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知の拠点あいち重点研究プロジェクトIV期 成果普及セミナー「音と画像で見守る繊維工場 〜自動検査と異常検知の最前線〜」の参加者を募集します

ページID:20250902 掲載日:2025年9月2日更新 印刷ページ表示
8 働きがいも経済成長も9 産業と技術革新の基盤をつくろう

​ 愛知県では、知の拠点あいち重点研究プロジェクト※1で生まれた様々な技術や試作品等の開発成果(以下「成果」という。)の普及や技術移転、成果を活用した企業の製品開発支援などを行っています。
​ 「知の拠点あいち重点研究プロジェクトIV期(2022年度~2024年度)」の「プロジェクト DX※2」で実施した研究テーマのうち、「繊維産業に於けるAI自動検査システムの構築に関する研究開発※3」では、付加価値の高い繊維製品を高効率に生産するため、製品(反物)の自動検査に関する技術開発に取り組み、人の目に頼らずに繊維製品の検査が可能な自動検査装置※4を開発しました。
 この度、本研究テーマにおける成果や最新の研究開発動向などを紹介するセミナーの参加者を募集しますので、お知らせします。
​ 参加費は無料です。多くの皆様の参加をお待ちしています。

1  日時

2025年9月30日(火曜日)午後1時30分から午後4時まで

(受付開始:午後1時)

2  場所

​​あいち産業科学技術総合センター尾張繊維技術センター 3号館4階技術研修室

一宮市大和(やまと)町馬引(まびき)字宮浦(みやうら)35    電話:0586-45-7871(代表)

3  内容(チラシ [PDFファイル/280KB])

 

時間

内容

13時30分~15時

技術紹介
「織機動作音解析と異常検知のための音響信号処理」
​国立大学法人 名古屋工業大学
​准教授 酒向 慎司(さこう しんじ) 氏

15時~15時30分

取組紹介
「繊維工場における自動検査装置の実装」
​国島(くにしま)株式会社
​取締役 工場長 山田 治広(やまだ はるひろ) 氏

15時30分~16時

見学会

4  対象

 研究開発に取り組む企業の方々をはじめ、どなたでも参加できます。

5  定員​

30名 (申込先着順)

6  参加費​

無料

7  申込方法

 次のいずれかの方法により、お申込みください。
 ​※申込時点で定員に達していた場合は、電話又はメールにてお断りの連絡をします。

(1)Webページ
​ 以下のURL又は二次元コードから尾張繊維技術センターのWebページにアクセスし、「知の拠点あいち重点研究プロジェクトIV期成果普及セミナー」の申込フォームに従って御記入ください。
​ 申込後に自動返信メールにて確認メールを送信します。

URL:https://www.aichi-inst.jp/owari/other/seminar/

二次元コード

(2)メール
​ 件名を「知の拠点あいち重点研究プロジェクトIV期成果普及セミナー 参加申込」とし、企業名、所在地、所属、氏名、電話番号、メールアドレスを御記入の上、「10 申込み・問合せ先」までお送りください。

(3)FAX
 参加申込書に必要事項を記入し、「10 申込み・問合せ先」までお送りください。参加申込書は尾張繊維技術センターのWebページからダウンロードできます。

URL:https://www.aichi-inst.jp/owari/other/seminar/

8  申込期限

2025年9月29日(月曜日) 午後5時まで
​ ※申込期限前でも定員になり次第締め切ります。その際は、尾張繊維技術センターのWebページでお知らせします。

URL:https://www.aichi-inst.jp/owari/other/seminar/

9  主催

愛知県、公益財団法人尾州ファッションデザインセンター、愛知県繊維振興協会

10  申込み・問合せ先

​​あいち産業科学技術総合センター尾張繊維技術センター 機能加工室
担当:河瀬、酒井
​電話:0586-45-7871
FAX:0586-45-0509
​メール:owari-seminar@aichi-inst.jp

【用語説明】

※1 知の拠点あいち重点研究プロジェクト
  付加価値の高いモノづくりを支援する研究開発拠点「知の拠点あいち」を中核に大学等の研究シーズを活用したオープンイノベーションにより、県内主要産業が有する課題を解決し、新技術の開発・実用化や新たなサービスの提供を目指す産学行政の共同研究開発プロジェクト。2011年度から2015年度まで「重点研究プロジェクトI期」、2016年度から2018年度まで「重点研究プロジェクトII期」、2019年度から2021年度まで「重点研究プロジェクトIII期」、2022年度から2024年度まで「重点研究プロジェクトIV期」を実施し、2025年度から「重点研究プロジェクトV期」を実施している。

「重点研究プロジェクトIV期」の概要

実施期間

2022年度から2024年度まで

参画機関

16大学 7研究開発機関等 88社(うち中小企業59社)

プロジェクト名

・プロジェクトCore Industry
・プロジェクトDX
・プロジェクトSDGs


※2 プロジェクトDX

概要

第4次産業革命をもたらすデジタル・トランスフォーメーション(DX)の加速に資する技術開発に取り組みます。

研究テーマ

【分野】デジタルテクノロジー・ICT
D1 モノづくり現場の試作レス化 /DXを加速するトライボCAE開発
D2 DXと小型工作機械が織り成す機械加工工場の省エネ改革
D3 MIをローカルに活用した生産プロセスのデジタル革新
D4 IT・AI技術を結集したスマートホスピタルの実現

【分野】ロボティクス
D5 繊維産業に於けるAI自動検査システムの構築に関する研究開発
D6 〈弱いロボット〉概念に基づく学習環境のデザインと社会実装
D7 愛知農業を維持継続するための農作業軽労化汎用機械の開発と普及

【分野】自動車・航空宇宙等機械システム(ソフト)
D8 自動運転技術のスマートシティへの応用
D9 自動運転サービスを実現する安全性確保技術の開発と実証

参画機関

7大学 4研究開発機関等 30社(うち中小企業19社)


※3  繊維産業に於けるAI自動検査システムの構築に関する研究開発

研究リーダー

​名古屋工業大学 准教授 坂上 文彦(さかうえ ふみひこ) 氏

事業化リーダー

国島株式会社 伊藤 核太郎(いとう かくたろう) 氏

内容

本開発では、高効率かつ付加価値の高い繊維製品を生産するため、製品(反物)の自動検査に関する技術開発を実施し、人の目に頼らずに繊維製品の検査が可能な自動検査装置を開発しました。

参加機関

〔企業〕
国島株式会社(一宮市)、有限会社若林(一宮市)
〔大学〕
名古屋工業大学
〔公的研究機関〕
あいち産業科学技術総合センター、公益財団法人科学技術交流財団

【太字は今回講演の講師】

※4 自動検査装

 繊維産業は愛知県における主要産業の一つで、繊維製品はアパレル産業、インテリア産業など多岐にわたり利用されています。繊維産業をさらに発展させていくためには、生産の効率化だけでなく、より付加価値の高い製品を生産するための技術を確立する必要があります。繊維製品はその構造および製品の多様性から製品(反物)検査には熟練技術が必要で、ほぼ全ての繊維工場において作業者による目視により行われています。人の目に頼る製品検査は作業量に上限があり、検査精度の個人差など不確定要素を多く含みます。生産の大幅な効率化・製品の高品質化のためには、AIと画像処理を利用した自動化等が強く望まれています。
​ 本研究では、照明位置・カメラ位置を自由に調整可能な装置を試作し、8000枚以上の繊維製品(スーツ用ウール生地)を撮影して、傷の有無とその位置(印)を含む大規模画像データベースを作成しました。次に大規模画像データベースに基づき傷の特徴をAIに学習させることにより、検査したい繊維に傷があるかどうか自動判定するシステム「自動検査装置」を開発しました(写真)。本装置の導入により繊維製品の信頼性向上と生産の大幅な効率化が期待できます。

自動検査装置

このページに関する問合せ先

あいち産業科学技術総合センター尾張繊維技術センター 機能加工室
​担当:河瀬、酒井
​電話:0586-45-7871
​FAX:0586-45-0509
​メール:owari-seminar@aichi-inst.jp

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