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【知事会見】【あいち農業イノベーションプロジェクト】 「現場フィールド活用型イノベーション推進事業」に係るスタートアップ等からの技術提案の公募について

ページID:0545450 掲載日:2024年9月18日更新 印刷ページ表示
2 飢餓をゼロに9 産業と技術革新の基盤をつくろう

 愛知県では、2018年に策定した「Aichi-Startup戦略」に基づき、「STATION Aiプロジェクト」を推進しています。この「STATION Aiプロジェクト」の一環として、2021年度から、愛知県農業総合試験場(長久手市)や大学が有する技術、フィールド、ノウハウとスタートアップ等のアイデアや技術を活用した共同研究体制の強化を図り、農業分野におけるイノベーション創出を目指す「あいち農業イノベーションプロジェクト」を進めており、現在、「研究開発型」として共同研究開発に取組んでいます。

 2024年度からは新たな取組として、地域の実情に精通した県の普及指導員が、スタートアップ等と産地を結び、現場の「ほ場」で既存技術の応用や機器の改良、アプリの開発などにより、課題解決のために必要な新技術の迅速な導入を目指す「現場フィールド活用型」のイノベーション創出に向けた事業を開始しました。

 この度、生産現場で課題解決を目指す5つのテーマについて、スタートアップ等からの技術提案を募集しますので、是非、御応募ください。

1 募集内容等

 (1)~(3)を満たす技術提案を募集します。

(1)解決を目指す5つのテーマ

 下表に示す5つのテーマのいずれかを解決する技術提案であること。募集はテーマごとに行いますので、提案者の有する技術的シーズ等を踏まえて御応募ください。

 なお、テーマの詳細は「7 関係書類」に掲載した「テーマの詳細」も確認してください。

5つのテーマ
【テーマ1】ハウス内環境と植物生長の見える化
作目 施設園芸
現場の声 あぐりログ(※)のデータの見方がわからない。収量品質にどうつながるのか
想定される取組 取得した環境データと生育データをリアルタイムで解析し、最適な栽培管理を促すアプリ
【テーマ2】IoTを活用したノンストレス樹体管理
作目 果樹(ハウスミカン・イチジク)
現場の声 果樹は水のやりすぎもよくないが、しおれてもよくない。加減がわからない
想定される取組 安価なIoT端末による環境モニタリングと画像データに基づくかん水制御ツール
【テーマ3】イネカメムシを制するアラートシステム
作目 水稲
現場の声 イネカメムシが大発生しているらしい。こっちに来るのか、いつ防除したらいいのか
想定される取組 県内各地の発生状況をリアルタイムに可視化し対策につなげるアプリ
【テーマ4】IPM(農薬に頼らない防除)技術を推進するアタッチメント
作目 施設花き(バラ)
現場の声 UV-Bランプは病害対策に効果があったが、葉が縮れたのが気になって使いにくい
想定される取組 UV-Bランプに取り付け易く安価な減光カバーの開発・改良
【テーマ5】作業負荷を軽減するアタッチメント
作目 施設野菜(キュウリ)
現場の声 キュウリのつるの誘引作業で両腕を上げるのが辛い。時間も人手もかかる
想定される取組 安価で使い勝手のよい誘引器具(つる下げ器具)の開発・改良

※県が民間企業と共同で開発した環境モニタリングサービス。施設内の温度、湿度・飽差、CO2などをパソコンやスマートフォンなどの機器を通してリアルタイムで確認できる。

(2)技術開発期間

 農業イノベーションの創出に向けて、生産現場において、応募する提案に基づく機器・アプリ等の導入・改良に、最長3年間、県とともに取り組む技術提案であること。

 なお、採択された事業者に2024年度に実施していただく主な取組は、以下のとおりです。

 ・機器・アプリ等の導入・改良に向けた「事業プランの作成」

 ・事業プランに基づく「予備試験・試作等の実施」

(3)開発経費

 2024年度の取組に対する経費の支援は1,000千円以内とします。

 なお、2025、2026年度の取組に要する予定経費についても応募資料に記載していただき、「5 技術提案の選定」にて審査します。

 

2 応募資格

 愛知県の生産者等に対して開発した機器・アプリ等を供給できるスタートアップ等とします。

 ※その他、詳細な資格要件は「8 関係書類」に掲載した「募集要項」を御確認ください。

 

3 応募方法等

(1)技術提案書類の提出

 県Webページに掲載する「募集要項※」を確認の上、技術提案書類一式を作成し、期限までに提出してください。

 ※ 募集要項や技術提案書類の様式などは県Webページからダウンロードいただけます。

   https://www.pref.aichi.jp/soshiki/nogyo-keiei/2024genba-inoveitaku2.html

 

(2)提出期限

 2024年10月10日(木曜日)午後5時(必着)

(3)提出方法

 技術提案書類を期限までに以下へ電子メールにより提出してください。

宛先

 North Star Metric株式会社(※)

 担当:杉村

 電子メール:sugimura@northstarmetric.co.jp

 ・メールの件名は、「『現場フィールド活用型イノベーション推進事業』技術提案書類」としてください。

 ※本事業の事務局を県がNorth Star Metric株式会社に業務委託しています。

4 公募に係る説明会

 応募希望者を対象に、以下により説明会を開催します。なお、説明会への参加は応募要件ではありませんが、欠席により不利益を受けても県はその責任を負いません。

(1)日時

 2024年9月24日(火曜日) 午前10時から

(2)方法

 オンライン開催(Microsoft Teamsを使用)

(3)参加申込

 参加申込は電子メールで受け付けます。申込みいただいた方へ、オンライン会議のURLや注意事項等を電子メールで送付します。

申込期限

 2024年9月20日(金曜日)午後5時まで

宛先

 North Star Metric株式会社

 担当:杉村

 電子メール:sugimura@northstarmetric.co.jp

 ・メールの件名は「現場フィールド活用型イノベーション推進事業説明会参加」としてください。

 ・メールの本文中には次のア~ウを記載してください。

  ア)貴社(団体)名

  イ)参加者氏名(複数人いる場合は、全員分)

  ウ)連絡先(電話番号、電子メールアドレス)

5 技術提案の選定

 御応募いただいた技術提案は、県及び県が指名する有識者等により組織する審査会にて実現可能性などの観点から審査し、各テーマ1件(合計5件)を採択します。

 採択後は速やかに事業プランの作成や予備試験・試作等に取り組んでいただきます。

 なお、上記の取組にあたり、県はプラン検討や生産現場における試験等の実施に係る生産者等との調整について支援します。

6 実施スケジュール

 2024年9月18日(水曜日)技術提案募集開始

 2024年9月24日(火曜日)説明会

 2024年10月10日(木曜日)提案募集の締切

 2024年10月下旬 候補者の選定

 2024年10月下旬以降 事業プランの作成及び事業プランに基づく機器・アプリ等の導入・改良に向けた「予備試験・試作等」の実施

 2025年3月 実績報告書の提出

 2025年4月以降 事業プランに基づく機器・アプリ等の導入・改良の継続

7 問合せ先

事業内容及び説明会について

 愛知県農業水産局農政部農業経営課

 普及・営農グループ(担当:森、後藤)

 電話:052-954-6412(ダイヤルイン) ※土日祝日を除く、午前9時~午後5時

技術提案の応募方法について

 North Star Metric株式会社(担当:大場、杉村)

 電子メール:sugimura@northstarmetric.co.jp

このページに関する問合せ先

愛知県農業水産局農政部農業経営課
普及・営農グループ
担当:森、後藤
電話:052-954-6412
内線:3663、3671
メール:nogyo-keiei@pref.aichi.lg.jp

愛知県農業水産局農政部農業経営課農業イノベーション推進室
イノベーション推進グループ
担当:市川、久米
電話:052-954-6413
内線:3673、3670
メール:nogyo-innovation@pref.aichi.lg.jp