

イ 災害ボランティアセンターの設置(9時10分~10時00分、10時10分~10時30分)
  海部地域のボランティアコーディネーターによる災害ボランティアセンター設置訓練等を実施します。

ウ 給水訓練(9時30分~9時35分)
  被災地域に飲料水を供給するため、給水車による給水を実施します。

(4)特別訓練(10時10分~10時55分)

 スーパー伊勢湾台風クラスの大型台風及び南海トラフ巨大地震の同時発生により、建物が倒壊して多数の傷病者が発生したとの想定で、海部地域5消防本部、津島・蟹江警察署、愛知県警察航空隊、名古屋市消防航空隊、陸上自衛隊、医師会、病院等の連携・合同による救助・救急・消火活動訓練を実施します。

ア 通行不能となった主要道路の瓦礫を地元建設業者が重機と人力で除去する道路啓開訓練を実施し、緊急道路を確保
イ 倒壊建物に閉じ込められた負傷者等の救出・救助訓練を実施
  この際、DMAT(※5)はクラッシュシンドローム(※6)疑いの要救助者に対し、輸液活動(※7)を実施
ウ 救出された負傷者にはトリアージ、応急処置を行い医療機関への搬送訓練を実施
エ ヘリコプターにより重症者を緊急搬送
オ 倒壊建物から発生した火災を消火

※5 ディーマット。厚生労働省が実施する専門的な研修や試験をクリアした医師、看護師及び業務調整員で構成される災害派遣医療チーム。
※6 圧挫症候群。長時間にわたり手足や臀部を圧迫され続け、その後解放されることで起こる病態。解放後、致死性不整脈を起こし死に至ることもある。
※7 点滴などの輸液を通じて行われる医療行為。ここでは、輸液を実施することで血液中の液体成分量を維持し、クラッシュシンドロームを予防するために実施される。

(5)啓発訓練

ア 地震体験車・煙体験(9時10分~10時10分)

 消防署の協力により地震体験車(なまず号)体験と火災時の安全な避難方法として煙道体験を実施します。

イ 陸上自衛隊、愛知県警の車両、装備品等を展示します。(9時10分~10時55分)

(6)その他訓練

交通統制、災害緊急放送等を実施します。

7 中止基準

 訓練当日の午前6時時点で、次の(1)から(8)の場合は訓練を中止します。

(1)尾張西部に大雨警報、暴風警報、洪水警報、高潮警報、大雨特別警報、暴風特別警報、高潮特別警報、波浪特別警報の気象予警報のいずれかが発表された場合
(2)木曽川中・下流、長良川下流、庄内川、新川及び日光川氾濫警戒情報が発表された場合
(3)「伊勢・三河湾」又は「愛知県外海」における津波警報又は大津波警報が発表された場合
(4)南海トラフ地震臨時情報が発表された場合
(5)全県又は県西部に震度5弱以上の地震が発生した場合
(6)小規模、相当規模若しくは大規模な災害が発生する恐れがあるとき、又は小規模、相当規模若しくは大規模な災害が発生した場合
(7)北朝鮮による弾道ミサイルとみられる飛翔体の発射情報がJアラートにより愛知県に伝達され、かつ県内の一部又は全域に相当規模の災害が発生した場合又は発生するおそれがある場合
(8)東海広場が降雨等により使用できない場合

 

8 取材について

(1)当日、受付にてご記帳ください。事前の連絡等は不要です。
(2)腕章の着用をお願いします。
(3)駐車場では係員の誘導に従ってください。駐車券は不要です。

9 中止についての当日の確認手段(緊急連絡先)

 訓練当日の午前6時30分以降、海部県民事務所Webページにて掲載しますので、御確認ください。また、職員を配置していますので、電話でも確認可能です。

〇お問い合わせ先

WebページURL

  https://www.pref.aichi.jp/soshiki/ama/

問合せ電話番号

  0567ー24ー2125(ダイヤルイン)

10 参考

〇近年の訓練実施状況

年 度

開催日

開催場所

2024年度

2024年6月2日(日曜日)

国営木曽三川公園 東海広場

2023年度(※8)

2023年5月21日(日曜日)

国営木曽三川公園 東海広場

2022年度(※9)

2022年6月5日(日曜日)

国営木曽三川公園 東海広場

2021年度(※10)

中 止

2020年度(※10)

中 止

※8 国(国土交通省中部地方整備局)と共催。

※9 新型コロナ感染症の影響で縮小開催。

※10 新型コロナ感染症の影響で中止。

参考資料

このページに関する問合せ先

愛知県海部県民事務所
県民防災安全課防災安全グループ

担 当:肥田、住田、石田
電話:0567-24-2125(ダイヤルイン)
メール:ama@pref.aichi.lg.jp

Adobe Reader
PDF形式のファイルをご覧いただく場合には、Adobe社が提供するAdobe Readerが必要です。
Adobe Readerをお持ちでない方は、バナーのリンク先からダウンロードしてください。(無料)